祖父母の滞在|寝る場所をどうするか

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2LDKの賃貸に、大人が4人寝る。子どもが生まれてから、両親と義両親が泊まりで来る話が出るたびに、この計算をしています。寝室にダブルベッド、リビングにソファ。空いている床面積は、リビングの真ん中あたりに2畳分くらいです。

客用布団、ソファベッド、エアーベッド、近所のホテル。この4つを並べて比べて、うちはエアーベッドとホテルの併用に落ち着きました。それぞれ実際にいくらかかって、何が引っかかったのかを書きます。

まず、寝られる面積を測った

リビングは約10畳ですが、ソファ、テレビ台、ダイニングテーブル、ベビーサークルが入っています。人が寝られる床は、ダイニングテーブルを壁際に寄せてようやく幅190cm×奥行140cmくらい。シングルの寝具なら2つ並べてぎりぎりです。

問題は、ここが子どもの生活空間と完全に重なっていることでした。夜中の授乳でリビングを通る、朝6時に子どもが起きる。誰かが床で寝ていると、その動線が全部止まります。実際、母が一泊したときに、朝の授乳でリビングの電気を点けられずスマホの明かりで移動しました。

面積の問題より、この動線の問題のほうが後から効いてきます。ここを先に見ておかないと、寝具だけ買って解決した気になってしまう。

もうひとつ、うちの寝室は6畳でダブルベッドとベビーベッドが入っているので、そもそも人を追加で寝かせる余地がありません。寝室を空けて自分たちがリビングで寝るという案も出ましたが、夜中の授乳を考えると現実的ではありませんでした。

客用布団は、置き場所で脱落した

最初に検討したのが普通の客用布団です。敷布団と掛布団のセットで1万円前後から。寝心地は一番慣れているし、来客がなければ自分たちの予備にもなります。

脱落した理由は収納です。うちの押入れは幅90cm、奥行75cmの1間半ぶんしかなくて、既に自分たちの季節家電と衣類ケースで埋まっています。布団一式は、圧縮しても幅60cm×高さ30cmくらいのかさになる。2セット置く場所がどう考えてもありませんでした。

物置きに預けるという手も調べましたが、月額の保管サービスは近所だと3,000円前後から。年に3〜4回の泊まりのために年間3万6千円は、さすがに合いません。寝具の値段より、置き場所の値段のほうが高くつくというのが、このときの結論です。

ソファベッドは、搬入と値段で消えた

次に見たのがソファベッドです。普段はソファ、来客時はベッドになる。今あるソファを置き換えられるので、床面積は増えません。理屈としては一番きれいでした。

ただ、まともなものは4万〜8万円します。それに加えて、今のソファを処分する費用。自治体の粗大ごみで1,200円ほどかかります。合計5万円前後の出費で、年3回の泊まりに備えるかどうか。

もうひとつ引っかかったのが、うちの玄関幅でした。実測78cm。ソファベッドは幅が180cm前後あるものが多く、搬入経路の確認が必要です。前の引っ越しでソファを入れるときに一度苦労しているので、ここは慎重になりました。結局、買わずに見送っています。

買ったのは電動エアーベッドだった

最終的に買ったのが、電動ポンプ内蔵のエアーベッドです。厚み46cmのタイプで、6,980円ほど。ボタンを押すだけで膨らみます。

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厚みを重視しました。よくある20cm前後のものだと、床の硬さが背中に伝わると聞いていたのと、何より起き上がるときの高さが違います。46cmあると、普通のベッドと同じくらいの高さで座れる。60代の親に床から立ち上がってもらうのは、けっこう酷なんですよね。父が一度、客用の敷布団から起き上がるのに手をついて「よっこいしょ」と言っているのを見て、これは考え直そうと思いました。

空気を入れるのにかかった時間は、実測で3分半でした。片付けは、栓を開けて空気を抜きながら畳んで5分ほど。畳んだ状態で、付属の袋に入れて幅45cm×高さ25cmくらい。押入れの隙間に押し込めます。

不満は3つあります。まず、電動ポンプの音がそれなりに大きい。掃除機の弱運転くらいの音が3分半続くので、子どもが寝ている横ではやれません。うちは来客が到着する前に、日中のうちに膨らませておくようにしました。

次に、寝返りを打つと本体が揺れます。空気なので当然ですが、隣に寝ている人には伝わります。両親が2人で1つのダブルサイズに寝た日、母が「お父さんが動くたびに揺れる」と言っていました。

3つめは、朝までに少しだけ空気が抜けることです。うちの個体は、一晩で気持ち柔らかくなる程度。補修キットが付属しているので穴ではないと思いますが、気になる人は寝る直前に少し足すといいと思います。

ダブルかシングル2枚かで迷った

サイズはダブルとシングルが選べました。両親は2人で来るのでダブルで足りるのですが、シングル2枚のほうが融通は利きます。片方だけ出す、離して置く、といったことができる。

迷った末にダブルを選びました。理由は単純で、うちのリビングの空き幅が190cmしかないからです。シングル2枚を並べると幅が200cm近くになって入らない。ダブルなら幅137cmなので、横に人が通る隙間が50cmほど残ります。

ただ、収納のことを考えるとシングル2枚のほうが小さく畳めます。実際、母だけが泊まりに来た日にダブルを膨らませて、明らかに広すぎました。使う人数が毎回2人とは限らないので、ここは今でも少し引っかかっています。もし収納に余裕がある家なら、シングル2枚のほうが後悔は少ないと思います。

あと、電動ポンプは本体に内蔵されているので、別途ポンプを収納する必要がありません。以前、キャンプ用に足踏みポンプ式のマットを借りたことがあって、あれは膨らませるだけで汗をかきました。年に数回しか使わないものほど、手間の少なさが効きます。

それでも、ホテルを取る日がある

正直に書くと、一番よかった選択肢はホテルでした。うちの最寄り駅から徒歩5分のところにビジネスホテルがあって、平日なら1泊8,000円前後。2人でも1万円台前半です。

義両親が来たときに一度これを試して、驚くほど楽でした。夜は誰も気を遣わない。朝、こちらのペースで起きられる。義母も「そのほうが気楽でいい」と言ってくれました。

逆に、うちの両親は「せっかく来たのに」と言って泊まりたがります。ここは相手の性格の話で、正解はありません。私は、相手が遠慮するタイプならホテル、家にいたがるタイプならエアーベッドと割り切りました。どちらか一方に決めようとしていた時期が一番しんどかったです。

お金の面でも、意外と成立します。年3回として、1泊1万円なら3万円。ソファベッド5万円より安い。しかも収納も搬入も要りません。数字で見ると、ホテルという選択肢は思っていたよりずっと合理的でした。

今の使い分け

1泊ならエアーベッドをリビングに出す。2泊以上ならホテルを提案する。この線引きにしています。2泊目からは、朝の動線が止まる負担が急に重くなるからです。

あと、エアーベッドを出す日は、ダイニングテーブルを前日の夜に壁際へ寄せておきます。当日にやると、テーブルの下のものを移す作業が発生して、だいたい15分持っていかれる。前日にやれば5分です。

寝具を買えば解決すると思っていたのですが、実際には置き場所と動線の話でした。6,980円のエアーベッドで足りたのは、うちが1泊しか受けないと決めたからです。もし毎月泊まりがあるなら、たぶんソファベッドを買っていたと思います。

この記事は来客まわりの個別記事です。人が来る家になって何を足したかは人が来る家になった|半年で足したもので振り返っています。

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