土|室内で使うなら何を選ぶか

※ この記事にはプロモーションが含まれています。

室内に置く鉢の土を、2回替えました。最初はホームセンターの一番安い培養土。次に無機質を混ぜた自作。今は市販の無機質用土です。替えた理由はどれも同じで、においでした。在宅勤務で一日中同じ部屋にいると、鉢の周りの土っぽいにおいがけっこう気になるんですよね。妻に「この部屋、雨の日みたいなにおいがする」と言われたのが決定打でした。何をどう替えて、何が変わって、何が変わらなかったかを書きます。

安い培養土を室内に持ち込んだのが最初の間違い

去年の秋、最初に買ったのは14リットルで498円の培養土でした。袋に「花にも野菜にも」と書いてあるやつです。ベランダ用としては何の問題もない土だったと思います。問題は、それを室内の鉢に使ったことでした。

袋を開けた瞬間に、腐葉土のにおいがしました。屋外なら気にならない程度のにおいです。でも6畳の仕事部屋に鉢を3つ置くと、朝いちばんに部屋に入ったときにはっきり分かる。特に水をやった直後の1〜2時間がきつかったです。

においの元は、たぶん有機物です。培養土には腐葉土やバーク堆肥といった、植物や樹皮が分解されたものが入っていることが多い。これが土の中で分解を続けるので、湿ると独特のにおいが出ると説明されています。屋外なら風で流れる。室内だと部屋に留まります

もうひとつ、コバエが出ました。これも有機物と湿った表面が関係していると紹介されていることが多いです。うちの場合、水をやりすぎて土の表面がずっと湿っていたので、条件を自分で作っていたことになります。

自分で無機質を混ぜてみたが、中途半端だった

次にやったのが、培養土に赤玉土とパーライトを混ぜて水はけを良くする方法です。ネットで見かけたやり方で、割合は目分量で培養土5、赤玉4、パーライト1くらい。

結果としては、においは半分くらいに感じるようになりました。乾くのも早くなった。ただ、腐葉土のにおいがゼロになったわけではありません。混ぜている以上、有機物は残っているので当然です。それと、混ぜる作業がベランダでしかできない。うちのベランダは奥行80cmくらいしかなくて、洗濯物も干す。土をぶちまける空間としては狭すぎました。新聞紙を敷いて、しゃがんで、風で赤玉土の粉が舞う。1時間かけて2鉢分です。

効率が悪かったので、最初から無機質だけで作られた用土を買うことにしました。

無機質用土に替えた

買ったのは、クリスタルグレインという室内向けの用土です。細目タイプで、容量は1リットルから4リットルまで選べます。私は4リットルを2,650円ほどで買いました。培養土の14リットル498円と比べると、リットル単価では十数倍です。ここは正直、最初にためらいました。

虫がわかない 観葉植物の土 Crystal Grain

虫がわかない 観葉植物の土 Crystal Grain

Amazonで見る楽天市場で見る

袋を開けたときのにおいは、ほぼありませんでした。これが一番の変化です。粒は乾いていて、手に取ってもほとんど汚れない。室内のテーブルに新聞紙を敷いて、そこで植え替え作業ができました。ベランダに出なくていいというだけで、作業のハードルがだいぶ下がりました。

商品としては「虫がわかない」とうたわれていますが、私はそこまで断定的には受け取っていません。有機物が少ない用土はコバエの発生源になりにくいと説明されることが多い、という理解です。うちの実感で言うと、替えてから3ヶ月で室内のコバエを見た回数は明らかに減りました。ただ、同じ時期に水やりの量も減らしているので、どちらが効いたのかは分けられません。土だけの効果とは言えないと思っています。

替えてみて気になったところ

いくつか不満もあります。まず、値段。4リットルで2,650円というのは、鉢を何個も持つと現実的ではありません。うちは室内の3鉢だけこれにして、ベランダの鉢は培養土のままです。全部替えようとすると1万円を超えるので、そこまでする気にはなりませんでした。

次に、水の抜けが良すぎて水やりの回数が増えました。培養土のときは10日に1回で足りていたシェフレラが、無機質用土にしてからは5〜6日で表面まで乾きます。においとコバエと引き換えに、水やりの手間が倍近くになった。忙しい時期にはこれが地味に効きました。

