植え替え|1年でやることを決めた

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観葉植物の植え替えは、うちでは年に1回、3月の連休にまとめてやると決めました。思い立ったときにやるのをやめたら、失敗が減りました。

そう決めたきっかけは、去年の10月にモンステラを植え替えて弱らせたことです。鉢底から根が出ていたので、いい機会だと思って大きい鉢に移した。その2ヶ月後、冬に入ってから葉が3枚続けて黄色くなりました。やること自体は間違っていなくて、やる月を間違えたんだと思っています。

それ以来、鉢を触るのは春だけ。今年の3月に4鉢まとめてやって、そのうち3鉢は9月現在まで問題なく生きています。うちのやり方を、順番どおりに書きます。

時期を「3月」に固定した理由

植え替えに向く時期は、生長期にあたる春から初夏とされていることが多いです。5月ごろを勧めている情報も多く見ました。私が3月にしているのは、植物側の都合というより家の都合です。

理由は3つあります。ひとつ、3月なら失敗しても、そのあと半年以上の暖かい期間で株が持ち直す余地がある。ふたつ、うちのベランダは梅雨に入ると作業ができなくなるので、5月まで待つと機会が減る。みっつ、連休のほうが妻に子どもを見てもらいやすい。植え替えは片手ではできない作業なので、これが一番現実的な制約でした。

寒い日にやらない、というのは守っています。今年は3月下旬の、最低気温が10度を超えた週末を選びました。ここだけは、暦の日付より気温で決めるようにしています。

植え替えるかどうかの判断を3つに絞った

全部の鉢を毎年やる必要はない、というのが2年目に分かったことです。うちは春に一度、全部の鉢をベランダに出して、次の3つだけ見て仕分けます。

まず、鉢底の穴から根が出ているか。これは分かりやすい合図で、根が行き場をなくしているサインとして紹介されていることが多いです。今年はパキラとサンスベリアが該当しました。

次に、水が土に染みこむ速さ。水をやったときに表面にたまってなかなか引かない鉢は、中で根が詰まっていることが多いようです。うちのフィカスがこれでした。じょうろ1杯の水が引くのに1分以上かかっていて、去年の同じ時期は10秒くらいだったはずです。

3つめが、去年1年で葉が増えたかどうか。増えていない鉢は、鉢のサイズか置き場所のどちらかが合っていない。ここは植え替えではなく置き場所の問題であることも多いので、鉢を大きくする前に窓からの距離を測り直しています。

この3つのどれにも当てはまらない鉢は、土の表面を数センチ入れ替えるだけにして、株は抜きません。触らないほうがいい鉢を触らないのも、手順のうちだと考えるようにしました。

うちの手順

用意するのは、ひと回り大きい鉢、新しい土、鉢底石、新聞紙かレジャーシート、ハサミ、ゴミ袋。作業は全部ベランダでやります。うちのベランダは奥行き72センチしかないので、鉢は1つずつ順番に。

最初に、前日か当日の朝に水をやっておきます。乾いた状態より、少し湿っているほうが株が抜けやすいと説明されているのを見て、今年からそうしました。実際、去年より抜くのが楽でした。

次に鉢から抜きます。鉢の側面を手のひらで叩いて、鉢を横に倒して株の根元を持ってゆっくり引く。ここで無理に引っぱると根がちぎれます。抜けないときは、鉢の内側にそって細いヘラを一周入れると外れました。

抜いたら根を見ます。うちは、外側でぐるぐる巻きになっている部分を軽くほぐして、明らかに黒く傷んでいる根だけをハサミで切る、というところで止めています。根を3分の1落とすといった方法も紹介されていますが、そこまでやって失敗すると原因が分からなくなるので、初心者は控えめでいいと思っています。

新しい鉢に鉢底石を敷いて、土を少し入れ、株を置いて高さを合わせる。鉢の縁から2〜3センチ下に土の面が来るようにします。ここを土でいっぱいにすると、水をやったときにあふれます。去年これをやって、ベランダの床が泥だらけになりました。

最後に水を、鉢底から出てくるまでたっぷり。そのあとは風の当たらない明るい日陰に1〜2週間置いて、直射日光を避けます。肥料は、植え替え直後は避けるとされていることが多いので、うちも1ヶ月は何もやりません。ここは効果を確かめようがないので、一般的な説明に従っているだけです。

