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雑誌とムックは、単行本とはまったく別のものとして扱わないと溜まります。判型がばらばらで棚に収まらない。表紙が柔らかいので自立しない。そして半年経つと、置いておく理由がなくなる。この3つが同時に来るからです。
うちは去年、リビングのローテーブルの下に雑誌が18冊積まれている状態になりました。妻に言われるまで気づいていなかった。それで置き方と手放し方のルールを決め直しました。まだ完璧ではないですが、今のところ8冊で止まっています。
そもそも棚に入らない
まず物理の話です。うちのカラーボックスは、内寸の高さが29cmほど。A4の雑誌が縦297mmなので、ぎりぎり入るかどうかという線です。実際には、少し反った雑誌を入れようとすると引っかかります。
厄介なのがムックで、A4より少し横長のAB判というサイズがあります。縦は257mmですが横が210mm。それとは別に、明らかにA4より大きい判型のものもある。並べると背の高さが揃わないので、見た目にもがたがたになります。単行本のように「棚に立てて並べる」という前提が、そもそも成立していないのがこのジャンルでした。
重さも侮れません。1冊300gから500g、付録つきのムックだと700gを超えるものもあります。10冊で5kg前後。カラーボックスの棚板は、これを長期間載せると真ん中がたわみます。うちのは1年で3mmほど下がりました。
付録も面倒です。ムックに付いてくる箱物や布物は、本体と一緒に立てられません。分けて置くと、今度は雑誌のほうを捨てるときに付録だけが残ります。うちにも、何のムックに付いていたのか思い出せない収納ケースが1つ残っていました。付録が目当てで買ったなら、買った時点で雑誌本体は不要だと決めてしまったほうが早いです。
それと、雑誌は背が接着されているだけなので、平積みにして下のほうにあるものは表紙がへこみます。18冊積んだ山のいちばん下にあった1冊は、表紙に本の角の跡がくっきり残っていました。読むぶんには問題ないんですが、売るつもりだったものだと値段に響きます。
ラックを買っても解決しなかった話
数年前、床置きのマガジンラックを買ったことがあります。3,000円くらいの、雑誌を8冊ほど立てて並べられるやつです。
2週間で埋まりました。そして、埋まったあとも雑誌は増え続けたので、ラックの上に積むという状態になった。結局、床に積んでいたときと変わりません。入れ物を増やすと、そのぶん中身が増える。このときに学んだのはそれだけでした。
だから今回は、順番を変えました。ラックを買う前に上限を決める。この入れ物に入る分だけ持つ、入らなくなったら1冊出す。入れ物は容量の器ではなくて、上限を示す線として使う。これだけの違いですが、運用としてはまったく別物になりました。
卓上に置く場所を作った
そのうえで買ったのが、机の上に置くタイプのラックです。A4対応の書類ラックで、3,999円ほど。仕切りが何段かあって、雑誌も書類も立てて入れられます。
これを選んだのは、床置きにしたくなかったからです。床に置くと、赤ちゃんがハイハイを始めたときに真っ先に手が届く。生後5ヶ月の今はまだ動きませんが、あと数ヶ月で確実に触ります。机の上なら、少なくとも本人の手は届きません。
使ってみて良かったのは、仕切りが立っているので雑誌が倒れないことでした。表紙が柔らかい雑誌は、数が減ると斜めに崩れます。仕切りがあると2冊でもまっすぐ立つ。それと、机の上にあるので毎日目に入ります。目に入ると「これもう要らないな」と気づきやすい。床に積んであるものは、視界から消えるので永遠に残ります。
不満は2つあります。ひとつは奥行き。A4対応と書いてありますが、A4より大きい判型のムックを入れると2cmほどはみ出します。落ちはしませんが、見た目は良くない。大判のものを多く持っている人には向きません。
もうひとつは壁掛けが使えないこと。多機能で壁掛けにも対応、という商品なんですが、うちは賃貸なので壁にネジを打てません。この機能はまるごと使っていない。買う前から分かっていたことなので商品のせいではないんですけど、賃貸に住んでいる人は「卓上ラックとしての値段」で判断したほうがいいと思います。壁掛け前提の価格だと割高に感じるかもしれません。
組み立ては工具付きで20分ほど。ネジが多めなので、赤ちゃんが寝ている時間に静かに作業するには少しうるさかったです。
耐荷重については、雑誌8冊なら4kg弱なので問題ありませんでした。ただ、この手の卓上ラックに単行本を詰め込むのは避けたほうがいいと思います。単行本は1冊300gから400gあって、詰めれば10冊以上入ってしまう。入るからといって入れると、天板側に負担が集中します。うちは雑誌と書類だけに用途を限定しました。
入れる前に、何を残すか決めておく
器を決めても、中身の判断ができないと結局は溢れます。うちのルールは3つです。
ひとつめ、3ヶ月経ったものは基本的に出す。雑誌は情報の鮮度が価値の大部分なので、3ヶ月後に読み返すことはほぼありません。うちの実績で言うと、去年溜めた18冊のうち、2回目を開いたのは2冊だけでした。
ふたつめ、残すなら丸ごとではなく、必要な部分だけ。1冊のうち、本当に取っておきたいのは数ページということが多い。うちは該当ページをスマホで撮って、写真アプリのアルバムに入れています。切り抜きをクリアファイルに挟む方法も試しましたが、ファイルが増えるだけで同じことになりました。撮って本体は出す、が今は一番早いです。
みっつめ、定期購読を1年に1回見直す。惰性で取り続けているものが一番増えます。月1,200円のものを1年取れば14,400円で、12冊が家に入る。読んでいなければ、お金と場所の両方を捨てていることになります。うちは去年2誌のうち1誌をやめました。
育児が始まってから増えたもの
子どもが生まれてから、雑誌とは別の紙が一気に増えました。自治体から配られる冊子、健診の案内、予防接種のスケジュール表、保険会社の資料。どれも雑誌ではないんですが、A4サイズで柔らかくて自立しないという点で、扱いはまったく同じです。
これらは捨てられません。予防接種の記録は数年単位で使います。それで、ラックの1段を「捨てられない紙」専用にしました。ここだけは3ヶ月ルールの対象外にして、代わりに年に1回だけ中身を見直すことにしています。
この手の紙は、あとから探すことになるのが特徴です。健診の前日に「あの用紙どこだっけ」となる。だから、量を減らすことよりも、置き場所を1箇所に固定するほうが優先でした。妻と共有できる場所であることも条件で、私の机の上というのは本当は少し都合が悪い。ここは今も試行錯誤中です。
混ぜないことが大事でした。雑誌と手続きの紙を同じ場所に積むと、雑誌を捨てるときに手が止まります。「この山、大事な紙が混ざっていたかも」と思った瞬間、その山は動かなくなる。段を分けるだけで、片方は気軽に減らせるようになりました。
最後に
雑誌の収納で失敗するパターンは、たぶん一つしかなくて。入れ物を先に買うことです。私はそれを2回やりました。1回目は床置きのラック、2回目もラック。どちらも2週間で埋まりました。
今回うまくいっている理由は、上限を8冊と決めてから器を選んだこと。9冊目を入れようとしたら、そのとき手元にある1冊を出す。判断が「捨てるかどうか」ではなく「どれと入れ替えるか」になるので、迷う時間が短いです。
器そのものは4,000円弱でした。金額としては大きくないですが、これを買う前に上限を決めていなかったら、たぶん3回目の失敗になっていたと思います。
この記事は本の置き場所と道具の個別記事です。置き場所を決めるまでの全体は本が増えた家で置き場所を決めた|読む前に置き場所にまとめています。

