flutter build ipaについて
Flutterフレームワークを使用してiOSアプリをビルドするためのコマンドです。 ipa
はiOSアプリケーションのアーカイブファイルであり、アプリケーションをデバイスにインストールするために使用されます。
このコマンドを実行すると、Flutterアプリケーションのビルドプロセスが開始され、Xcodeプロジェクトが自動的に生成されます。その後、Xcodeのビルドシステムを使用して、アプリケーションがビルドされ、最終的に ipa
ファイルが生成されます。
この記事で紹介するエラー
Error (Xcode): Signing for "gRPC-C++-gRPCCertificates-Cpp" requires a development team. Select a development team in the Signing & Capabilities editor.
このエラーは、Xcodeプロジェクトの “Signing & Capabilities” 設定で、アプリケーションを署名するための開発チームが選択されていないために発生します。アプリケーションは、署名されていないとApp Storeにアップロードできないため、このエラーはXcodeのビルドプロセスを中断します。
Podfileを修正しよう
修正は簡単です。
Podfileを開いて以下を書き換えます。
post_install do |installer|
installer.pods_project.targets.each do |target|
flutter_additional_ios_build_settings(target)
end
end
↓
post_install do |installer|
installer.pods_project.targets.each do |target|
flutter_additional_ios_build_settings(target)
target.build_configurations.each do |config|
config.build_settings['DEVELOPMENT_TEAM'] = 'チームID'
end
end
end
このように修正します。
DEVELOPMENT_TEAM
の値は、Apple Developer Centerの Membership
セクションで確認することもできます。Apple Developer Centerにログインし、 Membership
タブを選択して、Your Membership
セクションの下にある Team ID
を確認します。
DEVELOPMENT_TEAM
は、アプリケーションの署名に使用されるため、正しい値が設定されていることが重要です。Xcodeプロジェクトに DEVELOPMENT_TEAM
が設定されていない場合、アプリケーションのビルドや署名に関するエラーが発生する可能性があります。