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使わなくなった家電を4つ売りました。ホットプレート、加湿器、Bluetoothスピーカー、それと独身のときから使っていたコーヒーメーカー。子ども用品を置く場所を作るために、リビングの収納棚を丸ごと空ける必要があったからです。
やってみて一番はっきりしたのは、元箱と説明書があるかどうかで、売れるまでの速さがまったく違うということでした。金額の話は相場が動くので断定しませんが、「売れるまでの日数」は自分の記録として残っています。箱と説明書が揃っていた2つは出品から3日以内に売れて、箱を捨てていた2つは片方が3週間、もう片方は結局値下げして手放しました。
箱を捨てたことを、売る段になって後悔した
私は基本的に家電の箱を取っておかない人間でした。2LDKの賃貸で、空箱を置いておく余裕がない。買って開封したら、その日のうちに畳んで資源ゴミに出す。合理的だと思っていました。
これが裏目に出たのがコーヒーメーカーです。5年くらい使ったもので、動作は問題なし。ただ箱がない。フリマに出すときに「本体のみ、箱・説明書なし」と書くことになります。同じ型番の出品を並べて見ると、箱付きのものが上に並んでいて、そちらのほうが数百円高い値段でも売れている。
買う側の気持ちを考えると当たり前でした。中古の家電を買うとき、不安なのは「ちゃんと動くのか」と「保管状態が雑ではないか」です。箱があるという事実そのものが、雑に扱っていない証拠として機能している。説明書も同じで、説明書が残っている人は取扱いも丁寧だろう、という推測が働く。
実際、購入者からのメッセージで「箱がなくても大丈夫ですが、緩衝材はしっかりお願いします」と書かれたことがあります。箱がない出品は、それだけで梱包を心配されるということです。
説明書はPDFで代用できる、とは限らなかった
説明書については、メーカーの公式サイトでPDFが公開されていることが多い。だから「説明書なしでも困らないですよね」と説明文に書こうとして、途中でやめました。
理由は2つあって、まず古い型番はPDFが取り下げられていることがある。私のコーヒーメーカーは、公式サイトの製品ページ自体がなくなっていました。もう一つは、買う側にとって「自分で探してね」は面倒だからです。売る側の理屈で「代用できる」と言っても、探す手間を負うのは相手なんですよね。
結局、説明文には正直に「説明書は紛失しています」とだけ書きました。取り繕わないほうが、あとで文句を言われるリスクが少ない。
箱がないぶん、梱包で挽回するしかない
箱なしで家電を送るとなると、梱包が全部です。ただ、4つ続けて送ってみて分かったのは、家電で緩衝材が本当に要るのは「角」と「可動部」だけだということでした。平らな面は紙で包めば足りる。全体をぐるぐる巻きにすると、かさばるわりに守れていない場所が残ります。
うちにはフリマ用に買った幅600mm・全長42mの大巻が1本あります。ところがこれが、角当てには使いにくかった。60cm幅をそのまま角に当てても余るだけなので、毎回縦に切ることになる。ロールが太くて重いので、床に下ろして足で押さえながら切る。子どもが寝たあとに静かにやりたいのに、けっこう大がかりな作業になるんですよね。
それで、角を包む用に幅30cm×10Mの小巻を別に買いました。約1,480円。大巻と同じ川上産業のd36です。大巻は在庫、小巻は手元の作業用、という切り分けにしました。
良かったのは、まず切る前の下ごしらえが要らないことです。30cm幅は家電の角に当てるのにちょうどいい。引き出してハサミを1回入れれば1枚できる。コーヒーメーカーのときは、ガラスサーバーと本体の四隅に2重、給水タンクのフタに1重で、使ったのは全部で1.2mほどでした。
もう一つが扱いやすさです。10M巻はロールが小さくて片手で持てるので、ダイニングテーブルの上だけで作業が終わります。大巻は床に下ろさないと切れないので、この差は毎回効きました。使わないときは食器棚の脇に立てておけます。
