車のホルダー|運転中の置き場所

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車にスマホホルダーを付けたのは、5月に助手席の足元でスマホを踏んだからです。ナビ代わりに使っていたものを、荷物を降ろすときに助手席へ放り投げて、そのまま忘れた。翌朝、乗り込むときに踵で踏みました。ケースのおかげで割れませんでしたが、あれで諦めがつきました。

買ったのはエアコンの吹き出し口に挟むタイプで、699円。安いものです。3ヶ月使って、良かった点と、はっきり困っている点が出てきたので書きます。先に言っておくと、運転中に画面を触る前提の話は一切しません。そこは法律の話なので、置き場所と視線の話だけです。

吹き出し口タイプを選んだのは、視界を塞がないからだった

車載ホルダーの取り付け場所は、大きく分けて3つあります。フロントガラス、ダッシュボードの上、エアコンの吹き出し口。

フロントガラスへの吸盤式は、最初に候補から外しました。調べてみると、フロントガラスに貼り付けてよいものは保安基準で決まっていて、それ以外のものを貼るのは認められていないとされています。車検で指摘される可能性があるという説明も見かけました。実際に取り締まられるかどうかは別として、わざわざグレーな方を選ぶ理由がない。

ダッシュボードの上は、うちの車だと角度が悪かった。ダッシュボードが手前に傾いているので、粘着ベースを貼っても画面が上を向きすぎる。それと、夏の直射日光で粘着が緩むという話をよく見ます。1回貼ったら跡が残るのも気になりました。

残ったのが吹き出し口です。決め手は視界で、送風口の高さは視線より下なので、前方の視界にほとんど入らない。それと、跡が残らない。賃貸暮らしの癖なのか、私は元に戻せる取り付け方を選びがちです。

699円のホルダーで足りたところ

買ったのは、吹き出し口の羽根に挟むクリップ式のホルダーです。mitasのもので、699円。爪でスマホの左右を挟む機構で、機種を選ばないタイプでした。

使ってみて良かったのは、取り付けが本当に一瞬なところです。クリップを羽根に押し込んで、後ろのネジを軽く締めるだけ。10秒で終わります。乗り換えのときにも工具なしで外せる。

それと、夏場は冷風が当たるので端末が熱くなりにくい。ナビを長時間表示していると発熱で画面が暗くなることがあるんですが、8月に2時間ほど高速を走ったときも、それは起きませんでした。エアコンを付けていたからだと思います。

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ただ、不満のほうもはっきりしています。

まず、羽根への負担です。うちの車のエアコンの羽根は薄いプラスチックで、そこに250gのスマホをぶら下げる形になる。3ヶ月で、取り付けている段の羽根だけ角度が下がってきました。折れてはいませんが、明らかに他の段より垂れています。羽根が細い車や、高級車で内装が凝っている車では、私ならやめておきます。

次に、冬の温風。まだ本格的に冬を越していないので断定はしませんが、暖房を入れれば当然そこから温風が出ます。端末を温めながら使うのは電池によくないとされているので、冬は別の場所に移すことになりそうです。夏に最適な場所は冬に最悪、というのは買う前に想像しておくべきでした。

3つ目が振動です。羽根1枚で支えているので、路面の段差でスマホが上下に揺れます。走行中の画面は見づらいし、悪路では外れそうな不安がある。今のところ落ちたことはありませんが、砂利道を走った日は音がしていました。

取り付ける前に測っておくべきだった2つの寸法

買ってから「先に測っておけば」と思ったことが2つあります。

1つは、吹き出し口の羽根の向きです。うちの車の助手席側の吹き出し口は羽根が横向きで、そこに挟むと問題なく固定できました。ところが運転席の右端にある吹き出し口は羽根が縦向きで、同じクリップでは挟めない。ホルダーの説明には「横向きの羽根に対応」と小さく書いてありましたが、私は読んでいませんでした。結果として、付けられる場所が最初から1箇所しかなかったことになります。

