※ この記事にはプロモーションが含まれています。
ラグを敷いても音があまり変わらなかったので、下に防音シートを1枚重ねました。結果として、これが今のところいちばん費用対効果がよかった対策です。ラグを買い替えるより安く、部屋の見た目は何も変わらない。
うちは賃貸マンションの2階で、生後6ヶ月の子がいます。まだ歩きませんが、寝返りとハイハイが始まってから、握ったものを落とす回数が一気に増えました。歩き始めたらもっと音が出るはずなので、その前に床を仕上げておきたかった、というのが動機です。
ラグ1枚では、思ったほど変わらなかった
最初に買ったのは、厚手をうたった低反発のラグでした。185×185cmで8,000円ほど。毛足が長くて、踏むとふかっと沈みます。これで音は減るだろうと思っていました。
実際には、変わったのは音の高さだけでした。積み木を落としたときの「カン」という金属的な響きは無くなります。ただ、隣の部屋で妻に聞いてもらうと「聞こえてはいる」。低反発のウレタンは体重をゆっくり受け止めるのは得意ですが、落下のような一瞬の衝撃には、思ったほど働いてくれない感じでした。
調べてみると、床の音を減らす方向には大きく2つあって、柔らかいもので衝撃を吸収するのと、重いもので振動を伝えにくくするのとがあるようです。ラグは前者しか持っていません。毛足の長さは柔らかさの話で、重さの話ではない。手に持ったラグは、面積のわりに軽いんです。
それなら足りないほうを足せばいい、と考えたのが、下に重ねるという発想でした。ラグを買い替えるより安く済みそうだったのも大きい。
ラグの下に防音シートを1枚入れた
買ったのは、ラグやカーペットの下敷き用として売られている防音シートです。厚さは製品によって5mmから10mm前後の幅があり、うちが選んだのは厚めのタイプで3,500円ほどでした。
届いて最初の感想は「重い」でした。丸めて筒状になった状態で届くのですが、片手では持ち上がりません。手触りはゴムに近くて、指で押しても沈まない。柔らかさで勝負している製品ではないのが、触った瞬間に分かります。ラグの下に隠れて見えなくなる部分なので、見た目は完全に度外視されています。
敷くのは簡単でした。ラグをどけて、床にシートを広げて、上からラグを戻すだけ。15分もかかっていません。
効果は、落下音ではっきり分かりました。ラグだけのときは「ドス」だったのが、シートを挟むと「トッ」に近い、余韻のない音になります。妻に隣の部屋で聞いてもらったところ、「音がしたことは分かるが、何が落ちたかは分からない」でした。ラグ単体では「たぶん積み木」まで当てられていたので、そこは変わったと思います。
製品ページには遮音の数値が書かれていますが、これはメーカーの表示であって、私が測ったものではありません。マンションの床は建物の構造で結果が変わるので、同じシートでも家によって体感は違うはずです。うちで効いたという以上のことは言えません。
敷き方で2回しくじった
簡単だと書きましたが、やり直しは2回しています。
1回目はサイズを間違えました。ラグと同じ185cm角のつもりで買ったら、シートのほうが少し大きくて、ラグの下からふちがはみ出しました。グレーのゴムのふちが1cmほど顔を出している状態です。カッターで切れる素材なので切って調整しましたが、切り口がまっすぐにならず、いまも一辺だけ少し波打っています。ラグより気持ち小さいサイズを選ぶのが正解でした。
2回目はずれです。シートは重いので動きませんが、その上のラグが動く。フローリングに直接置いていたときより、シートの上のほうが滑りやすいことがありました。うちの子はまだ歩きませんが、ハイハイで方向転換するときにラグを蹴るので、1週間で5cmくらい寄っていきます。滑り止めのテープを四隅に貼って解決しました。ここは最初から想定しておくべきでした。
重ねて変わったこと、変わらなかったこと
1ヶ月使ってみて、良かった点をもう少し細かく書きます。
