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来客に飲み物を出すとき、うちが一番失敗したのは選択肢を1つしか持っていなかったことでした。コーヒーを出して、義母に「私、カフェイン控えてるの」と言われて、そこから麦茶を出すまでに3分かかっています。
今は、ティーバッグのアソートを常備しています。8種類×5個で2,000円ほどのお試しセット。それとドリップバッグのコーヒーと、水出しの麦茶。この3つで、聞かれたときに3択を出せる状態にしました。半年やってみて分かったことを書きます。
最初の失敗は「コーヒーでいいですか」だった
子どもが生まれてすぐ、義両親が来た日のことです。私は台所で「コーヒーでいいですか」と聞きました。あれは選択肢を出しているようで、実際には確認になっていません。断りにくい聞き方です。
義母は「いただきます」と答えたあと、カップに口をつけずに30分置いていました。そのあとで妻が気づいて聞いたら、控えているとのこと。私が「何がいいですか」と聞いていれば、その場で済んでいた話でした。
ただ、「何がいいですか」と聞けなかったのにも理由があって、家にコーヒーしか無かったからです。選択肢が無いのに聞くと、相手に別のものを希望されたときに困る。だから確認の形になった。用意が無いことが、聞き方まで狭くしていたんですよね。
それ以来、種類を持つことにしました。持っていれば、聞ける。
ティーバッグは、選べるお試しセットにした
買ったのは、70種類から8種類を選べるティーバッグのお試しセットです。8種×5個で合計40袋、2,000円ほど。紅茶専門店が出しているもので、ギフト用にも売られているタイプです。
選び方として、4種類をカフェインありに、4種類をノンカフェインにしました。うちが選んだのは、アールグレイ、ダージリン、アッサム、セイロンの4つと、ルイボス、カモミール、ペパーミント、それとデカフェのアールグレイ。
ノンカフェインを半分にしたのは、妻が授乳中だったからです。来客用のつもりで買ったのに、実際に一番減ったのはルイボスで、それは妻が毎日飲んでいたから。来客用として買ったものが日常で回ると、鮮度の問題が消えます。これは想定外の利点でした。
1袋あたり50円ほど。ドリップバッグのコーヒーが1杯30円くらいなので、少し高いです。ただ、来客のときにしか出さない前提なら、月に10袋も使いません。
実際に使ってみて困ったこと
不満もあります。一番大きいのが種類が多すぎて、選ばせるのが面倒になる場面があることです。
8種類を箱ごと出して「どれにしますか」とやったことが2回ありますが、どちらも相手が20秒くらい黙りました。よく知らない紅茶の名前が8つ並んでいても、選べないんですよね。今は「紅茶かハーブティーかコーヒーか」の3択で聞いて、紅茶と言われたらこちらでアールグレイを淹れる形にしています。持っている種類の多さと、提示する選択肢の数は別だと気づくまで、少し時間がかかりました。
もう1つ、袋の個包装がアルミで、開けにくい。ミシン目が付いていない製品で、爪で切るか、はさみが要ります。片手に子どもを抱いた状態だと開けられません。来客の前に、必要なぶんだけ開けておくようにしました。
3つめが、保管です。40袋を箱のまま食器棚に入れておくと、幅25センチほど取ります。これは想定していたより大きかった。今は箱から出して、キッチンの引き出しに種類ごとに立てて入れています。湿気と匂い移りが気になるので、食品用のジッパー袋に種類ごとに分けて、輪ゴムでまとめる形。手間はかかりますが、開けてすぐ取り出せるようになったので、結果的には良かったです。
それと、8種類を選ぶ作業自体が地味に大変でした。70種類のリストから選ぶので、注文画面で20分ほどかかっています。楽しい作業ではあるのですが、急いでいるときに頼むものではないです。
コーヒーはドリップバッグで固定した
コーヒーメーカーは買っていません。ドリップバッグを箱で買って、それで済ませています。
理由は3つあって、1杯30円ほどで済む、お湯を注ぐだけ、豆の鮮度を気にしなくていい。来客の頻度が月に2〜3回だと、豆を買っても使い切る前に古くなります。実際、子どもが生まれる前に豆を200グラム買って、半分残したまま3ヶ月置いたことがありました。
ドリップバッグの不満は、味が単調なことです。同じ銘柄を箱で買うので、毎回同じ味になる。コーヒーが好きな友人が来たときに、少し申し訳ない気持ちにはなります。ただ、そこにこだわると準備が重くなるので、割り切りました。
Amazonで似た用途を探すなら、伊藤園のプレミアムティーバッグのアソートが60袋で買えます。緑茶のティーバッグで、こちらは1袋あたりの単価がかなり安い。日本茶を出すことが多い家なら、紅茶のセットよりこちらのほうが合うと思います。うちは義父が緑茶しか飲まないので、これも別途、常備しています。
麦茶は年中作っている
3つめの選択肢が麦茶です。水出しパックを2リットルのポットに入れて、冷蔵庫に常備しています。1リットルあたり10円もかからない。
これが一番出番が多いです。子どもを抱っこした人は、熱い飲み物を持ちたがりません。片手が塞がっている状態でコーヒーカップを持つのは怖い。冷たい麦茶をグラスで出すと、テーブルに置いたまま片手で飲めます。
実際、来客14回のうち、10回は麦茶が一番減っていました。凝った用意より、これのほうが役に立っている。ノンカフェインなので、妻も子どもの離乳食のあとに使えます。
ポットは2リットルのものを2本持っていて、1本が空いたら次を作る。夏は1日で1本なくなります。これだけは切らさないようにしています。
不満を挙げるとすれば、作り置きなので、来客の直前に切れていると詰むことです。水出しは6時間くらいかかるので、その場では間に合いません。一度、友人が来る30分前にポットが空なのに気づいて、やかんで煮出しました。煮出すと15分ほどでできるのですが、そのあと冷ますのに時間がかかって、結局ぬるい麦茶を出しています。以来、来客の前日にポットを確認するのが習慣になりました。
用意しておく量の目安
半年やってみて、うちの常備量はこうなりました。ティーバッグ40袋、ドリップバッグ20袋、麦茶パック52個入りの箱を1つ、緑茶のティーバッグ60袋。
来客が月に2〜3回、1回に出すのが4杯として、月に10杯前後。この量だと、ティーバッグの40袋は半年近く持ちます。賞味期限は製品によりますが、未開封で1年以上あるものが多いので、期限内には使い切れる計算です。
逆に言うと、これ以上増やしても余ります。最初、種類を増やそうとして16種類のセットを買いかけて、妻に止められました。2,000円で40袋が、うちの規模には合っている。増やすなら量ではなく、緑茶のように「その人しか飲まない1種類」を足すほうが効きます。
最後に
飲み物の用意でやったことは、種類を3つ持つ、それだけです。紅茶とコーヒーと麦茶。金額としては初期に4,000円ほどで、あとは補充のたびに数百円。
効果としては、「何がいいですか」と聞けるようになったのが全部だと思っています。聞ける状態を作るのに用意が必要だった、という順番でした。義母には最初の日の話を今でも言われますが、あれ以来、飲み物で気を遣わせたことはありません。
この記事は来客まわりの個別記事です。人が来る家になって何を足したかは人が来る家になった|半年で足したもので振り返っています。

