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うちは掃除機をかける時間を平日は朝9時半、休日は10時以降と決めました。決めるまでに2週間ほど迷っていて、その間は「今かけていいのか」を毎回考えていた。決めてしまえば考えなくて済むので、これは早くやればよかったことのひとつです。
賃貸マンションの2階で、生後6ヶ月の子がいます。まだ歩きませんが、寝返りとハイハイが始まって、床に落ちるものが増えました。床を這う子がいると、掃除の頻度は上げざるを得ない。一方で、昼寝の時間には音を出せない。この2つが噛み合わなくて困った話です。
掃除の回数は増えたのに、かけられる時間は減った
子どもが生まれる前、うちが掃除機をかけていたのは週2回でした。今はほぼ毎日です。理由は単純で、床に顔がある人がいるからです。
ハイハイが始まってから、子どもは床を手で触って、その手を口に入れます。髪の毛、ほこり、離乳食の食べこぼし。目に見える範囲だけでも、1日置くとけっこう溜まる。とくに離乳食が始まってからは、椅子の下が毎食後に汚れます。
ところが、かけられる時間は逆に狭まりました。うちの子の昼寝は午前に1回、午後に1回。合わせて3時間ほどですが、時間が日によってずれます。夜は19時には寝かせるので、そこから先は使えない。私が在宅で仕事をしている日は、打ち合わせの時間も避ける必要がある。
候補として残るのは、朝起きてから午前の昼寝までの1時間半と、夕方の1時間くらいでした。かなり狭い。
何時なら許されるのか、はっきりした答えは無かった
まず一般的な目安を調べました。掃除機や洗濯機のような生活音は、朝は8時から9時以降、夜は20時までにするのが目安とされていることが多いようです。ただ、これは法律で決まっているわけではありません。
そこで、うちのマンションの管理規約と入居時にもらった生活のしおりを読み直しました。結果として、時間帯の具体的な定めは書かれていませんでした。「近隣の迷惑になる行為を慎むこと」という書き方だけです。管理会社に電話で聞いてみたところ、「苦情が来たことはないので、常識の範囲で」という回答でした。
調べて分かったのは、普遍的な正解は無いということです。生活リズムは家によって違います。夜勤の人が住んでいる部屋なら、朝9時のほうが迷惑かもしれない。うちの下の階は共働きのご夫婦で、平日の日中は不在だと聞いています。この情報のほうが、一般論の時間帯より役に立ちました。
うちが決めた時間割
それで決めたのが、平日は朝9時半、休日は10時以降という線です。理由を書きます。
9時半にしたのは、下の階が出勤したあとだからです。8時前後は出勤の支度をしている時間で、そこに音を足したくなかった。9時を過ぎればほぼ不在になります。うちの子の午前の昼寝が10時前後に始まるので、その直前に片付けてしまうと都合がいい。
休日を10時以降にしたのは、下の階も休みだからです。休日の朝はゆっくり寝ていたい人が多いだろうと考えて、平日より30分遅らせました。
それと、夕方は掃除機をかけないと決めました。18時前後は下の階が帰宅している時間で、しかも夕食の準備をしている。ここで音を出すのは避けたい。夕方に汚れたぶんは、翌朝まで持ち越すか、掃除機以外の方法で対応します。
決めた副産物として、妻と分担が固定できました。朝の時間帯は私が子どもを見ている枠なので、掃除機は妻が担当する。以前は「今やる?」というやり取りが毎回あったのが、消えました。
コードレスのハンディを買い足した
時間帯を絞ると、そのぶん「今すぐ取りたいゴミ」への対応ができなくなります。離乳食の食べこぼしを翌朝まで置くのは無理でした。そこで、メインの掃除機とは別に、コードレスのハンディクリーナーを買い足しました。5,980円ほどです。
買った目的は掃除の質ではなく、時間の分割でした。1日1回の本格的な掃除と、その場で数十秒で済ませる回収を分ける。ハンディなら、椅子の下だけ、テーブルの周りだけ、という限定的な使い方ができます。
