家に植物を置いた|枯らしながら残ったもの

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去年の秋から、家に置く植物を入れ替え続けています。買った数は全部で12鉢。今も生きているのは5鉢です。差し引き7鉢は枯らしたか、見た目が戻らなくなって処分したか、実家に引き取ってもらいました。打率でいえば4割ちょっと。園芸が趣味の人からすれば下手なほうだと思います。ただ、枯らした7鉢のほうが学びは多くて、何をやると弱るのかがだいたい分かってきました。その記録です。

最初に買った3鉢は、2ヶ月で全部だめになった

始まりは去年の10月でした。在宅勤務でデスクに向かう時間が長くて、部屋に緑がないのが単純に味気なかったんです。それで近所のホームセンターで、6号鉢のパキラ、8号鉢のドラセナ、5号鉢のシェフレラを一度に買いました。合計で7,800円くらい。土に植わった、それなりに立派なやつです。

結果、12月半ばにはドラセナの葉が全部落ちて、パキラは幹がぶよぶよになりました。シェフレラだけは葉が半分残ったものの、新芽が出ないまま春まで止まっていました。

後から鉢を逆さにして根を見たら、パキラの根は黒くて簡単にちぎれる状態でした。水をやりすぎていたんですよね。私は「毎週日曜の朝に水やり」というルールをカレンダーに入れていました。エンジニアの発想でタスク化したつもりが、これが完全に裏目でした。冬場の室内で、土がまだ湿っているのに毎週足していたことになります。

枯らした7鉢に共通していたこと

枯らした鉢を並べて考えると、原因はだいたい3つに絞れました。水のやりすぎ、光が足りない、そして鉢が大きすぎる、です。

水のやりすぎは今書いたとおり。光については、うちは東向きの窓が中心で、直射日光が入るのは午前中の3時間くらいです。午後はほぼ間接光。カタログに「明るい室内で育つ」と書いてある種類でも、うちの午後の壁際はそこそこ暗いです。スマホの照度計アプリで測ったら、窓際で1,500ルクスくらい、部屋の奥の棚の上は300ルクスを切っていました。数字にすると差が露骨でした。

鉢が大きすぎる問題は、最後に気づきました。8号鉢は直径24cm。株に対して土の量が多いと、水を吸い切るのに時間がかかって、土がずっと湿ったままになります。私が最初に買った3鉢は、どれも見栄えを優先して大きめを選んでいました。見栄えのために失敗していたわけです。

小さい鉢を数で持つほうが、初心者には合っていた

方針を変えたのは今年の2月です。大きい鉢を1つ育てるより、小さい鉢をいくつか置いて、どれが自分の部屋に合うか観察するほうが早いと考えました。1鉢が枯れても全滅しないという安全策でもあります。

そこで買ったのが、ハイドロカルチャーの小鉢セットでした。ガジュマル、パキラ、サンスベリア、モンステラ、ポトス、バンブー、マドカズラ、カポックなど18種類から選べるタイプで、1鉢あたり2,156円ほど。卓上に置けるサイズです。

観葉植物 18種 ハイドロカルチャー ガジュマル パキラ サンスベリア モンステラ ポトス バンブー マドカズラ カポック アイビー 小さい

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ハイドロカルチャーは土を使わず、発泡させた石(ハイドロボール)に植わっています。透明な器に入っているものを選べば、水位が外から見えます。これが自分には効きました。土だと表面が乾いていても中が湿っている場合があって、素人には判断がつかない。水位が見えるなら、なくなったら足す、というだけで済みます。

不満もあります。まず、根が張ってくると水位がボール越しに見えづらくなる。半年経ったガジュマルは、今は水位計を後から挿して見ています。それと、器の内側にぬめりが出ることがありました。うちは2ヶ月に1回、株を抜いて器を洗い、ボールも軽くゆすいでいます。この手間は土の鉢にはないものです。あと、土に比べて成長は明らかにゆっくりでした。大きく育てたい人には向かないと思います。

