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設定画面の「最大容量」が84%になっていました。買って2年半のiPhoneです。朝100%で出て、夕方には20%を切る。使い方は変わっていないのに、減り方だけが変わりました。
ここで悩むのは、バッテリーを交換するのか、本体ごと買い替えるのかという一点です。私はまだどちらもやっていないので、この記事は自分で交換した体験談ではありません。窓口と条件を調べて、どこで判断が分かれるのかを整理したものです。数字は時期や機種で変わるので、最終的には公式の案内を見てください。
まず、正規の窓口がどこにあるかを調べた
最初に確認したのは、メーカーと正規サービスにきちんと出すルートです。ここが分かっていないと、他の選択肢の良し悪しも判断できません。
iPhoneの場合、Appleの公式サイトから修理の申し込みができます。持ち込みならApple StoreかApple正規サービスプロバイダ、遠ければ配送での修理も選べる、と案内されています。正規サービスプロバイダというのは、家電量販店やカメラ店の中に入っていることが多い窓口で、私の家からだと駅前の量販店が該当していました。近所にApple Storeがなくても、意外と選択肢はあります。
費用については、Appleのサポートページに機種ごとのバッテリー修理サービス料金が出ています。金額は機種と時期で変わるので、ここで具体的な数字を書くのはやめておきます。自分の機種名で公式ページを引くのが確実です。AppleCare+に入っていれば、バッテリーの最大容量が一定の水準を下回っている場合に追加料金なしで交換できるとされているので、加入している人はまずそこを確認する順番になります。
Androidは機種によって窓口が分かれます。メーカーの修理受付に直接申し込む方法、購入したキャリアのショップ経由で出す方法、それから購入時に入った補償サービスを使う方法。うちのAndroidはメーカーのサイトに修理申し込みのページがあって、そこから配送修理を申し込む形でした。キャリアで買った端末は、キャリア側の補償に入っていると自己負担が変わることがあるので、契約内容を先に見たほうがいいです。
共通して気をつける点として、修理に出す前にバックアップを取ることが案内されています。バッテリー交換だけなら基本的にデータは残るはずですが、修理の過程で初期化される可能性はゼロではない。それと、預かりになるか当日返却かは窓口と混雑状況によります。代替機の貸し出しがあるかどうかも、事前に聞いておく項目だと思います。
非正規の分解修理を候補から外した理由
調べると、街の修理店や自分で交換するキットの情報がたくさん出てきます。私はこれを検討の対象から外しました。人に勧めるつもりもありません。
理由の1つめは危険です。リチウムイオンバッテリーは、変形させたり、内部で短絡させたりすると発熱・発火のおそれがあります。分解の過程で工具が電極に触れる、粘着テープを剥がすときに電池が曲がる、といったことが起きうる。家に生後半年の子どもがいる状態で、居間で電池を曲げる作業をする気にはなれませんでした。
2つめは元に戻らないものがあることです。スマホの防水性能は、内部のシールやパッキンで成り立っています。一度開けた時点で、その性能は保証されなくなる。それから、純正でない部品に交換した場合、機種によっては「純正部品か確認できない」という趣旨の表示が出続けたり、バッテリーの状態の表示が正しく出なくなったりすることがあると案内されています。
3つめは保証と、そのあとの修理です。メーカー保証や補償サービスは、分解歴があると対象外になるのが一般的です。さらに、非正規で開けたあとに別の不具合が出て正規窓口に持ち込んでも、受け付けてもらえないことがある。1回安く済ませたせいで、以降のすべての選択肢が閉じるのは、割に合わないと判断しました。
もう1点。取り外した古いバッテリーは、家庭ごみに出せません。膨らんでいるものはなおさらです。小型充電式電池の回収に対応した店舗や、自治体の案内に従って出す必要があります。自分で交換すると、この処理も自分で背負うことになります。
「最大容量」の数字をどう読むか
iPhoneは設定のバッテリー項目に最大容量がパーセントで出ます。新品時と比べた蓄えられる電気の量の目安で、80%を下回ると劣化を知らせる表示が出るとされています。私の84%は、その一歩手前ということになります。
Appleは、iPhoneのバッテリーについて通常の条件下で一定回数のフル充電サイクルを終えた時点で当初の容量の最大80%を維持するように設計していると説明しています。この回数は機種によって異なり、以前の機種では500回、新しい機種ではより多い回数が示されています。自分の機種がどれに当たるかは公式の仕様ページで確認するのが確実です。
