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子どもが生後6ヶ月になって、寝返りで体の向きを変えるようになりました。まだ移動はしません。ただ、リビングの床に置いてあるパキラの鉢まで、直線で1メートル20センチしかない。つかまり立ちが始まったら届く距離です。
それで「観葉植物 赤ちゃん 安全」で検索したんですが、読めば読むほど分からなくなりました。危険な植物として名前が挙がっているものが、別のページでは初心者向けの育てやすい植物として紹介されている。書いてあることが食い違う。
結論から書くと、私はどの植物が安全かを見分けるのをやめて、どの株も口に入らない場所に置く方針に切り替えました。そこに至るまでに調べたことと、実際にやった配置の話を書きます。
安全な植物のリストを作ろうとして、諦めた
最初にやろうとしたのは、うちにある株を安全と要注意に仕分けることでした。表を作るつもりでスプレッドシートまで開いています。
できませんでした。理由をいくつか書きます。
ひとつ、情報源によって書いてあることが違う。同じ植物について、口に入れないほうがよいとされている記述と、とくに注意書きのない記述の両方が見つかります。どちらが新しいのか、何を根拠にしているのかが分からない。
ふたつ、部位で違うらしいということ。葉なのか、樹液なのか、実なのか、球根なのかで扱いが変わると書かれているものがありました。株ごとに一言で判定できるものではないようです。
みっつ、量の問題があること。少しなめた場合と、飲み込んだ場合では話が違うはずですが、そこまで書いてあるページはほとんどありませんでした。
私は医療の専門家ではないので、これらを自分で判断して「この株は安全です」と言い切ることはできないと思いました。断定できないなら、断定しなくて済む設計にするしかない。それが置き場所の話です。
床から1メートルの線を引いた
やったことは単純で、床から高さ1メートル以内に、植物と土に関するものを置かないと決めました。
この1メートルという数字は、うちの子の身長から逆算しています。生後6ヶ月で67センチ。1歳ごろに75センチ前後になって、つかまり立ちで手を伸ばせば、そこから20〜30センチは上に届く計算になる。棚の高さを実際に測って、床置きの鉢は全部リビングから移しました。
移動先は3ヶ所です。冷蔵庫の上、寝室のチェストの上、それとベランダ。ベランダに出したのは寒さに強い株だけで、冬になったら室内に戻す必要があります。そのとき置き場所がないので、正直まだ解決していません。
ひとつ困ったのが、大きい鉢です。高さ80センチのフィカスは、どこにも上げられません。うちはこれを部屋の角に移して、片側をソファでふさぐ形にしました。完全ではない。ただ、動線から外すだけでも、子どもが向かう頻度は変わるはずだと思っています。
植物より先に、土と鉢まわりが気になった
調べていて考えが変わったのが、危ないのは葉だけじゃないという点でした。
うちの鉢の表面には、化粧用の白い石を敷いていました。直径1センチくらいのものです。これは葉より先に手が届くし、大きさも子どもが口に入れやすい。植物の成分の話をする前に、単純に物として飲み込める大きさのものが鉢の上に載っている。ここに気づいて、石は全部外しました。
同じ理由で、バークチップも外しています。木片は軽いので、子どもがつかんで振れば散ります。肥料も、置き型の粒状のものを使っていましたが、これは土に埋める形に変えました。園芸用の薬剤や肥料は、うちでは玄関の物入れの上段にまとめています。
それと、鉢そのもの。素焼きの鉢は倒れて割れると破片が鋭くなります。うちは子どもの動線に近い場所の鉢を、プラスチックのものに入れ替えました。見た目は素焼きのほうが好きなので、これは妥協です。
もらいものの花束も同じ扱いにした
見落としていたのが、一時的に家に来る植物です。出産祝いでいただいた花束と、妻の誕生日に買った鉢植え。どちらも数週間で処分するものなので、置き場所を考えずにダイニングテーブルに置いていました。
テーブルの高さは70センチです。自分で決めた1メートルの線を、いちばん人が集まる場所で破っていたことになります。今は花瓶も出窓に上げました。花びらが落ちて床に散ることもあるので、そこも含めて常設の鉢より、短期間だけ来るものほど無防備になりやすいと感じています。
鉢の下に敷くものを探している
鉢を移して次に困ったのが、置いた先の床です。冷蔵庫の上もチェストの上も、水がこぼれるとそのまま残ります。受け皿は使っていますが、皿の底に水が回って輪染みができる。
それで探しているのが、鉢の下に敷くマットです。今候補にしているのは、直径20センチの円形の人工芝マットで、芝丈35ミリ、990円のもの。見た目が芝生なので、鉢の下に敷くと緑が下から続いて見える、という商品説明でした。
選んだ理由は、円形で20センチという寸法がうちの鉢とちょうど合うことと、水がかかっても拭けばいい素材であること。四角いマットだと鉢からはみ出た角が目立つので、円形を探していました。
気になっている点も書いておきます。まず、人工芝は毛が抜けます。子どものいる家に置くなら、抜けた繊維が床に落ちて口に入る可能性は考えておく必要がある。うちは、子どもの手が届かない冷蔵庫の上とチェストの上でだけ使うつもりです。床には敷きません。
もうひとつ、通気の問題です。芝の下は湿気がこもるはずなので、受け皿から水が漏れると、マットと家具の間で乾かない可能性があります。実際に使ってみないと分かりませんが、月に1回は持ち上げて裏を確認する運用にしようと思っています。あと、これは商品の問題ではありませんが、緑のマットの上に緑の鉢を置くと、色が単調になりそうな気はしています。
もし口に入れてしまったら
ここが一番書きたかった部分です。予防をどれだけやっても、起きるときは起きます。
調べた範囲では、公益財団法人日本中毒情報センターが運営している中毒110番という電話相談があります。誤って口に入れたときの相談を受け付けているもので、電話番号と受付時間は同センターの公式サイトに載っています。私はこれを冷蔵庫に貼るメモに書き写して、妻とも共有しました。調べるのは、起きる前にやっておく作業です。あわてているときに検索するのは無理だと思っています。
症状が出ている場合や、呼吸や意識に異変がある場合は、相談より先に医療機関の受診や119番の判断になるはずです。ここは素人が線引きできる話ではないので、迷ったら医療機関に連絡する、と決めておくほうがいいと思います。
それから、口に入れたものが何かを伝えられるようにしておくこと。うちは、置いてある株の名前と、園芸店のラベルの写真をスマホのアルバムにまとめました。ラベルは捨てがちですが、名前が分からないと相談のしようがない。これは調べていて一番実用的だと感じた準備です。
自己判断で吐かせるかどうかについては、案内が分かれることがあるようなので、私はここで何かを書きません。専門の窓口の指示に従う、それだけです。
株を減らしました
最後に、いちばん効いた対策を書きます。数を減らしました。
去年の冬に3鉢枯らして、今年に入って2鉢を職場の同僚に譲りました。今うちにあるのは4鉢です。置き場所を1メートル以上に上げるという制約を入れると、そもそも置ける場所の数が限られる。置ける場所の数より鉢が多い状態が、危ない配置を生んでいたんだと思います。
減らしたことを後悔はしていません。窓際に2鉢あれば部屋の印象は十分変わるし、世話の質も上がりました。子どもが動き出すまでにあと数ヶ月あります。その間に、冬に室内へ戻す株の置き場所をどうするかを決めるのが、次の宿題です。
この記事は植物まわりの個別記事です。枯らしながら何が残ったかは家に植物を置いた|枯らしながら残ったもので振り返っています。