実際、稼働時間が短いのは効きました。フル出力で使うと運転時間は10分に満たないのですが、そもそも30秒しか使わないので問題になりません。音が出ている時間が短ければ、時間帯の縛りも緩くなります。19時に子どもを寝かせたあと、リビングの一角だけ30秒吸う、という使い方ができるようになりました。これはコード式の大きい掃除機ではやる気になりません。
もうひとつ、軽さが効きました。片手で持てるので、もう片方の手で子どもを支えたまま使えます。子どもが起きているあいだにできる掃除が増えました。
ハンディクリーナーの不満
不満もはっきりあります。
まず音は小さくありません。「静音」とは書かれていませんし、実際に使うと甲高い音がします。大きい掃除機より低い音が少ないぶん、うるさく感じる場面もある。小さいから静か、ではないというのは、買ってから気づいたことでした。うちが夜に使えているのは、音が小さいからではなく、使う時間が30秒だからです。
次にダストカップが小さい。うちのものは容量が小さく、2〜3日で満杯になります。捨てるのは簡単ですが、捨てるときに細かいほこりが舞う。ゴミ箱の上でやってもです。ここはメインの掃除機のほうが優秀でした。
3つめが充電。フル充電に数時間かかります。使いたいときに電池が切れているのを2回やりました。今は充電台をリビングの端に置いて、使ったら必ず戻す運用にしています。しまい込む場所に置くと使わなくなるのは、この手の道具の常だと思います。
あと、吸引力は本体の値段なりです。カーペットの奥に入った細かいゴミは取れません。うちはリビングに防音のタイルカーペットを敷いているので、そこはメインの掃除機の担当と割り切っています。これ1台で済ませようとすると不満が出る製品だと思います。
ロボット掃除機は見送った
時間帯の問題を解決する手として、ロボット掃除機も真剣に検討しました。留守のあいだに動かせば、家に誰もいない時間を掃除に使えます。うちの生活だと、これは理屈としてはよく合っている。
それでも見送りました。理由は3つあります。
1つめが時間帯の問題が解決しないことでした。うちは私が在宅で仕事をしているので、家が無人になる時間がほとんどありません。結局、人がいる時間に動かすことになる。それなら自分でかけたほうが早い。
2つめが床にものが置けなくなることです。ロボット掃除機を使うなら、床の上を片付けておく必要があります。今のうちのリビングは、プレイマットとおもちゃで床が埋まっている状態です。走らせる前の片付けのほうが手間になる、と妻に言われて納得しました。
3つめが段差。うちはリビングに防音のタイルカーペットを敷いていて、フローリングとの間に段差ができています。乗り越えられる機種もあるようですが、確実とは言えない。床の防音対策とロボット掃除機は、相性を確認しないとぶつかるというのは、他の家でも起きそうな話だと思います。
子どもが歩くようになって、床の上のものが減る時期が来たら、また考えるつもりです。今の段階では買っても使いこなせない、というのが結論でした。
音そのものを減らすためにやったこと
時間帯を決めるのと並行して、音を減らす工夫もいくつかしました。
ひとつは弱モードを使うこと。メインの掃除機も、標準ではなく弱で十分な場所が多いと気づきました。フローリングの上のほこりなら弱で取れます。強が必要なのはカーペットの上だけ。全部を強でかけていたのは、ただの惰性でした。
もうひとつがフロアワイパーの併用です。朝の掃除機のあと、日中に気になったところはドライシートのワイパーで拭く。音がゼロなので、子どもが寝ていても使えます。うちはこれで、掃除機をかけたい衝動のかなりの部分を吸収できました。
3つめ、ヘッドを床から浮かせない。掃除機のヘッドを持ち上げて別の場所に置くとき、ゴンと音が出ます。滑らせて移動すれば出ません。細かい話ですが、床に伝わる音としてはこちらのほうが下に届きやすいはずです。
子どもが歩き始めたら、床の汚れ方はまた変わるはずです。そのときにこの時間割で足りるかは分かりません。ただ、迷う時間をなくすために先に決めておくという考え方自体は、そのまま使えると思っています。
この記事は近隣への音の個別記事です。賃貸で何をやったかの全体は子どもの足音が気になり出した|賃貸でやったことで整理しています。

