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鉢は見た目で選べます。受け皿は選べません。サイズが合っていないと水があふれるだけなので、正解がひとつしかない。それなのに私は鉢を先に買って、受け皿を後から探すというやり方を2回やって、2回とも失敗しました。フローリングに輪染みを作って、賃貸なのに、と青くなったのが去年の12月です。今は鉢と受け皿がセットになっているものを買うようにしています。その理由と、サイズを決める順番の話を書きます。
受け皿を後回しにして、床に輪染みを作った
最初にやった失敗はこうです。ホームセンターで8号鉢のドラセナを買って、受け皿はあとで買えばいいと思って帰りました。その日の夜に水をやったら、鉢底から出た水がフローリングに直接落ちる。慌てて台所からボウルを持ってきて敷きました。
翌週、100円ショップで直径15cmの受け皿を買ってきて敷いたんですが、これが小さかった。8号鉢は直径24cmです。鉢の底は少し細くなっているので一応載るものの、水は鉢底の縁に沿って外側に垂れます。皿に落ちない。3週間ほどそのまま水をやり続けて、気づいたら鉢の周りに直径30cmくらいの薄い輪染みができていました。
ワックスをかけ直して目立たなくはなりましたが、退去時に何か言われるかもしれないと今でも思っています。受け皿は鉢を買うときに一緒に決める。これが一番の教訓でした。
1号=3cmを知らずに鉢を買っていた
そもそも私は、鉢の「号」が何を指しているか知らないまま買っていました。1号がおよそ3cm、つまり6号鉢なら直径18cm、8号鉢なら24cmです。植物のサイズ表記に慣れていないと、6号と8号の差が6cmもあることに気づきません。
この6cmが室内だと効きます。うちのテレビ台の横に空いているスペースは、実測で幅26cmでした。8号鉢は直径24cmなので、置くと隙間が1cmずつ。掃除機のノズルが入りません。6号なら18cmで、両側に4cmずつ余ります。この差で、掃除のしやすさがまったく違いました。
ちなみに、うちにある鉢を全部測って表計算ソフトに入れてみたら、思っていたよりバラバラでした。同じ「6号」と書かれていても、実測の口径が17.5cmのものと19cmのものがある。メーカーによって基準が少し違うようです。受け皿を通販で買うときは、この1cm強のずれが効いてくるので、余裕を持たせた直径にしておくほうが安全でした。
それと、号数は鉢の口の直径です。高さは含まれていません。同じ6号でも、浅い鉢と深い鉢では土の量が倍近く違います。土が多いと乾くのが遅くなるので、水やりの間隔も変わる。私はこれを知らずに深い6号鉢を買って、いつまでも土が湿っている状態にしていました。
受け皿は、鉢底ではなく鉢の最大径で選ぶ
受け皿選びで私が間違えていたのは、鉢の底の直径で考えていたことです。多くの鉢は上に向かって広がっているので、底径は口径より小さい。底に合わせて皿を買うと、載りはします。でも水は鉢の外周から垂れるので、皿の外に落ちます。
だから受け皿は、鉢の一番太いところと同じか、それより大きい直径にしておくのが安全です。私は今、鉢の口径プラス2cmを目安にしています。8号鉢なら26cm以上の皿。これでやっと水が皿に収まりました。
もうひとつ、皿の深さも見たほうがいいです。浅い皿だと、勢いよく水をやったときに跳ねます。うちで使っていた深さ1cmの皿は、水やりのたびに床に水滴が飛んでいました。今は深さ2〜3cmのものを使っています。ただし深い皿は水が溜まったままになりやすいので、水やりのあとに捨てる手間はセットです。
結局、セットになっているものを買った
2回失敗して、鉢と受け皿がセットで売られているものを買いました。アートストーンというシリーズのMサイズで、鉢と受け皿のセットで2,860円ほどです。石のような質感のプラスチック鉢で、色はナチュラルな白っぽいベージュを選びました。
手元でメジャーを当てたら、鉢の口径がおよそ18.5cm、高さがおよそ17cm。6号鉢相当です。受け皿は最初から鉢に合う直径で作られているので、当たり前ですが水があふれません。当たり前のことが当たり前に起きるのが、こんなに気楽だと思いませんでした。
一番助かったのは軽さです。プラスチックなので、鉢だけなら片手で持てます。土を入れて植物を植えた状態でも、うちのシェフレラで測ったら3.2kgでした。同じサイズの陶器鉢だと、鉢だけで2kg以上あるものもあります。掃除機をかけるときに片手でどかせるかどうかは、毎週のことなので効いてきます。
3ヶ月使って気になっているところ
不満もあります。まず、軽いぶん倒れやすい。うちのシェフレラは上に葉が広がっているので、重心が高くて、子どもが寝返りで足をぶつけたときに一度ぐらつきました。今は鉢の底に園芸用の砂利を2cmほど敷いて、重さを足しています。この対策をするなら、そもそも重い鉢を買うのと変わらない気もします。
それと、石調の表面は見た目がいい反面、細かい凹凸にホコリが溜まります。うちは3週間くらいで表面が白っぽくなってきました。濡らした布で拭けば落ちますが、つるっとした鉢よりは手間です。
受け皿のほうは、透明ではないので水の残りが上から見えません。私は水やりのあと、指を入れて確認しています。透明な受け皿を別に使っていたときは、残りが一目で分かって楽でした。見た目を取るか、確認のしやすさを取るかの選択だと思います。
鉢カバーで済ませようとして、余計に面倒になった
途中で一度、鉢カバーという逃げ道を試しました。買ってきたときのビニールポットのまま、見た目のいい筒に入れてしまう方法です。受け皿がいらなくなると思ったんですよね。実際、多くの鉢カバーは底に穴がないので、そのまま水を受けてくれます。
これが期待したほど楽ではありませんでした。カバーの底に水が溜まっているかどうかが、上から見えないんです。ポットを持ち上げないと確認できない。私は2週間ほど気づかずに、カバーの底に水が2cmくらい溜まった状態を作りました。抜いてみたら、ビニールポットの底が水に浸かりっぱなしで、根の先が黒くなっていました。
今は、鉢カバーを使うなら中に受け皿を1枚敷いて、水やりのあとに必ずポットごと持ち上げて確認する、というやり方にしています。結局ひと手間増えているので、私は素直に鉢と受け皿のセットに戻しました。カバーは見た目を揃えたいときの選択肢で、手間を減らす道具ではなかったです。
サイズを決める順番
今の私は、この順番で決めています。置く場所の幅を測る、そこから鉢の直径の上限を決める、その号数に合う受け皿を確認する、最後に植物を選ぶ。植物が最後です。順番が逆だと、私のように床に染みを作ります。
置き場所の幅は、鉢の直径ちょうどではなく、左右に5cmずつ余裕を見ておくと後が楽です。掃除のときにどかせるし、鉢を回して向きを変えることもできる。植物は光のほうに傾くので、うちは月に1回、鉢を180度回しています。壁にぴったりくっつけていると、これができません。
それと、これから買う人に言うなら、受け皿は2枚買っておくといいと思います。1枚は鉢の下、もう1枚は洗い替え用。うちは受け皿の内側に水垢と土のカスが溜まって、鉢をどかさないと洗えないのが地味に面倒でした。予備があれば、汚れた皿は流しに持っていって、その間に新しい皿を敷けます。300円くらいの追加でストレスが減りました。
この記事は植物まわりの個別記事です。枯らしながら何が残ったかは家に植物を置いた|枯らしながら残ったもので振り返っています。

