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電源タップは、個口数を「今足りている数」で選ぶと必ず足りなくなります。私は4個口を2つ買って、半年でどちらも買い直しました。その反省から、今は今つないでいる数に2つ足した数を基準にしています。
もうひとつ、買う前にちゃんと読んでおけばよかったのが雷ガードの表記でした。雷ガード付きと書いてあれば全部の穴が守られていると思い込んでいたのですが、そうとは限らないんですよね。家じゅうの電源まわりを整理したときに気づいたことを書きます。
4個口を2つ買って、両方とも足りなくなった
最初に買ったのは、ホームセンターで700円くらいの4個口タップでした。デスクに1つ、テレビ裏に1つ。買った時点では、デスク側はノートPCの充電器とモニターと卓上ライトで3個。1つ空いていたので余裕があると思っていました。
ところが、そこからスマホの充電器を挿し、外付けSSDのアダプタを挿した時点で埋まります。子どもが生まれてからは、寝室側に加湿器とベビーモニターの充電器が増えました。電源を使う機器は、増えることはあっても減らない。当たり前の話なのに、買うときはなぜか「今」で数えてしまう。
結局、タップにタップを挿すという一番やりたくない状態になりました。タコ足配線は容量の面で危ないと言われますし、実際に足元でコードが増えて掃除機がかけづらくなる。半年で買い直しです。700円×2が無駄になりました。
今つないでいる数+2、を基準にした
買い直すときに決めたのが、この数え方です。デスクなら現状5個使っているので7個口以上、と考える。ただし個口数を増やせば増やすほど本体が長くなるので、実際には6個口を選びました。7個口以上になると、私が使っているモデルだと本体が30cm近くになって、デスク下の梁に引っかかるんです。
もうひとつ効いたのが、個口の間隔でした。ACアダプタは本体が大きいものがあって、間隔が狭いタップだと隣を潰します。以前使っていたタップは、加湿器のアダプタを挿すと隣2つが物理的に使えなくなっていました。6個口あっても実質4個口。数だけ見て買うと、ここで損をします。
今は、独立スイッチ付きの6個口タップを使っています。1,440円前後。スイッチが個別についているので、使わない機器の側だけ切っておける。ほこり防止シャッターがついていて、抜いた穴が塞がるのも子どもがいる家では安心材料でした。
不満もあります。独立スイッチは押した感触が軽くて、コードを引っ張った拍子に指が当たると切れてしまうことがありました。デスク下で足を伸ばしたときに、モニターの電源が落ちたことが2回。スイッチの位置を壁側に向けて設置し直して解決しましたが、最初は原因が分からず地味に困りました。
雷ガードは「全個口」とは限らない
雷ガード、サージ保護と書かれた製品の説明を読み比べてみると、書き方がけっこう違います。全個口対応と明記しているものもあれば、単に「雷サージ吸収素子内蔵」とだけ書いてあるものもある。どの穴が保護対象なのかは、仕様表を見ないと分からないことが多いです。
吸収できるエネルギーの目安として、ジュール(J)の数値が書かれている製品もあります。数値が大きいほど余裕があるとされていますが、この数字がどこまで実効を表すのかは私には判断できません。少なくとも、落雷の直撃をタップが防いでくれるものではないと説明されているのが一般的です。あくまで、電線を伝ってくる過電圧をある程度和らげるためのもの、という理解でいます。
それと、サージ吸収素子は一度大きなサージを受けると劣化する、という説明を複数のメーカーが出しています。何年も使ったタップの保護機能が最初と同じかどうかは、外からは分かりません。私は、雷ガードは「あれば少しマシ」くらいの位置づけにして、本当に守りたいNASや外付けSSDは雷が近いときに物理的に抜くことにしました。結局それが一番確実でした。
候補に残った2つで迷った
買い直すときに最後まで迷ったのが、独立スイッチの無灯タイプ6個口(1,440円前後)と、エレコムの雷ガード付き6個口3mモデルでした。価格帯は近く、個口数も同じ。違いは、雷ガードの有無とコードの長さ、そしてスイッチが光るかどうかです。
デスク用として考えると、雷ガードがある分だけエレコム側に分がありました。仕様表に耐熱やPSE技術基準適合が明記されているのも安心材料です。一方で、私が置きたかったのは寝室に近い場所だったので、スイッチの光がどうしても引っかかった。同じ棚に並んでいても、置く部屋が違えば正解が変わるというだけの話です。
結果的には、寝室側に無灯タイプ、デスク側に雷ガード付きという分け方に落ち着きました。1本で全部を満たそうとするから迷うのであって、2本買って役割を分ければ済む。合計3,000円弱です。半年で700円のタップを2本無駄にした身としては、最初からこうしておけばよかったと思っています。
寝室では、光るかどうかが最優先だった
これは完全に子どもが生まれてから分かったことです。寝室のタップを、スイッチが青く光るタイプにしていました。日中はまったく気にならない明るさなんですが、真っ暗な寝室では床が青くぼんやり照らされます。
子どもが寝ついたあとに部屋に入ると、その光で自分の影が動く。神経質かもしれませんが、私は気になりました。妻も同じことを言っていたので、寝室側だけ無灯タイプに交換しています。今使っている6個口も無灯タイプです。
逆に、リビングやデスクでは光ってくれたほうが便利な場面もあります。どのスイッチが入っているかが一目で分かるので。全部屋を無灯で揃える必要はなくて、寝室だけ分けるのが現実的でした。
コードの長さと、プラグの向き
長さは、必要な距離より1m長いくらいがちょうどいいと思っています。短いとコードが張って抜けやすく、長すぎると余った分の置き場に困る。私のデスクはコンセントから1.6mくらいの位置なので、3mのものを選んで余りを結束バンドでまとめています。
ここで一度失敗しているのが、5mを買ったときです。長ければ後で配置換えができると思ったのですが、余った3m以上をどう処理するかで悩みました。ぐるぐる巻きにして束ねると、メーカーの説明では発熱の原因になるので避けるように書かれていることが多い。結局、8の字に緩く畳んで結束バンドを2か所という形に落ち着きましたが、見た目は良くありません。長ければ長いほどいい、ということはなかったです。
プラグの向きも見落としがちです。家具の裏のコンセントは、プラグがまっすぐ出ていると壁と家具の隙間が5cmくらい余計に必要になります。今のタップは180度スイングするプラグで、壁に沿って倒せる。テレビ裏を測ったら、以前より3cmほど家具を壁に寄せられました。数字にすると小さいですが、賃貸の2LDKでは効きます。
結局どう分けたか
家の中で3か所に分けました。デスクは6個口の独立スイッチ付き、テレビ裏は個口間隔の広いもの、寝室は無灯タイプ。同じ製品で統一したほうが管理は楽ですが、求めるものが場所ごとに違ったので諦めました。
ひとつだけ全部に共通させたのは、定格容量を超えないことです。一般的な電源タップは合計1,500Wまでのものが多く、これを超える使い方は避けるように書かれています。ドライヤーや電気ケトルのような消費電力の大きい家電をタップ経由でまとめて使わない、というルールだけは家族と共有しました。この手の話は説明書に書いてあるので、面倒でも一度読んでおくと判断が早くなります。
タップは安いものだと数百円で買えるので、つい適当に選びがちです。ただ、一度設置すると数年は動かさない。私は2回買い直してようやくそこに気づきました。次に買うときは、個口数と間隔と光り方の3つだけ、店頭で確認するつもりです。
この記事は電池と電源の個別レビューです。家じゅうをどう統一したかは家じゅうの電池を統一した|買い置きの単位を決めるにまとめています。