まず踏み心地が変わりました。ラグ単体だと、沈んだ先に床の硬さが残っています。シートを挟むと、沈む量は減るのに底つきがない。子どもがうつ伏せで頭を打ちつけるような場面でも、以前より安心して見ていられます。
次に冷えにくくなりました。フローリングの冷たさが、ラグ越しに来なくなった。これは防音とは関係ない効果ですが、床に座って過ごす時間が長い家では地味に効きます。
逆に、変わらなかったこともあります。大人が普通に歩く音は、体感としてほとんど変わりませんでした。それと、これから来るであろう子どもが飛び跳ねたり走ったりする音については、一般的に、敷物だけで大きく減らすのは難しいとされています。重くて低い音は建物の床構造が支配的だからです。シートを重ねたから走り回っても大丈夫、という話にはならない。ここは分けて考えています。
不満点も書いておきます。とにかく重くて、移動と掃除が面倒です。ラグを洗うときにシートごと持ち上げるのは無理で、ラグだけ剥がすことになります。あとにおい。開封直後はゴムのにおいがはっきりありました。窓を開けて2日ほど置いてから使いましたが、においに敏感な人は覚悟したほうがいいと思います。
高いラグを買い直すのと、どちらが得だったか
シートを敷く前に、一度は防音をうたった厚手のラグへの買い替えも検討しました。調べてみると、遮音性能を明記した高密度のラグは、うちが必要な185cm角のサイズで2万円台から、というのがだいたいの相場のようです。今使っているラグが8,000円なので、買い替えるなら差額で1万5千円以上かかる計算になります。
対して、シートを重ねる方法は3,500円で済みました。しかも既に持っているラグが無駄にならない。うちのラグは色と毛足の感じが気に入って選んだもので、防音のためだけに手放すのは惜しかった。ここが決め手でした。
もう一つ、重ねる方式には段階的に足せるという利点があります。うちは今1枚ですが、歩き始めて音が気になるようなら、もう1枚重ねるか、その上に防音タイルカーペットを部分的に置く、という手を残してあります。ラグを買い替えてしまうと、次に足せるものがない。同じ金額を一度に使うより、様子を見ながら小さく積む方が、賃貸には合っていると思っています。
逆に、シートを重ねる方式が向かないのは敷きっぱなしにできない場所です。来客のたびにラグを片付ける家だと、重いシートの上げ下ろしが毎回発生します。うちは動かさない前提の部屋に敷いたので問題になっていませんが、そこは生活のしかたによります。
湿気の管理だけは省けない
敷いたあとで気になったのが、下に湿気がこもらないかという点でした。ゴム系のシートは通気しません。フローリングとの間に湿気が溜まれば、カビの原因になります。
うちは月に1回、シートごとめくって半日ほど床を出す運用にしました。めくるといっても半分ずつです。今のところ床側にも裏面にも変色はありません。ただ、これはやらないと気づけないタイプのリスクだと思っていて、敷きっぱなしにするつもりなら、除湿を意識したほうがいいと思います。
あと、床暖房やホットカーペットの上に敷けるかどうかは製品によって違います。うちの部屋には床暖房が無いので試していませんが、使う予定があるなら仕様の確認は必須です。
最後に
ラグの防音が物足りないと感じたとき、次に買うのは高いラグではなくラグの下に入れる1枚でいいと思います。3,500円で、手持ちのラグをそのまま使い続けられる。見た目も何も変わりません。
うちの子はまだ歩きません。本当に効くかどうかの答え合わせはこれからです。それでも、動きが増えてきた今のうちに敷いておいたことで、歩き始めたときに床は済んでいる状態にできました。買うならラグより少し小さいサイズ、これだけは覚えておいてください。
この記事は近隣への音の個別記事です。賃貸で何をやったかの全体は子どもの足音が気になり出した|賃貸でやったことで整理しています。

