Material 3 のアップデート
Material 3
3.10 リリース以降、Flutter のデフォルトは Material 3 となりました。
Opt-in の変更
3.16 以前では、useMaterial3
テーマフラグで変更が可能でしたが、デフォルトで有効化されました。
手動の移行が必要
一部のウィジェットは新しい実装が必要で、例えば NavigationBar などがあります。
カラースキーム
Material 3 コンポーネントの外観は主に ThemeData.colorScheme
と ThemeData.textTheme
によって決定されます。ColorScheme.fromSeed()
を使用してカラースキームを作成します。
コンポーネントテーマ
ThemeData.segmentedButtonTheme
などのコンポーネントテーマを使用して Material 3 コンポーネントの外観をカスタマイズします。
モーションと UI の改善
Material 3 モーション
Easing および Durations クラスが追加されました。Material 2 の曲線は「legacy」を含めて改名され、将来的には非推奨となります。
その他のアップデート
テキストスケーラー
Android 14 の非線形フォントスケーリング機能をサポートするための TextScaler クラスが導入されました。
SelectionArea の更新
Flutter の SelectionArea がネイティブジェスチャーをサポートし、シングルクリックやダブルクリックなどが使用可能になりました。
メニューアイテムの改善
メニューアイテムを使用する際のフォーカス変更が改善され、特に iOS および macOS プラットフォームでショートカットの自動並び替えが実装されました。
MatrixTransition アニメーション
MatrixTransition ウィジェットが導入され、アニメーション値に基づいて子ウィジェットにマトリックス変換を適用できるようになりました。
PaintPattern 追加
flutter_test パッケージに PaintPattern クラスが追加され、ウィジェットがキャンバスに描画した内容を検証するために使用できます。
スクロールのアップデート
初期の2次元スクロールファンデーションのリリースからのアップデートで、KeepAlive ウィジェットのサポートやデフォルトのフォーカストラバーサル、暗黙のスクロールサポートが追加されました。2Dスクロールウィジェットはこれを自動的に採用します。