鉢のサイズを2つ上げて失敗した

去年やらかしたのがこれです。8号の鉢に入っていたパキラを、どうせなら大きくと思って12号に移しました。根の量に対して土が多すぎたようで、水をやったあと中がいつまでも湿ったままになる。表面が乾いていても、割り箸を挿すと下は濡れていました。

結局その年の秋に葉が落ちて、今年の春に8号よりひと回り大きい9号へ戻しています。今は新しい葉が出ているので、間違っていたのはサイズだったんだと思います。大きい鉢に移すのは、株にとって余裕ではなく、乾きにくさという負担にもなる。ひと回りずつ、というのはこういうことかと、1年遅れで理解しました。

道具は花ばさみ1本だけ買い足した

2年やって、買い足したのはハサミだけです。台所のハサミで根を切ろうとして、太い根がまったく切れずに潰れる感触になったのが理由でした。切れないハサミは、切るというより潰す。潰れた切り口は傷みやすいと説明されているのを読んで、ここは道具の問題だと割り切りました。

買ったのは、ガーデニングや盆栽、生け花に使う花ばさみです。1,460円。園芸はさみ、剪定はさみという名前でも売られている種類のもので、刃は手のひらに収まるくらいの長さ。庭木用ではなく、鉢まわりの作業を想定したサイズです。

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実際に握るのは、根を整理するときと、枯れた葉を株元から落とすときの2場面だけです。今年の3月は、パキラの黒くなった根を10本ほどと、フィカスの下葉を4枚。それだけのために1本持っておく価値はありました。刃が薄いので、根と土のあいだに差し込める。台所のハサミではこの角度が作れませんでした。

短所ははっきりしています。この価格帯の花ばさみは、太い枝を切る道具ではありません。うちで試した範囲だと、直径7〜8ミリまでは気持ちよく切れて、1センチを超えると刃が食い込んだまま止まります。無理に握ると刃がねじれそうだったので、そこでやめました。庭木の枝を落とすつもりなら別の道具がいります。室内の観葉植物4鉢なら、これで足ります。

もうひとつ、鉄の刃なので手入れがいります。土や樹液が付いたまま物入れに戻したら、翌年出したときに刃の根元が赤くなっていました。今は作業のあと水で流して布で拭き、閉じた状態でしまうところまでを1セットにしています。値段なりの部分もあって、刃を留めるネジは数鉢ぶん切ると少し緩みます。締め直せば済む話ですが、開閉が渋くなったらそこを疑うといいです。

保管場所は、子どものいる家では先に決めておいたほうがいいです。うちは作業のたびに玄関の物入れの最上段から出して、終わったらすぐ戻す。ベランダに置きっぱなしにしない。ここは妻とルールを決めました。

やらないことを決めたら、続いた

植え替えを続けるコツは、やることを増やさないことでした。うちが今やめていることを書いておきます。

ひとつ、毎年全部の鉢をやらない。今年触ったのは4鉢中3鉢です。ふたつ、鉢を毎回買い替えない。今年は一番大きい株が使っていた鉢を空けて、それを次の株に回しました。鉢は使い回せます。みっつ、土を毎回全部新品にしない。古い土は自治体のルールで捨て方が違って、うちの地域は燃えるごみに出せません。処分の手間を考えて、傷んだぶんだけ足す形にしています。

この「捨てられない」問題は、始める前に確認しておいたほうがいいところでした。私は去年、抜いた土を袋に入れたままベランダに3ヶ月放置しています。園芸店で引き取ってくれる場合や、専用の回収サービスがある地域もあるようなので、住んでいる場所のルールを先に調べておくと詰まりません。

来年の3月にやること

来年は、うちの子が1歳手前でつかまり立ちをしている頃です。ベランダで作業している間、掃き出し窓を開けっぱなしにはできません。

今考えているのは、作業を朝の昼寝の時間に合わせて、1鉢30分以内で終わる単位に分けること。4鉢を1日でやろうとせず、土日で2鉢ずつにする。去年までは1日でまとめてやっていましたが、来年は無理だと思っています。

年に1回しかやらない作業なので、手順は毎回忘れます。私はスマホのメモに、抜く前の鉢の写真と、使った土の袋の写真を残すようにしました。次の3月、これを見返すところから始める予定です。

この記事は植物まわりの個別記事です。枯らしながら何が残ったかは家に植物を置いた|枯らしながら残ったもので振り返っています。

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