中古とアウトレット|どこまで許容するか

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家具を1つずつ入れ替えていく過程で、何度か中古とアウトレットを検討しました。結局まだ買っていません。ただ、調べる時間はかなり使ったので、その内容と、自分なりにどこで線を引いたかを書いておきます。ここは実際に買った体験談ではないので、調べて分かったことと、私の判断を分けて書きます。買わない代わりにやったのが、手持ちの家具の傷をリメイクシートで隠すことでした。こちらは実際にやったので、その使い勝手も書きます。

アウトレットと中古は、そもそも別の話

調べ始めて最初に混乱したのがここでした。同じ「安く買える家具」として並んで語られがちですが、中身がまったく違います。

アウトレットは基本的に新品です。ただし、何らかの理由で正規価格で売れない品。店頭で展示されていたもの、輸送中に小さな傷がついたもの、モデルチェンジで型落ちになったもの、生産段階で規格から外れたもの。販売ページを見ると、この「訳」がどれなのかを明記している店とそうでない店があります。

中古は、誰かが使っていたもの。リサイクルショップ、フリマアプリ、家具の買取専門店などが窓口になります。価格の下がり方はアウトレットより大きいけれど、状態の幅も比べものになりません。

アウトレットは「新品だが訳あり」、中古は「使用済み」。この違いを踏まえないと、リスクの見積もりを間違えると思いました。

アウトレットで見るべきなのは「訳」の中身

アウトレット品の説明を読み比べていて、気になったのは訳の書き方の粒度でした。「若干の傷あり」とだけ書かれているものと、「天板右手前に長さ3cmのすり傷1箇所」と写真付きで書かれているもの。後者のほうが明らかに安心できます。

展示品については、いくつかのショップの説明で共通して触れられていたのが日焼けでした。店頭の照明や窓際に長く置かれていた場合、色が変わっている可能性がある。これは写真では判断しづらい、と紹介されていることが多いです。木製の家具で、扉を開けたときに内側と外側で色が違う、という話も見ました。

型落ちについては、私はむしろ狙い目だと考えています。機能が変わらず年式だけ古いなら、傷も使用歴もない新品なわけで。ただし、同じシリーズの追加購入ができなくなる点は注意が要りそうです。棚を買い足して並べる使い方をするなら、廃番は普通に困る。

中古で私が引っかかった3点

調べたうえで、中古を見送った理由は3つあります。1つめが、においです。前の持ち主の家のにおいがどうしても残る、という話が口コミで繰り返し出てきました。特に布や合皮を使ったソファ、引き出しの内側。写真では絶対に分かりません。子どもが顔を近づける家具でこれが起きると、私は耐えられないと思いました。

2つめが保証です。新品なら初期不良の対応があるところ、中古は基本的に現状渡し。個人間の取引ならなおさらです。組み立て家具の中古で、ネジ穴が広がっていて締まらないという話も見ました。これは受け取ってから分かるやつです。

3つめが搬入。うちは玄関の幅が78cmで、廊下に曲がりがあります。完成品の状態で届く中古家具は、分解できるとは限らない。搬入できずに引き取ってもらう場合の費用がどうなるかは、出品者や店によってばらばらでした。ここが読み切れなかったのが、最終的に見送った一番大きな理由です。

値段の下がり方を並べてみた

どれくらい安くなるのかも調べました。同じ型番で比べられるケースは限られるので、あくまで販売ページを眺めた印象の話です。

アウトレットの展示品は、定価の2割から4割引きくらいの表示が多い印象でした。傷ありのB級品はもう少し下がって、半額に近いものも見かけます。中古はさらに幅が広くて、状態が良いと書かれているものでも定価の3割前後、状態を問わないなら1割を切る出品もありました。

ただ、ここに送料と搬入費が乗ります。大型家具の配送は数千円から、階段作業や設置が入るとさらに上がる。本体が5,000円安くても、配送で3,000円かかれば差は縮まります。安さを見るなら、本体価格ではなく玄関に届くまでの総額で比べるべきだと思いました。新品のネット通販は送料無料の表示が多いので、そこも含めると差が意外と小さいケースがあります。

子どもがいる家での、私の線引き

整理すると、私が中古やアウトレットを許容できるのは、次の条件を満たすものだと考えています。

  • 子どもが口や顔を直接つけない家具であること
  • 傷の位置と大きさが写真と文章で特定できること
  • 分解して搬入できるか、寸法が搬入経路に収まると確認できること

逆に、この条件から外れるものは新品で買うつもりです。具体的には、マットレスと布張りのソファ。この2つは衛生面が読めないので、値段が半分でも手を出さないと決めました。子ども用の椅子やベビー用品も同様です。

一方、スチールラックやカラーボックスのような、拭ける素材で構造が単純なものは、アウトレットで十分だと思っています。表面の傷が機能に影響しない家具なんですよね。

傷は隠せる、という選択肢

ここからは実際にやった話です。中古を買う代わりに、今ある家具の傷をリメイクシートで隠しました。うちのテレビ台は表面が突板で、以前アルコールの除菌シートで拭いて20cmほど白く変色させています。その部分です。

使ったのは、貼ってはがせるタイプの木目のシートです。3mで約2,800円。のり付きで、上から貼れるもの。

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幅は一般的な45cm前後のもので、うちのテレビ台の天板がちょうど収まりました。貼る前に天板を固く絞った布で拭いて、完全に乾かしてから始めています。ホコリが1粒残っているだけで、そこが膨らんで目立つので。

貼ってみて分かったのは、平らな面なら簡単で、角が難しいということでした。天板の平面はスキージーで空気を押し出しながら貼れば、10分でそれなりに仕上がります。ただ、角を回り込ませるところで必ずしわが寄る。私はドライヤーで軽く温めて伸ばしながら貼りましたが、最初の1回は失敗して、20cmほど無駄にしました。3mあったので、やり直せる余裕があったのは助かりました。

不満は2つ。まず、色の合わせが難しいです。うちのテレビ台は少し赤みのあるブラウンで、届いたシートはやや黄色寄りでした。全面を貼り替えるならいいのですが、一部だけ貼ると境目が分かります。結局、天板を丸ごと1枚で貼ることにしました。

もうひとつは、耐久性がまだ分からないこと。貼ってから2ヶ月で、端が浮いてきた箇所はありません。ただ、はがせるタイプの粘着なので、熱や湿気でどうなるかは長く使ってみないと言えないです。子どもが引っかいたらどうなるかも未知数で、そこは触れる高さに貼っていないので判断できていません。

今のところの結論

私の場合、アウトレットの型落ち品は積極的に見る、展示品は説明の粒度で判断する、中古は衛生面が問われないものに限る、という形で落ち着いています。まだ実際には買っていないので、これは机上の線引きです。

ただ、リメイクシートを貼ってみて考えが少し変わりました。表面の見た目は2,800円で何とかできる。だとすると、傷を理由に安くなっているアウトレット品は、私にとっては十分ありなんですよね。次に棚を買い足すときは、まずアウトレットの棚から探すつもりです。においと構造の不具合だけは後から直せないので、そこだけは新品にこだわると思います。

この記事は家具の個別レビューです。1年で何をどう入れ替えたかは家具を1つずつ替えた|1年でこうなったにまとめています。

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