Androidは、最大容量に相当する数字を標準では見られない機種がまだ多い印象でした。OSのバージョンや機種によっては表示されるものもあります。数字が見られない場合は、満充電からの持ち時間が去年と比べてどうかという体感で判断するしかありません。
ただ、数字だけで決めるのも違うと思っています。84%でも困っていないなら替える必要はないし、90%あっても寒い日に急に電源が落ちるようなら相談する理由になります。私の場合は後者に近くて、冬の朝に30%台から一気に落ちたことが2回ありました。
交換と買い替えの分かれ目
私が整理した基準は3つです。
1つめ、バッテリー以外に不満があるか。カメラ、動作の速さ、画面の傷。ここに複数の不満があるなら、交換してもすぐまた買い替えたくなります。私のiPhoneは2年半でカメラにも速度にも不満がないので、この点では交換寄りでした。
2つめ、OSの更新がいつまで受けられるか。メーカーはサポート期間の目安を公表していることがあります。更新が終わる端末に交換費用をかけるのは、期限付きの延命にお金を払うことになる。ここは機種ごとに調べる必要があります。
3つめ、交換費用が本体価格の何割になるか。ざっくりですが、私は3割を超えるなら買い替えを検討する、と決めました。加えて、下取りに出せば買い替え側の実質負担が下がることも計算に入れています。
結論を出すまでの間、モバイルバッテリーでしのいでいる
正規の窓口は分かったものの、私はまだ交換に出していません。予約と預かりの日程が合わないのと、次の機種の発表を見てから決めたいからです。それまでの間の実用的な対処が、モバイルバッテリーを持ち歩くことでした。
使っているのは10000mAhの薄型のものです。1,980円ほどで買いました。厚みは1.5センチくらいで、鞄の内ポケットにそのまま入ります。子どもを連れて外に出ると、写真と動画で消費が跳ね上がるので、これがあるだけで残量を気にする回数がかなり減りました。
不満もあります。まず重い。実測で200グラム弱あって、スマホをもう1台持っているのと変わりません。抱っこ紐で移動する日は、この200グラムがはっきり分かります。それと充電しながら使うと本体もバッテリーも温まる。夏の屋外でこれをやると、かえってスマホに悪いことをしている気がして、今は移動中に充電して、使うときは外すようにしています。
もう1つ、本体のバッテリーが直るわけではないことは書いておきます。あくまで先送りです。20000mAhの大容量タイプも売られていますが、日常的に持ち歩くなら10000mAhでも過剰なくらいでした。防災用の備えとして家に1つ置くなら大容量、持ち歩き用なら薄型、と分けて考えるのがよさそうです。
劣化を遅らせるためにやめたこと
次の端末で同じことを繰り返さないように、いくつか習慣を変えました。
いちばん大きいのは枕元での一晩中の充電をやめたことです。iOSには最適化されたバッテリー充電の機能があり、機種によっては充電の上限を80%に設定できます。私は上限設定を使っています。朝の残量が80%で足りるかどうかは生活次第ですが、うちは日中に一度充電する機会があるので問題ありませんでした。
それと熱を避けること。iPhoneの仕様では動作時の環境温度は0〜35度とされていて、高温はバッテリーに良くないと案内されています。夏の車のダッシュボードに置く、布団の上で充電しながらゲームをする、このあたりはやめました。ケースを付けたままワイヤレス充電すると温まりやすいので、そこも見直しています。
最後に
最大容量84%という数字を見てから、私が最初にやったのは公式の窓口と料金を調べることでした。ここを飛ばして安い方法を探しに行くと、防水も保証もその後の修理も失う。順番としては、Appleのサポートページか、メーカーの修理受付か、キャリアの補償か。この3つを先に見るのがいいと思います。
そのうえで、交換か買い替えかはバッテリー以外の不満と、OS更新が残っている期間で分かれます。私はまだ結論を出していません。決めるまでの間は10000mAhのモバイルバッテリーでしのいでいて、それはそれで通用しています。
1つだけ、はっきり書いておきます。膨らんでいる端末は使い続けないでください。画面が浮いている、ケースに入らなくなった、机に置くとがたつく。こうした状態は充電をやめて、正規の窓口に相談する場面だとされています。ここだけは様子見をする理由がありません。
この記事はスマホ小物の個別レビューです。何を見直したかの全体はスマホまわりの小物を見直した|落として学んだにまとめています。