もう1つが、スマホの幅です。爪で挟むタイプには対応幅の表記があって、うちのものは6cmから9cm弱まででした。ケースを付けた状態のiPhoneが実測で約7.8cmなので余裕はあったんですが、これがもし手帳型のケースだったら入りません。妻のAndroidを載せようとして、蓋を開いたまま挟むことになり、結局諦めました。ホルダーの対応幅は、端末ではなくケース込みで測る。当たり前ですが、私は端末の公称サイズだけ見て注文しています。

マグネット式と挟み込み式、うちの結論

スマホを固定する方式にも2種類あります。爪で挟むタイプと、磁石でくっつけるタイプ。

私が買ったのは挟むタイプでした。理由は、ケースを選ばないからです。磁石式は背面に金属プレートを貼るか、磁石内蔵のケースを使うことになる。うちはストラップ用のプレートを挟んでいる関係で、背面にもう1枚何かを足すのは避けたかった。

ただ、片手での着脱は磁石式のほうが明らかに楽だと思います。挟むタイプは、外すときにボタンを押して爪を開く必要があって、両手が要る場面がある。子どもを抱いて乗り降りする状況だと、この差は小さくない。次に買い替えるなら、磁石式と、ケースを磁石対応のものにするのをセットで検討します。

一方で、磁石式は保持力が製品でかなり違うようです。強力をうたっていても、大画面の端末を段差で保持できるかは実物次第だという書き方をしているレビューを複数見ました。私は試していないので、ここは断定しません。

子どもを乗せるようになって、置き場所の意味が変わった

ホルダーを買ったときは、自分のためでした。今は少し違います。

チャイルドシートは後部座席に付けています。運転中、後ろから声が聞こえないと不安になる場面があるんですが、だからといって振り返るわけにはいかない。妻が同乗しているときは妻が見ますが、私と子どもの2人のときは、そもそも運転中に何もできません。

この状況で私がやっているのは、出発前に全部済ませておくことです。行き先の設定、音楽の選択、通知のオフ。走り出したら触らない。当たり前のことなんですが、ホルダーがあると「ちょっとだけなら」と思ってしまう瞬間があるんですよね。実際、6月に一度、信号待ちで通知を見ようとして手を伸ばしかけて、やめました。

だからホルダーの役割は、私の中では「操作するため」ではなく置き場所を固定して、探さなくて済むようにするためになっています。助手席に放り投げていた頃は、赤信号のたびに「どこに置いたか」を考えていた。その思考が消えたのが一番の効果でした。

699円をどう評価するか

3ヶ月で、エアコンの羽根が1枚垂れました。冬になったら移設する必要がありそうです。それでも、この買い物は良かったと思っています。

理由は、699円で自分に合う取り付け位置が分かったからです。もし最初に3,000円台の磁石式を買っていたら、羽根の負担に気づいた時点で乗り換えづらかった。安いもので場所と方式を確かめて、合うと分かってから良いものに移る。ケースのときと同じ順番になりました。

次は、CDスロットに挿すタイプか、シフトレバーの横に置く台のどちらかを見ています。どちらも視界を塞がず、エアコンの羽根に負担をかけない。ただ、うちの車にCDスロットが付いているかどうかを、まだ確認していません。3ヶ月使ってこれなので、あまり真面目に探していないとも言えます。

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最後にひとつだけ。ホルダーを付けてから、車内でスマホを落とすことがなくなった代わりに、降りるときにホルダーへ挿したまま忘れることが増えました。真夏の駐車場に、日の当たる車内でスマホを2時間放置したことが1回あります。戻ったら端末が熱くて、高温警告の画面が出ていました。幸い、しばらく冷やしたら普通に動きましたが、あれは電池に良くなかったはずです。

置き場所を決めるというのは、そこに置きっぱなしにするリスクも同時に引き受けることでした。今は、車を降りるときに必ずホルダーを見る癖をつけています。習慣で解決するしかない部分は、道具では埋まりません。

この記事はスマホ小物の個別レビューです。何を見直したかの全体はスマホまわりの小物を見直した|落として学んだにまとめています。

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