電池の捨て方|自治体で違う

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使い終わった電池の捨て方を調べていて、最初に分かったのは全国共通の答えがないということでした。乾電池を燃えないごみに出す自治体もあれば、有害ごみとして別枠にしている自治体も、拠点回収だけという自治体もあります。

私が住んでいる地域と、妻の実家がある地域で、案内の書き方がまるで違っていました。だからこの記事では、具体的な出し方は書きません。書いたところで、読んでいる人の地域には当てはまらないからです。代わりに、調べるときにどこを見ればいいかと、それまで家でどう置いておくかについて整理します。

同じ「乾電池」でも、扱いが分かれていた

いくつかの自治体の公式ページを見比べてみると、乾電池の区分だけでこれだけの書かれ方がありました。有害ごみ、危険ごみ、資源物、燃やさないごみ、そして「ごみとしては出せないので回収ボックスへ」。名前が違うだけでなく、出す日も、袋の指定も違います。

透明な袋に入れて他のごみと分けて出す、と書いてある自治体もあれば、指定の回収袋があるところもある。集積所に出すのではなく、市の施設や公民館に持ち込む形式のところもありました。引っ越したら確認し直す必要がある種類のごみだと思います。

調べ方としては、住んでいる市区町村の名前と「乾電池」で検索して、公式のごみ分別ページを開くのが早いです。多くの自治体が品目別の五十音検索を用意していて、「か」の行に乾電池が載っています。アプリを出している自治体もありました。私はスマホのホーム画面にそのページを追加してあります。年に数回しか見ないので、覚えようとしないほうがいい。

種類の見分けが、意外と難しい

案内を読んでいて困ったのが、自分が手に持っている電池がどの区分なのか分からないことでした。

本体には型番と種類が印字されています。アルカリ乾電池なら「LR」、マンガン乾電池なら「R」で始まる型番が使われているのが一般的です。充電式のものにはニッケル水素を示す表記やリチウムイオンを示す表記があり、リサイクルマークが付いていることが多い。ボタン型やコイン型は、また別の扱いで案内されているのをよく見ます。

特に、使い切りの電池と充電式の電池では、案内がはっきり分かれているのが印象的でした。充電式のものについては、自治体のごみに出さず、リサイクル協力店の回収ボックスへ、と呼びかけているところが多い。ボタン電池についても、販売店に置かれた回収缶を案内している例をいくつも見ました。ただ、どこに持ち込めるかは地域によって違うので、これも自治体や回収団体のページで確認するしかありません。

私は最初、家にある電池を全部同じ扱いだと思っていました。実際には、少なくとも使い切り、充電式、ボタン型の3つは分けて考える必要がありそうです。

発火の話は、断定しないほうがいい

調べていると、リチウムイオン電池が原因とみられるごみ収集車や処理施設の火災について、注意を呼びかけている自治体の記事が多く出てきます。実際に事故が起きていることは、複数の公的な発表で触れられています。

ただ、どの電池がどういう条件でどうなるのか、私に説明できるだけの知識はありません。膨らんでいる、変形している、水に濡れたといった状態のものを自分で分解したり潰したりしない、というのは各所で共通して書かれているので、そこだけは守るようにしています。それ以上のことは、案内に従うのが確実です。

端子部分をテープで覆うように書いている自治体は多いです。ただ、これも「透明テープで」「ビニールテープで」と表現が違ったり、そもそも触れていない自治体があったりします。ここも横並びではありません。

捨てるまでの数ヶ月を、どこに置くか

実務的に一番困るのは、ここでした。乾電池の回収が月1回とか、年に数回の拠点回収しかない場合、それまで家の中に置いておくことになります。

うちでは、以前は台所の引き出しに使用済みの電池をまとめて入れていました。これがよくなかった。新品と混ざるんです。新品を取りに行ったつもりが使用済みを持っていって、リモコンに入れて動かず、また戻る。月に1回はやっていました。新品と使用済みが同じ場所にある時点で、間違いは起きると考えたほうがいいです。

今は、新品の保管と使用済みの一時置きを、物理的に別の容器に分けています。使用済み側に使っているのが、ハンドル付きのスリムな分別ケースです。1,980円ほど。単1から単4まで仕切りで分けられて、そのまま持ち出せるように取っ手が付いています。回収に持っていく日は、これを持って出るだけで済むようになりました。

不満もあります。まず、幅が細いぶん奥行きがあって、浅い引き出しには入りませんでした。うちは洗面所の棚に立てて置いています。それと、ふたが軽くて、倒すと中身が出ます。実際に一度、単3の列を床にぶちまけました。子どもがつかまり立ちを始めたら、この置き場所は考え直すことになると思います。

もうひとつ、単1と単2を使う機器が家にほとんどないので、その仕切りは空のままです。全部の仕切りが埋まる家庭のほうが少ない気もします。仕切りの構成が自分の家の電池と合っているかは、買う前に見ておくといい部分でした。

ケースを買う前にやったこと

1,980円を出す前に、無料でできることを先にやりました。空き箱に「使用済み」と書いて分けただけです。2ヶ月ほどそれで運用して、それでも困らないなら買う必要はないと思っていました。

結果として買ったのは、持ち出しのしやすさが理由です。空き箱だと、回収に持っていくときに袋に移し替える手間があり、その一手間で先延ばしにしていました。捨てに行くのが面倒だから溜まるという、それだけの話です。取っ手があるかないかで、私の場合は行動が変わりました。

逆に言えば、回収頻度が高い地域なら空き箱で十分だと思います。ここは各家庭の事情次第です。

液漏れしたものと、機器に入ったままのもの

もうひとつ調べたのが、液漏れした電池と、機器に入ったままの電池をどう扱うかでした。

液漏れしたものについては、素手で触らないよう注意している案内をよく見ます。漏れた液が皮膚や目に付いた場合は水で洗い流してすぐ医療機関へ、という趣旨の記載がメーカー側にもありました。捨て方そのものについては、通常の乾電池と同じ区分としている自治体もあれば、個別に問い合わせるよう書いている自治体もあって、ここもやはり一律ではありません。迷ったら自治体の窓口に聞く、というのが結局いちばん早いのだと思います。私も一度電話で聞きましたが、5分もかかりませんでした。

機器に入ったままの場合は、原則として電池を抜いてから機器を捨てる、と案内しているところが多いです。ただ、電池を取り外せない構造の製品もあります。そういう製品は別区分だったり、メーカーの回収を案内していたりする。ここも自治体ごとの説明を読むしかありませんでした。

ひとつ実感として書いておくと、家じゅうの電池を点検したとき、抜き忘れていた機器が3つ出てきました。使わなくなった時点で抜いておけば、こういう場面で悩まずに済みます。捨て方の問題の半分は、抜くタイミングの問題だったというのが、調べたあとの感想です。

結局、確認するのは1か所だけ

調べれば調べるほど、書けることが減っていく話題でした。乾電池の区分も、ボタン電池の持ち込み先も、テープを貼るかどうかも、住んでいる場所で違う。

だから、やることは自分の自治体の分別ページを一度だけ開いて、ブックマークすることに尽きます。私はそこに載っていた区分をメモして、電池ケースのふたの裏に貼りました。半年に一度しか見ない情報を、置き場所のほうに書いておく。これで、家族の誰が見ても同じ判断ができるようになりました。

電池は、買うときは何も考えないのに、捨てるときだけ急に難しくなります。その差を埋めるのは知識ではなく、確認先をひとつ決めておくことだった気がします。

この記事は電池と電源の個別レビューです。家じゅうをどう統一したかは家じゅうの電池を統一した|買い置きの単位を決めるにまとめています。

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