今も残っている5鉢

生き残っているのは、ハイドロのガジュマルとサンスベリアとポトス、それと土のシェフレラ、あとから足したモンステラです。共通点は、どれも水を切らしても数日は平気な種類だということでした。逆に、うちで持たなかったのはドラセナとエバーフレッシュ。エバーフレッシュは葉を閉じて分かりやすく不調を教えてくれるのに、私が気づく頃には手遅れでした。

ポトスは強いとよく言われますが、うちでもそのとおりでした。11月に一度、出張と子どもの発熱が重なって3週間まったく水をやらなかったことがあります。葉は垂れましたが、水をやったら翌日には戻りました。この復元力は、育て始めた頃には想像していませんでした。

サンスベリアは逆に、水をやらないほうが機嫌がいい印象です。冬は月1回でも葉に張りがありました。ただ、これも品種や環境によると思うので、うちの話として読んでください。

置き場所は、子どもが動く前に決め直した

今年の春に子どもが生まれて、いま生後6ヶ月です。まだ自分では移動しませんが、寝返りとお座りの練習をしていて、つかまり立ちも遠くない。植物の位置は、そのタイミングで一度全部見直しました。

床置きの鉢はリビングから全部どかしました。倒される可能性より、鉢の縁に頭をぶつけるほうが怖かったからです。代わりに、高さのある台にまとめて載せています。うちで使っているのは幅91cm・奥行30cm・高さ43.7cmの木製プランター台で、耐荷重は30kgとされています。台の高さは43.7cmなので、これでも立ち上がれば手は届く。最終的には、台を窓際に寄せて手前にベビーサークルを置く形に落ち着きました。

プランター台 花台 棚板セット1段(ハイタイプ)幅91cm×奥行30cm×高さ43.7cm耐荷重30kg プランタースタンド 国産杉 多肉植

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ハイドロカルチャーに替えたのは、この点でも都合がよかったです。土がこぼれない。ひっくり返してもボールが転がるだけで、掃除機で吸えます。土の鉢を子どもの手が届く位置に置いていた頃は、床に散った土を毎回雑巾で拭いていました。

道具は後から買い足した

最初の3鉢を買ったとき、道具は何も買いませんでした。水はコップで足していたし、土を触るときは素手。剪定はキッチンばさみでやっていました。これで困らなかった期間が半年くらいあります。

買い足したのは、鉢の数が増えてからです。順番としてはこうでした。

  • じょうろ(1リットル)… コップだと1鉢につき3往復かかっていたのが1回で済むようになった
  • 小さいスコップとふるい … 植え替えのときにハイドロボールを移すのに使う
  • 剪定ばさみ … キッチンばさみだと茎がつぶれて切り口が汚くなる

ミニ観葉向けのガーデニングツールは、16点セットのようなまとめ売りもよく見かけます。私は必要になった順にばら買いしましたが、最初から全部揃えたほうが安上がりだった気はしています。ただ、セットに入っている道具のうち何本かは、たぶん一度も使わないまま引き出しにしまわれる。私の場合、フォーク状の道具は結局出番がありませんでした。

それと、必須ではないけれど買ってよかったのが水位計です。1本300円ほど。ハイドロカルチャーの器に挿しておくと、内側が見えない鉢でも残量が分かります。これを入れてから、水やりの判断で迷う回数が明らかに減りました。

初心者が最初に決めるべきは、種類より観察の頻度だった

1年やってみて思うのは、育て方の情報を集める前に、自分がどれくらいの頻度で植物を見られるかを先に決めたほうがいいということです。私は在宅勤務なので毎日部屋にはいますが、実際に鉢を触るのは週に1〜2回でした。その頻度で世話が成立する種類と鉢を選べばよかった。

逆に言うと、毎日世話ができない人が「毎日霧吹き」と書かれた種類を買うと、たぶん枯らします。私はそれをドラセナで一度やりました。育て方が難しかったのではなく、自分の生活と合っていなかっただけです。

いま残った5鉢は、どれも週1回見れば足りるものばかりです。枯らした7鉢の授業料は合計で1万5千円ほど。安くはないですが、最初から正解を引ける気もしませんでした。次に買うとしたら、また小さい鉢から始めると思います。

それぞれの詳しい記事

この記事で触れたものは、それぞれ単体でも詳しく書いています。気になったものがあれば個別記事も読んでみてください。

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