短所は単価です。1mあたりに直すと148円で、大巻の66円の2倍以上になります。しかも10Mしかないので、家電4つと小物をいくつか送った時点で3分の1くらい減りました。数をこなす人が小巻だけで回すと、確実に割高になります。私は大巻を持ったうえでの2本目なので納得していますが、これ1本で始めるのは勧めません。
それと、30cm幅では平たい大物を1回で巻けません。ホットプレートのような面積のあるものは2枚を継ぎ足すことになって、継ぎ目から角が出ます。角が出るとそこから潰れる。だからこの小巻は最初から「角だけ」と割り切っていて、面を覆う仕事は大巻か紙に任せています。
あと、軽いぶん巻きが緩みやすい。使いかけを立てておくと、翌日には少し膨らんでいます。輪ゴムを1本かけるだけで済む話ですが、最初の2回は忘れて、棚の中でだらしなく広がっていました。
それと、緩衝材で包むと当然かさばります。包んだ結果、配送サイズが1段階上がったのが1件ありました。送料はサイズで決まるので、包みすぎると手取りが減る。厚く巻けばいいというものでもなくて、角と可動部だけ厚く、平面は薄く、というメリハリを付けるようになりました。
箱がある家電は、箱の状態も写真に撮った
逆に、箱が残っていたのがスピーカーと加湿器でした。この2つは出品のときに、本体だけでなく箱の外観、付属品を並べた写真、説明書の表紙を撮っています。
スピーカーは出品して翌日に売れました。加湿器は3日。値下げ交渉も来ませんでした。箱があるだけでこうなるのかと、正直びっくりしています。もちろん商品自体の人気もあるので箱だけの効果とは言い切れませんが、箱なしの2つとの差は体感でかなり大きかった。
付属品を並べる写真は、思ったより効きました。スピーカーは充電ケーブル、3.5mmのオーディオケーブル、布の収納袋の3点が揃っていて、それを本体の横に並べて1枚。加湿器はフィルターの替えが1つ未使用で残っていたので、それも一緒に写しています。文章で「付属品完備」と書くより、並んでいる写真のほうが早い。これは箱がない商品でも使える手で、コーヒーメーカーのときも計量スプーンと予備のフィルターを並べて撮りました。
それに、箱があると梱包が10分で終わります。元箱に戻して、その箱を緩衝材で包んで、配送用の袋か箱に入れるだけ。箱なしの梱包は毎回30分以上かかっていたので、時間の差も無視できません。
売る前提で、これからは箱を1年だけ残すことにした
この一件のあと、家の運用を変えました。家電の箱は買ってから1年だけ残す。1年経って売る予定がなければ畳んで捨てる。
1年にしたのは、メーカー保証の期間と揃えたかったからです。修理に出すときも元箱があると楽ですし、その期間を過ぎたら中古としての価値もそれなりに落ちている。永久に取っておくのは賃貸では無理なので、期限を切りました。
置き場所は、クローゼットの一番上の段を「箱の段」として1段だけ確保しています。ここが埋まったら、古い順に捨てる。段が1つしかないので、自動的に上限がかかる仕組みです。
説明書はもっと単純で、買った日にスマホで全ページ撮ってクラウドに上げておいて、紙は捨てないでA4のファイルにまとめて入れています。紙のほうは場所を取らないので、こっちは期限を切っていません。
ちなみに、家電の買取価格の相場については、私は調べた範囲でしか知りません。型番、年式、需要期かどうかで動くので、いくらになるという話は書けない。ただ、同じ商品を箱ありと箱なしで並べたときに、箱ありのほうが強いのは、出品画面を眺めていれば誰でも確認できます。
最後に
家電を売る予定がある人に伝えたいのは、値段の付け方より先に箱と説明書があるかを確認するほうが順番として早い、ということです。箱がある家電は、正直あまり悩む必要がない。箱がないものは、梱包の手間と時間が上乗せされる前提で計画したほうがいい。
そして、緩衝材をどのサイズで持つかは、送るものの形で決まると思います。平たい大物を丸ごと包むなら幅60cmの大巻。家電の角と可動部だけ守るなら、幅30cmの小巻のほうが手が早い。うちは結局、両方を1本ずつ持つ形に落ち着きました。1つや2つ送るだけなら、通販の荷物に入っていた緩衝材の再利用でも足りると思います。
この記事は不用品の手放し方の個別記事です。半年で何を売ったかの全体は家の物を売って減らした|半年で手放したものにまとめています。

