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3ヶ月で32点を売りました。手取りの合計は、細かい数字は伏せますが5万円台。数字だけ見ると悪くないように思えます。ただ、かかった時間を記録していたので割ってみたら、時給に換算しておよそ900円でした。
エンジニアの仕事の時間単価と比べると、正直かなり低い。それでも私は続けています。なぜ続けるのかも含めて、何にどれだけ時間がかかったのかを書きます。数字は私の環境と私のやり方のものなので、そのまま当てはまるものではありません。
作業を8つに分けて、時間を測った
測り方は雑で、スマホのストップウォッチを押して、作業が終わったら止めて紙に書く。それだけです。1週間分やったら平均が見えてきました。
撮影が1点あたり4分。説明文とタイトルの作成が5分。出品操作が2分。ここまでが出品にかかる時間で、合計11分。これに、売れてから発生するのが、コメントへの返信が平均3分、梱包が12分、コンビニまでの往復が9分、取引メッセージと評価が2分。合計26分。
つまり1点を売り切るのに、平均で37分かかっている計算になります。32点で約20時間。ここに、売れなかった出品の作り直しや、値下げの検討、写真の撮り直しが乗るので、実際はもう少し多い。ざっくり55時間くらい使ったと思っています。
一番意外だったのは梱包でした。12分は長い。緩衝材を切って、巻いて、テープで留めて、袋か箱に入れて、伝票を貼る。手が止まるのは、たいてい「どの資材を使うか」を探しているときです。
時給を上げるには、単価より回数を減らすしかなかった
時給を上げる方法は2つあります。単価を上げるか、時間を減らすか。
単価を上げるのは、正直あまりできませんでした。中古品の値段は市場が決めるので、自分で好きに上げられない。高く出せば売れないだけです。
だから時間のほうを削ることにしました。効いたのは3つです。
1つめがまとめ売り。子ども服を1枚ずつ出していたのをやめて、サイズごとに6枚セットで出す。梱包が6回から1回になります。26分が6倍かかっていたところが、梱包が少し大きくなるだけで済む。これが一番効きました。
2つめが資材を1箇所にまとめる。緩衝材、テープ、封筒、段ボール、ハサミ、メジャーを、玄関横の1箇所に集めました。梱包12分のうち3分くらいは探す時間だったので、そこが消えた。
3つめが発送のまとめ。売れるたびにコンビニへ行くのをやめて、週に2回、まとめて持っていく日を決めました。往復9分が、3個まとめれば1個あたり3分になる。ただし発送が遅れるとその分だけ評価に響く可能性があるので、最大でも翌日には出すようにしています。
スニーカー6足で、時間の使い方が変わった
時間を減らす工夫の中で、思ったより効いたのが保管の仕方でした。
私は独身時代に買ったスニーカーが玄関の棚に詰まっていて、履いていないものが6足ありました。これを売ることにしたんですが、ここで問題が起きます。靴は撮影のたびに出し入れするのが面倒で、しかも出品中は履かないのに靴箱の場所を取り続ける。
それで、透明なシューズケースを買いました。横型のクリアタイプ6個セットで、約9,980円。1個あたり1,600円ちょっとの計算です。
良かったのは、横型で正面が開くことです。上から取り出すタイプだと、積んだときに下の段が取り出せない。横型なら積んだまま前から出せます。出品中の6足を積んで、売れたものから前を開けて取り出す。この動作が1つ減るだけで、梱包の時間が実際に短くなりました。
中が見えるのも効いています。前の記事でも書いたんですが、出品中の物は中身が見えないと管理できない。積んだ状態でどれがどれか分かるので、探す時間がゼロになりました。
不満もあります。まず6個セットで約9,980円は、正直高い。スニーカー6足を売って得た金額と比べると、ケース代のほうが上回りかねません。私は今後も靴の収納として使い続ける前提で買ったので納得していますが、出品のためだけに買うなら明らかに元が取れない。
それと、大きいサイズの靴はぎりぎりでした。私は27cmを履くんですが、ハイカットのスニーカーだと蓋を閉めるときに少し押し込む感じになる。ブーツは入りません。買う前に自分の靴の実寸を測っておいたほうがいい。
あと、組み立てが必要です。6個ぶんを一人で組み立てて、20分ちょっとかかりました。パーツをはめ込む方式で、力を入れないと入らない箇所がある。届いてすぐ使えると思っていたので、そこは想定外でした。
湿気の話も一つ。密閉に近い構造なので、履いた直後の靴をそのまま入れると内側が曇ります。私は一晩置いて乾かしてから入れるようにして、乾燥剤も1個ずつ入れています。売り物の靴にカビが出たら台無しなので、ここは気をつけたほうがいい。
時給900円をどう受け止めるか
それで、時給900円という数字をどう考えているかです。
まず、この時間の多くは、他の仕事に使える時間ではありません。梱包しているのは子どもが寝たあとの22時以降で、その時間に副業の案件を取ってくるかというと、取りません。撮影は昼休みの15分。この細切れの時間に別の稼ぎ方があるかというと、私には思いつかない。だから機会損失としての比較にはあまり意味がないと思っています。
そして、フリマで得ているのは金額だけではない。32点が家から消えている。捨てれば粗大ごみの手数料がかかるものもあったので、そこも差し引きに入る。処分費を払う代わりにお金をもらっている、と考えると印象が変わります。
とはいえ、時給900円という数字を知ったことでやめた作業もあります。単価500円以下の物は、もう出品しません。1点37分をかけて手取りが300円なら、時給に直すと500円を切る。これは自分の中で線を引きました。
それと、売れるまでの管理コストも無視できないと分かりました。出品中の物は家の中に置き場を占領し続けます。この占有を「賃料」として見ると、安い物を長期間出しておくのは明らかに損です。
これから続けるかどうか
結論として、続けます。ただしやり方は変えました。
出すのはまとめて売れる物と、単価が1,500円を超える物だけ。それ以外は、リサイクルショップに持ち込むか、宅配買取に出すか、処分する。この振り分けにしてから、1点あたりの時間は変わらないのに手取りが上がっています。
時給を計算したこと自体が、一番の収穫だったかもしれません。測る前は「なんとなく面倒だけどお金になっている」という曖昧な状態で、面倒さの原因も分かっていなかった。梱包に12分かかっていると数字で見えたから、資材の置き場を変えるという手が打てた。
もし同じことをやるなら、最初の1週間だけでいいので時間を測るのをおすすめします。10点も測れば自分の癖が分かる。それ以降は測らなくていいです。私も今は測っていません。
最後に
フリマの手間を時給で語ると、だいたい「割に合わない」という話になります。実際その通りだと思います。ただ、割に合うかどうかは何と比べるかで変わる。捨てるのと比べれば得ですし、本業と比べれば損。
私が書いておきたいのは、数字を出さないと、その判断すらできないということです。金額も時間も、自分の環境で測れば違う数字が出ます。ここに書いたものは私の3ヶ月ぶんの記録でしかありません。
この記事は不用品の手放し方の個別記事です。半年で何を売ったかの全体は家の物を売って減らした|半年で手放したものにまとめています。