それと、粒が軽いので、水を勢いよくやると表面の粒が浮いて流れます。私は最初、ペットボトルから直接ざっと注いでいて、鉢の縁から粒が受け皿に落ちていました。今は細い注ぎ口のじょうろで、鉢の縁に沿わせてゆっくり回しかけています。この辺は使い方の慣れの問題です。

あとひとつ。植物によっては、無機質だけだと栄養が足りないと説明されています。有機質の土のように分解して養分になるものが入っていないからです。そのぶん肥料で補う前提になる、という理解でいます。うちはまだ替えて3ヶ月なので、長期でどうなるかは分かりません。

全部替える前に、表面だけ替えて様子を見た

実は無機質用土に全面的に替える前に、もっと安上がりな方法を試しています。土の表面3cmだけを、無機質の粒で覆うやり方です。マルチングと呼ばれる方法で、化粧砂やゼオライトを使う例が紹介されています。

うちは1鉢だけ、園芸コーナーで買った700gのゼオライトを表面にかぶせてみました。600円くらいだったと思います。結果は半分成功でした。においは弱くなった。水をやった直後に鉢の近くに顔を寄せても、以前ほどではない。ただ、しばらくすると表面の粒の隙間から下の土のにおいが戻ってきました。ふたをしただけなので、当然といえば当然です。

それと、表面を覆うと土の乾き具合が見えなくなります。私は指を突っ込んで確かめるようになったんですが、そのたびに表面の粒がぐちゃぐちゃになる。見た目のためにやったのに、見た目が崩れていく。1ヶ月でやめました。

ただ、鉢が多い人や、まず様子を見たい人には試す価値のある方法だと思います。600円で1鉢分。全部の土を入れ替える手間と比べれば、はるかに軽い。うちも室内の3鉢を替えるかどうか迷っていた時期は、この方法で判断材料を作りました。

土を使わない選択肢もあった

においの問題を根本から避けるなら、そもそも土を使わないという手もあります。うちはいくつかの鉢をハイドロカルチャーにしました。土の代わりに発泡させた石を使うもので、これも無機質なのでにおいはほぼありません。

観葉植物 18種 ハイドロカルチャー ガジュマル パキラ サンスベリア モンステラ ポトス バンブー マドカズラ カポック アイビー 小さい

観葉植物 18種 ハイドロカルチャー ガジュマル パキラ サンスベリア モンステラ ポトス バンブー マドカズラ カポック アイビー 小さい

Amazonで見る楽天市場で見る

ハイドロは水位が見えるので、水やりの判断が楽です。ただし成長は遅い。それと、器の内側にぬめりが出ることがあって、うちは2ヶ月に1回洗っています。土なら不要な手間です。においを取るか、洗う手間を取るか、という話でした。

室内の土は、においと乾き方で選べばいい

1年やってみて、室内の用土を選ぶ軸は2つに絞れると思っています。ひとつはにおい、つまり有機物がどれくらい入っているか。もうひとつは乾き方、つまり水やりの間隔がどう変わるか。デザインや粒の色は、正直どちらでもよかったです。

においを重視するなら無機質。ただし水やりの回数は増えるし、肥料で補う前提になります。回数を減らしたいなら、ある程度保水するものを混ぜたほうがいい。うちは「においを我慢するくらいなら水やりの回数が増えるほうがまし」という判断をしただけで、逆の人がいてもおかしくないと思います。

最後にひとつ。土を替えるときは、根についた古い土をどこまで落とすかで迷います。私は最初、水で全部洗い流してしまって、そのあとシェフレラの葉が2週間ほど下を向きました。根を触りすぎたんだと思います。今は古い土を軽くほぐす程度にして、根はできるだけいじらないようにしています。土を替えること自体が植物にとっては負担なので、においが気になるという理由だけで頻繁にやるものでもなさそうです。

この記事は植物まわりの個別記事です。枯らしながら何が残ったかは家に植物を置いた|枯らしながら残ったもので振り返っています。

タイトルとURLをコピーしました