水やり|頻度を決めるより土を見る

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水やりの頻度を検索すると「週に1回」「10日に1回」といった数字が出てきます。私はそれを真に受けて、カレンダーに「毎週日曜9時・水やり」という繰り返しタスクを作りました。エンジニアの癖で、なんでもスケジュールに落とし込みたくなるんです。結果、2ヶ月でパキラの根を腐らせました。頻度は環境で変わるので、カレンダーではなく土を見るしかない。当たり前の結論に、鉢を3つ枯らしてからたどり着きました。今やっている手順を順番に書きます。

カレンダーに水やりを登録して失敗した

失敗の中身はこうです。去年の11月から1月にかけて、毎週日曜の朝に3鉢へ水をやり続けました。冬の室内、東向きの窓際。エアコンは日中だけ。この条件だと、うちの6号鉢は表面が乾くまでに10日以上かかっていました。つまり、まだ湿っている土に毎週水を足していたことになります。

2月に鉢から抜いたら、パキラの根が黒くて、指で触るとぼろぼろ崩れました。幹の下のほうもぶよぶよ。ここまで来ると戻りません。水やりの失敗は、たいてい足りないほうではなく多いほうだというのは、あとから何度も見かけた話でした。

頻度が固定できない理由は単純で、乾く速さが季節・気温・湿度・鉢の大きさ・土の種類・置き場所で全部変わるからです。同じ部屋の同じ日に水をやっても、うちのハイドロのガジュマルは5日で水位が減り、土の6号鉢は10日湿ったまま。同じ頻度で管理できるわけがなかったんです。

土が乾いたかどうかを判断する3つの方法

今は頻度ではなく状態を見ています。私が使っているのは3つです。

  • 指を第二関節まで土に入れる … 一番手軽。湿っていたらやらない
  • 割り箸を土に挿しておく … 抜いて、色が濃くなっていたらまだ湿っている
  • 鉢ごと持ち上げて重さを見る … 乾くと明らかに軽い

一番あてになったのは3つめの重さでした。うちのシェフレラは、水をやった直後がだいたい3.2kg、乾いた状態で2.6kg。キッチンスケールに載せて実際に測ってから、手の感覚で分かるようになりました。表面が乾いていても中は湿っていることがあるので、指だけだと判断を誤ります。

割り箸は、鉢が大きくて持ち上げられないときに便利です。24cmの8号鉢はさすがに毎回持ち上げられない。挿しっぱなしにしておいて、週に1回抜いて見る。原始的ですが確実でした。ハイドロカルチャーの鉢には市販の水位計を挿しています。1本300円ほど。

実際にやっている手順

乾いていると判断したら、次の順番でやります。まず鉢を持って、洗面所か風呂場に運びます。うちは室内で完結させたいので、水やりの場所を決めています。リビングで水をやると、必ず受け皿からあふれるからです。

次に、じょうろで鉢の縁に沿ってゆっくり回しかけます。株の根元に一気に注ぐと、土が掘れて根が出てしまう。ゆっくり回しかけると、土の全体に行き渡ります。鉢底から水が出てくるまでやる、というのが一般的な目安として紹介されていて、うちもそうしています。少量を毎回足すやり方だと、鉢の下のほうの土がずっと乾いたままになるらしいです。

そのあと、5分ほど置いて水を切ってから元の場所に戻します。受け皿に溜まった水は捨てます。ここを忘れると、鉢底が水に浸かった状態が続く。私が最初に根を腐らせたのは、これをやっていなかったからでもあります。

葉の裏に霧吹きをするのは、水やりとは別のタイミングでやっています。うちは冬場、加湿器を回しても湿度が40%前後まで落ちるので、乾燥に弱い種類だけ週2回ほど。ついでにホコリも落ちます。

じょうろを買ったら、作業が1回で済むようになった

最初の半年は、キッチンのコップで水をやっていました。200mlのコップで6号鉢に水をやると、鉢底から水が出るまでに3〜4往復します。往復するたびに床に水滴が落ちる。これが面倒で、水やりが億劫になっていました。

買ったのは、ステンレスの丸形じょうろで容量1000ml、3,480円ほどです。注ぎ口が細くて長いタイプ。値段としては、正直プラスチックの3倍くらいします。それでもこれにしたのは、リビングの棚に出しっぱなしにできる見た目だったからです。

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1リットル入るので、6号鉢なら1回で足ります。細い注ぎ口は狙ったところに水が落ちるので、葉の陰になっている株元にも届く。うちのモンステラは葉が横に張り出していて、コップだと葉に当たって水が飛んでいました。これが解決しただけでも買った価値はありました。

じょうろで気になっているところ

不満もあります。まず、満水にすると重い。水1リットルで1kg、本体を足すと1.4kgくらいになります。子どもを片腕で抱いたまま水やりをしようとして、うまく傾けられずに床にこぼしました。両手が空いているときにやる道具です。

それと、ステンレスなので水滴が残ると白い跡が出ます。うちは水道水をそのまま使っているので、使い終わったあとに逆さにして置いておかないと、注ぎ口の周りに水垢がつきました。今は使うたびに布で拭いています。見た目のために買ったのに、見た目を保つ手間が増えるという、よくある話です。

あと、シャワー状に出すハス口が付いていないタイプなので、細かく撒くことはできません。うちのベランダ用には別途、ハス口付きのプラスチックのじょうろを置いています。室内の鉢に狙って注ぐ用途と、ベランダで広くかける用途は分けたほうがよかったです。1本で兼用しようとして、最初は両方中途半端でした。

水やりのタイミングは、朝と決めておくと楽だった

やる時間帯も、最初は気にしていませんでした。仕事の合間に思い出したときにやる。夜10時にやることもありました。今は朝に寄せています。理由は2つあって、ひとつは夜に水をやると土が濡れたまま気温が下がるから。もうひとつは、単純に忘れるからです。

忘れる問題のほうが大きかったです。私は在宅勤務なので、朝いちばんにコーヒーを淹れるついでに鉢を見る、という流れにしました。触るのは週1〜2回でも、見るのは毎朝。見る回数が増えると、葉が下を向き始めた段階で気づけます。うちのポトスは、完全に垂れる2日前くらいから葉の角度が変わっていました。

子どもが生まれてからは、朝の時間が読めない日も増えました。だから「毎朝必ず」ではなく「コーヒーを淹れたついでに」という条件付きにしています。行動に紐づけると、忘れても罪悪感がない。カレンダーの通知を無視し続けていたときより、結果的に鉢を見る回数は増えました。

季節と留守のときの調整

冬は明らかに間隔が伸びます。うちの記録だと、シェフレラは夏が5〜6日おき、冬は12日前後でした。同じ鉢で倍以上違う。この差を頻度で固定しようとするから失敗するわけです。

留守にするときは、出かける直前にたっぷり水をやって、鉢を窓から離した場所に移しています。日が当たると乾きが早くなるからです。3泊くらいなら、うちの鉢はどれも問題ありませんでした。1週間を超えるときは、ポトスのような水切れに強い種類以外は妻の実家に持っていっています。自動給水のグッズも試しましたが、うちの鉢では吸い上げる量が安定しなくて、帰ったら土がびしょびしょになっていたことがありました。

結局、水やりでやることは「乾いたかどうか見る」「乾いていたらしっかりやる」「受け皿の水を捨てる」の3つだけです。難しいのは判断のほうで、道具や頻度の問題ではなかった。私は鉢を3つ枯らしてやっと、カレンダーを消しました。

この記事は植物まわりの個別記事です。枯らしながら何が残ったかは家に植物を置いた|枯らしながら残ったもので振り返っています。

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