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出品したものが売れないとき、真っ先に値下げする人が多いと思います。私もそうでした。3日売れなければ200円下げる、また3日待って200円下げる。これを繰り返して、気づいたら最初の6割の値段になっていた商品が2つあります。それでも売れませんでした。
順番が逆だったんですよね。値段は最後に触るもので、その前に見るべき数字があった。今は自分の中で手順を決めていて、その通りにやると「値下げすべきか、写真を撮り直すべきか」が迷わず判断できます。今日はその手順を書きます。
手順1:閲覧数を見る。話はそこから
フリマアプリには、その出品が何回見られたかを示す数字があります。まずこれを見ます。
判断はシンプルで、見られていないのか、見られているのに売れないのか。この2つはまったく違う問題で、打つ手も違います。
見られていないなら、値段を下げても意味がありません。そもそも人の目に触れていないので、いくらにしようが変わらない。直すべきはタイトルと検索に引っかかる言葉です。逆に、たくさん見られているのに売れないなら、見た人が「これは違う」と判断している。ここで初めて写真か値段の話になります。
私が目安にしているのは、出品から7日で閲覧が50を超えているかです。この数字に根拠はなくて、自分の出品を並べて眺めたときの感覚値。50を超えていれば「見られてはいる」、20を切っていたら「見られていない」と扱っています。
手順2:見られていないなら、タイトルを直す
閲覧が少ない場合、私が最初に直すのはタイトルです。
やることは、買う人が検索しそうな言葉が入っているかの確認。ベビーチェアを出したときに、私は「ベビーチェア 白 美品」とだけ書いていました。これだと、メーカー名や型番で探している人には引っかからない。「メーカー名 商品名 型番 ベビーチェア ローチェア 離乳食」まで入れたら、閲覧が明らかに増えました。
あわせてカテゴリの設定も見直します。私は一度、ベビー用品を「インテリア・家具」に入れていました。これは自分で気づけない類のミスです。同じ商品を出している人のページを見て、どのカテゴリに入っているかを確認するのが手っ取り早い。
あとは出品し直し。古い出品は一覧の下のほうに沈んでいくので、いったん削除して出し直すと新着として上に出ます。ただしこれをやると、それまでに付いた「いいね」がゼロに戻る。いいねが10件以上付いているものは、消さずにそのまま置いておくほうがいいと思っています。
手順3:見られているのに売れないなら、写真を疑う
閲覧が伸びているのに売れない。これは写真が9割だと思っています。
フリマの一覧画面って、1枚目の写真とタイトルと値段しか見えません。そこで指が止まらなければ、商品ページにすら来ない。逆に商品ページまで来て買われないのは、2枚目以降の写真で不安になっているケースが多い。
私が直したポイントは3つです。背景、明るさ、傷の見せ方。
背景は白い模造紙を床に敷いて解決しました。1枚100円台です。それまではフローリングの上で撮っていて、木目が入るだけで生活感が出る。白い紙を敷くだけで、同じ商品がずいぶん違って見えます。
写真の枚数も増やしました。前は3枚くらいで済ませていたんですが、今は最低でも6枚。正面、背面、上から、底面、付属品を並べたもの、使っている状態が分かるもの。底面は意外と効きます。ベビーチェアの脚のゴムのすり減り具合を1枚入れたら、状態についての質問がぱたりと来なくなりました。
傷の見せ方は、逆に正直に撮るほうが売れました。使用感のあるベビーグッズは、隠すと購入者から質問が来る。質問に答える時間より、最初から傷の写真を1枚入れておくほうが速い。実際、傷の写真を追加したあとのほうが値下げ交渉が減っています。
手順4:明るさは器具でどうにかする
3つのうち、一番苦戦したのが明るさでした。
うちのリビングは西向きで、日中は逆光気味になります。しかも撮影できる時間帯が限られていて、私が出品作業をするのは子どもが寝たあとの夜。夜のリビングの照明だけだと、写真が全部オレンジっぽく沈みました。白いはずの商品が黄ばんで見えるので、これは売れない。
それでクリップライトを買いました。360度回転するアーム付きのLEDタイプで、約2,232円のものです。もともとは寝室のベッドサイドで読書灯として使うつもりで買って、撮影にも転用しています。
使ってみて良かったのは、アームが自由に曲がること。ダイニングテーブルの天板にクリップで留めて、首を伸ばして真上から商品を照らす。真上から光を当てると影が商品の下に落ちるので、輪郭がはっきりします。横から当てると影が伸びて背景の白い紙に写り込むので、位置決めは何度かやり直しました。
色の切り替えができるのも効きました。電球色・昼白色・昼光色の3段階で、撮影に使っているのは一番白いモード。部屋の照明のオレンジと混ざると色が転ぶので、撮るときは部屋の照明を消して、このライトだけにしています。これが一番きれいに撮れました。
不満もあります。まずクリップの開口が狭い。うちのダイニングテーブルの天板は厚さ3cmくらいで、なんとか挟めましたが、これ以上厚い天板だと無理です。棚板や本の背表紙に挟むぶんには問題ないんですが、挟める場所を探すのに少し手間取りました。
それと光量が1灯ぶんしかない。当たり前ですが、1方向からしか光が来ないので、反対側に影が残ります。ちゃんと撮ろうとすると2灯欲しくなる。私は白い模造紙をもう1枚立てて、反射させて影を弱める形でごまかしています。これで足りると言えば足りるけれど、本気で物撮りをするならこれ1つでは足りない。
あと、読書灯としては明るすぎる場面がありました。寝室で使うと、隣で寝ている家族に光が回る。ベッドサイドで使うなら一番暗いモードで、首を壁に向けるくらいでちょうどよかったです。
手順5:ここまでやって売れなかったら、値段を触る
タイトルを直して、写真を撮り直して、それでも2週間動かない。ここで初めて値段です。
値段を下げるときに私が見るのは、同じ商品の「売れた出品」です。今出ている出品ではなく、実際に売れたものの価格を見る。出ているだけの出品は、売れていない価格なので参考になりません。
ただし、この価格も相場として断定はできません。時期、状態、付属品の有無で変わりますし、同じ商品でも数百円の幅がある。私は売れた出品を5件くらい見て、その真ん中あたりを狙う、という程度の決め方をしています。
そして下げるときは一度にまとめて下げる。200円ずつ刻むのをやめました。刻むと、下げるたびに「もう少し待てば」と思って時間だけが過ぎる。売れた出品の価格まで一気に下げて、それで売れなければ売らない、という判断に切り替えます。
売らないと決めたものは、箱から出して買取に回すかリサイクルに出します。家に置いておく場所のコストのほうが高い。
最後に
売れないときに値下げから入ると、たいてい安く売って終わります。閲覧数を見て、見られていないのか、見られて選ばれていないのかを先に切り分ける。それだけで打ち手がだいぶ絞れます。
写真については、機材にお金をかける必要はないと思っています。私が効果を実感したのは、白い紙を敷くことと、色の白い光を1灯足すことの2つだけ。合計で2,500円もかかっていません。値下げ1回ぶんで元が取れる範囲だったので、そこは先にやってよかったと思っています。
この記事は不用品の手放し方の個別記事です。半年で何を売ったかの全体は家の物を売って減らした|半年で手放したものにまとめています。

