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生後3ヶ月と5ヶ月で、それぞれ実家に2泊しました。困ったことのほとんどは、実家が悪いのではなく、赤ちゃんがいる前提で作られていない家だから起きたことでした。自分の育った家なのに、こんなに勝手が違うのかと思ったんですよね。
特に効いたのが、床に置ける場所がないことと、室温の感覚が違うことの2つでした。2回目の帰省で持ち込んだものと、持ち込めばよかったと思ったものを書きます。
着いて30分で「床に置けない」と気づいた
実家の居間は8畳の和室です。子どもの頃はここで寝転がっていたので、広い部屋という記憶がありました。実際に赤ちゃんを寝かせようとして固まりました。
座卓の脚、電気ストーブ、新聞紙の束、父の老眼鏡、猫の水入れ。床に近い高さのものが多すぎるんです。生後3ヶ月なのでまだ動きませんが、5ヶ月になって寝返りを覚えると、話がまったく変わります。実際、2回目の帰省では30秒目を離した間に90度回転していました。
両親は「昔はこれで大丈夫だった」と言います。それはそうなんですが、大丈夫だったかどうかは結果論なので、こちらとしては動かせるものは動かしたい。ただ、人の家の物を勝手に片付けるのは気を遣うんですよね。ここが一番やりにくかったところです。
ベビーサークルを車に積んでいった
2回目は車での帰省だったので、家で使っているベビーサークルを積んでいきました。メッシュタイプでマットが付いているもので、5,830円ほど。折りたたむと厚みが15cmくらいになります。
これが一番効きました。母に「ここだけ空けさせて」と言えば済むようになったからです。物を片付けてくださいと頼むより、こちらの陣地を1畳ぶん作らせてもらうほうが、お互い角が立たない。設置は5分もかかりませんでした。
マットが付いているのも和室では助かりました。実家の畳は古くてささくれている場所があって、直接寝かせるのが少し気になっていたんです。マットの厚みは2cmほど。寝返りで頭を打つほどではありませんが、畳の上に直接よりはずっとよかったです。
不満もあります。まず、畳んでも幅が80cm近くあるので、電車移動では絶対に無理です。車だから積めた。次に、メッシュの壁は柔らかいぶん、赤ちゃんが寄りかかると外側にたわみます。壁際に置いておくと、壁とサークルの間に隙間ができて指を挟みそうで、置き方を何度か直しました。
あと、猫がサークルの外周を回るのが気になったようで、子どもがずっとそちらを見ていました。これは実家側の事情なので製品の問題ではないのですが、ペットのいる家では想定しておくといいと思います。
組み立ては車の中で畳んだまま運んで、和室で広げるだけです。2回目のときは父が横で見ていて、「こんなものがあるのか」と感心していました。自分たちの頃はサークルなんて買わなかった、とも言っていました。
室温の感覚が、まったく違った
これは揉めかけました。うちは室温を20〜22度、湿度50%前後で保つようにしています。実家は父が暑がりで、居間が18度くらい。廊下に出ると体感でもっと低い。
逆に、母は「赤ちゃんは寒いとかわいそう」と言って、寝る部屋の暖房を強めにしてくれていました。行ってみたら26度あって、子どもの背中が汗ばんでいた。親切でやってくれていることなので、断りにくいのが厄介でした。
結局、温湿度計を持って行くのが一番早い解決でした。1,200円くらいの小さいやつを1つ。数字が見えていれば、「今26度あるので少し下げますね」と言えます。人の感覚を否定せずに済む。これは持って行ってよかったものの筆頭です。
おむつを替える場所がなかった
これは完全に盲点でした。自宅ではリビングの決まった場所にマットを敷いて替えています。実家では、その「決まった場所」がない。
1回目は座卓の上でやろうとして、母に止められました。ご飯を食べる場所なので当然です。次に和室の畳の上でやったら、今度はおしりふきとおむつの替えを取りに行くのに毎回立ち上がることになった。2泊で10回以上、同じ往復をしています。
2回目からは、100円ショップのトートバッグにおむつ一式をまとめて、それを寝かせる場所の脇に置くようにしました。物ではなく、場所をひとつ決めるだけで解決した話です。サークルを持ち込んでからは、その中で替えています。
ちなみに、実家には替える台のようなものは何もありません。当たり前ですが、40年近く赤ちゃんがいなかった家なので。うちの子が生まれるまで、そのことを一度も意識したことがありませんでした。
寝る場所は、結局こちらが折れた
実家には子ども用の寝具がありません。母は「私の布団に一緒に寝かせればいい」と言うのですが、うちは自宅でベビーベッドを使っているので、大人の布団で寝かせることに慣れていませんでした。
1回目は、実家の客用敷布団を2枚並べて、その端に子どもを寝かせました。壁側に寄せて、私が外側で寝る形です。落ちる心配はありませんが、私がほとんど寝返りを打てず、朝には腰が痛くなっていました。
2回目は、日中に使っているサークルをそのまま寝床にしました。マットの上にバスタオルを敷いて、その上に寝かせる。これがうまくいって、大人も普通に寝られました。サークルを持って行った副次的な効果としては、こちらのほうが大きかったかもしれません。
おむつのごみと、洗濯
細かい話ですが、実家で一番気を遣ったのがおむつのごみでした。2泊で20枚出ます。実家のごみ収集が週2回なので、タイミングによっては数日置くことになる。
2回目からは、防臭袋を1箱持って行くようにしました。1枚ずつ縛って、まとめて袋に入れて持ち帰る。母は「置いていっていいのに」と言いますが、こちらが気になるので持ち帰っています。荷物としては軽いので、負担にはなりません。
洗濯は、頼めばやってくれます。ただ、実家の洗濯機は乾燥機能がなくて、外干し前提でした。2日目が雨だと、干した服が乾かない。うちの自宅は乾燥機付きなので、この違いを完全に忘れていました。着替えを多めに持って行くようになったのは、これが理由です。
実家の風呂も少し困りました。うちは自宅でベビーバスを卒業して大人と一緒に入っているのですが、実家の浴室は洗い場が狭くて、子どもを置いておくスペースがない。2回目は妻と2人がかりで、脱衣所で受け取る形にしました。段取りを決めておかないと、濡れた子どもを抱えたまま固まります。
置きっぱなしにしたもの
2回目の帰りに、いくつか実家へ置かせてもらうことにしました。おむつを1パック、おしりふきを2つ、体温計を1本。全部で3,000円もしません。次に行くときの荷物が、そのぶん軽くなります。
母が「そのくらいこっちで買っておくよ」と言ってくれたのですが、サイズが変わるので、こちらで持って行って置いておく形にしました。押入れの一段を借りています。
ベビーサークルは、さすがに置いていけません。自宅で毎日使っているので。ただ、帰省の頻度がもっと高い家なら、実家用にもう1つ買うのは十分ありだと思います。5,830円なら、毎回車に積み下ろしする手間と天秤にかけられる金額です。
2回行ってみて分かったのは、実家に足りないのは物ではなく赤ちゃん用の面積だということでした。1畳ぶん確保できれば、だいたいの問題は片付く。物を減らしてくださいと言うより、そのほうがずっと頼みやすかったです。
この記事は来客まわりの個別記事です。人が来る家になって何を足したかは人が来る家になった|半年で足したもので振り返っています。

