家具を1つずつ替えた|1年でこうなった

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去年の秋から今年の夏にかけて、家具を8点入れ替えました。一気に買い替えたわけではなく、1点ずつです。理由は単純で、まとめて買う予算がなかったのと、子どもが生まれる前と後で必要な形が変わると分かっていたから。結果としてこの「1つずつ」がかなり効きました。先にまとめて揃えていたら、たぶん半分は買い直しになっていたと思います。何をどの順番で替えて、どこで失敗したのかを、金額込みで書き残しておきます。

最初に替えたのはテレビ台ではなくローテーブルだった

順番を決めるとき、最初は見た目のインパクトが大きいものから手をつけようとしていました。テレビ台とかソファとか。実際に着手したのはローテーブルです。妻に「どれが一番邪魔?」と聞いたら即答されたので。

当時使っていたのは、独身時代から持っていた高さ42cmのガラス天板のテーブルでした。角が金属で、天板の縁が直角。子どもがまだ寝返りもしない頃でしたが、ハイハイを始めたら確実に頭をぶつける高さです。そもそもガラスというのが不安でした。

これを高さ32cmの木製の折りたたみ式に替えたのが、去年の10月。7,000円台。この1点を替えただけで、床に座って過ごす時間が明らかに増えました。家具の入れ替えは、置いてある物より先に「その部屋での姿勢」を変えるんだなと、このとき初めて意識しました。

順番の決め方としては、これが正解だったと思っています。生活の中で一番触る回数が多い家具から替える。見た目の主役から替えると、その周りの動線が古いままなので効果が出にくい。

玄関幅78cmが選択肢を半分に削った

うちは賃貸の2LDKで、玄関のドア幅が78cm。そこから廊下に入って一度直角に曲がります。この2つの制約が、家具選びで想像以上に効きました。

78cmというのは、完成品の家具にとってはけっこう厳しい数字です。幅120cmのテレビ台でも、奥行が40cmなら斜めにして通せる。でも高さがあって奥行も深いチェスト類は、廊下の曲がりで詰まります。搬入経路の実効幅は、玄関の幅そのものではなく、曲がり角で対角線がどこまで取れるかで決まる。ここを理解するまでに1回失敗しました。

それ以降、候補を見るときは商品ページの梱包サイズを必ず確認するようにしています。組み立て式なら板の状態で入るので、梱包の3辺のうち一番長い辺が廊下の曲がりを通るかだけ見ればいい。完成品なら本体寸法そのままで通す必要がある。この違いは大きくて、賃貸で搬入経路が細い家は、組み立て式を選ぶだけで候補が2倍になります

返品した幅140cmのテレビ台

失敗の話を具体的に書きます。今年の1月、完成品のテレビ台を買いました。幅140cm、奥行45cm、高さ38cm。木目が綺麗で、扉がガラスではなく布張りだったのが決め手でした。18,000円ほど。

配送は玄関先渡しでした。ここでまず箱が玄関を通らない。仕方ないので廊下で開梱して本体を出したところ、今度は廊下の曲がり角で止まりました。奥行45cmの本体を、幅80cm弱の廊下で90度回すと、対角線が足りない。20分ほど格闘して、諦めました。

配送業者さんにその場で待ってもらって、そのまま持ち帰ってもらう形で返品。送料は自己負担で3,000円弱かかりました。授業料としては安いほうだと思いますが、あの日の徒労感はよく覚えています。妻には笑われました。

その後に買い直したのが、組み立て式で幅が伸縮するタイプのテレビ台です。板の状態で運び込めば、玄関も廊下も何の問題もない。伸縮式なので、後で部屋のレイアウトを変えても幅を調整できる。13,000円ほどで、値段も安く済みました。失敗のおかげで条件が明確になった形です。

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1年で替えた8点と、かかった金額

ここまでに替えたものを整理しておきます。金額は購入時のもので、セール価格のものも混ざっています。

  • ローテーブル(折りたたみ・高さ32cm) 約7,180円
  • テレビ台(伸縮・ローボード) 約12,990円
  • ダイニングテーブル(伸長式・ベンチ付き) 約34,400円
  • ダイニングチェア 2脚 約6,000円
  • ローチェスト 約14,990円
  • オープンラック(幅60cm) 約5,580円
  • キャスター付き収納ワゴン 約5,499円
  • テレビボード(鏡面・幅150cm) 約13,200円

合計でおよそ99,800円。ここに返品の送料3,000円弱が乗ります。1年で10万円ちょっとと考えると、まとめて揃えるより明らかに安く済みました。1点ずつだと、次を買うまでの間に「これは本当に要るのか」を考える時間が生まれるんですよね。ソファは結局この1年、買っていません。

テレビ台は8月にもう一度替えた

1月の返品騒ぎのあとに買った伸縮式のテレビ台で、いったんは落ち着いたつもりでいました。それを8月にまた替えています。7ヶ月しか使っていません。理由は2つあって、どちらも子どもが動き始めたことに関係しています。

1つめは配線です。伸縮式のものは背面が開けっ放しの構造で、ルーターと電源タップが床に転がったままでした。テレビの裏を覗くとコードが5本、床を這っている。ハイハイの範囲が広がってきて、ここに手が届くのは時間の問題でした。2つめは掃除で、脚が床に密着していて手前に引けない。裏側の埃を最後に取ったのがいつだったか、思い出せませんでした。

買い直したのは、鏡面仕上げのローボードで幅150cm。背面に配線用の収納があって、底に隠しキャスターが付いているタイプです。13,200円。前のものが12,990円だったので、値段はほとんど変わっていません。組み立て式なので、玄関幅78cmの制約は1月に学んだとおりの手順でクリアしました。

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背面の収納には、ルーターと電源タップとレコーダーのアダプタをまとめて入れました。床を這うコードがゼロになったのが、この買い替えでいちばん大きいです。コードカバーを買い足すか迷っていたんですが、家具の側で解決したほうが結果的に安く済みました。

隠しキャスターのほうは、掃除のときだけ効きます。前から見えない位置に小さい車輪があって、手前に20cmほど引けば裏に手が入る。今は月2回、床を拭くついでに引き出しています。前は動かすのに妻を呼ぶ必要があったので、1人でできるようになったのが地味に効いています。

短所もはっきりしています。まず鏡面は指紋と埃が本当に目立つ。濃い色の面は特にひどくて、朝の光が横から当たると拭き跡まで見えます。マイクロファイバーのクロスを近くに置いて、週1で拭く運用にしました。艶のある面が好きなら気にならないと思いますが、私は正直、マット仕上げでもよかったかなと思っています。

それと、キャスターが付いているということは、押せば動くということです。つかまり立ちを始めて体重をかけられたら動く可能性がある。今は下段に重い本を並べて、わざと重くしています。ストッパーが付いているかどうかは、買う前に確認したほうがいいです。

前の伸縮式は捨てずに寝室へ移して、衣類を置くローボードとして使っています。ローチェストを高さ70cm台のものに替えた話も、この1年でいちばん生活が変わった買い物のひとつなんですが、書き出すと長くなるので別の記事にまとめました。

転倒防止は家具ごとにやり方が違った

賃貸なので壁に穴を開けられません。これが子ども対策では一番厳しい制約でした。L字金具で壁に固定するという、一番確実で一番安い方法が使えない。

結果として、家具ごとに違う方法を取ることになりました。背の低い家具は重心が低いので、そもそも倒れにくい。うちがローボードやローチェストばかり選んだのは、見た目の好みではなく、この理由が大きいです。高さ80cm以下に統一すると、突っ張り棒式の器具も要らなくなる。

それでも動く可能性がある家具には、床と家具の間に挟む粘着マットを使っています。4枚入りで1,000円前後のもの。表示では数十kgから百kg超の耐荷重をうたう製品がありますが、これは静止した状態での数字であって、横揺れに対してどこまで効くかは製品ごとに条件が違います。自分で揺すって試すようなことはしていないので、あくまで補助として考えて、その上で「倒れても子どもの上に来ない位置に置く」を優先しました。

もうひとつ、扉と引き出しにはストッパーを付けています。1個300円くらいのものを8箇所。つかまり立ちを始めると引き出しを開けて体重をかけるので、そこが一番危ないと聞いたからです。まだその段階には来ていませんが、後から慌てるよりはいいかなと。

最後に

1年やってみて思うのは、家具の買い替えは引っ越しのタイミングでまとめてやるものだと思い込んでいたな、ということです。1点ずつだと、前の家具の不満が具体的に言語化された状態で次を選べる。「なんとなくダサいから」ではなく「高さが10cm高いから膝が入らない」という言い方になる。この精度の差が、結果的に買い直しを減らしてくれました。

残っているのはソファと寝室のベッドまわりです。ソファは今も要否を決めかねていて、カバーだけ買って古いものを延命させている状態。ここは焦らずに、子どもが歩き始めてから判断しようと思っています。動き回るようになったら、床の広さの価値がまた変わるはずなので。

家具ごとの詳しい記事

この記事で触れたものは、それぞれ単体でも詳しく書いています。気になったものがあれば個別記事も読んでみてください。

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