※ この記事にはプロモーションが含まれています。
出産祝いをいただいた時点では、記録なんて要らないと思っていました。誰から何をもらったかくらい覚えているだろう、と。3件、分からなくなりました。内祝いを準備する段になって、送り主が特定できない箱が2つと、金額が思い出せない現金書留が1件。
これは完全に自分のミスです。しかも、思い出せないことを本人に聞くわけにもいかない。この記事は、その状態から立て直すためにやったことと、次に同じ場面が来たらこうするという手順です。作法や時期の話は調べた範囲のもので、地域や家によって違うようなので、そこは参考程度に読んでください。
覚えていられなかったのは、記憶力の問題ではなかった
言い訳のように聞こえますが、状況を書いておきます。子どもが生まれた週から3週間で、お祝いが21件届きました。ほぼ毎日、何かが届いている状態です。
そのうち半分は宅配便で、送り状に書かれているのは注文したショップの名前でした。差出人がギフトショップになっていて、贈り主の名前はカードか納品書にしか書かれていない。これを箱と一緒に開けて、包装紙と一緒に捨ててしまったのが1件目の事故でした。
2件目は逆で、カードは残っていたのに中身を忘れたパターンです。複数の箱を同時に開けて、床に並べていたら対応が分からなくなった。しかも当時は睡眠が細切れで、3時間まとめて寝られる日がほとんどありませんでした。あの状態で「あとで整理しよう」は成立しません。記憶力ではなく、記録できる状態じゃなかったというのが正確なところです。
現金書留の1件は、金額を数えたあと封筒を処分して、そのまま口座に入れました。あとになって、他の親戚とのバランスを考えるときに金額が要るんですが、もう分からない。妻の記憶と突き合わせて推定しましたが、確証はありません。
結局、記録すべき項目は6つだった
立て直すときに、何を書けばいいかを整理しました。実際に内祝いの発注まで通してみて、必要だったのはこの6つです。
- 贈ってくれた人の名前と、こちらとの関係
- 届いた日
- いただいたものと、分かる範囲の金額
- 住所と連絡先
- お礼を伝えたかどうか
- 内祝いとして何を、いつ送ったか
特に効いたのが5つ目です。届いた当日に電話やメッセージでお礼を言うわけですが、21件もあると「この人にはもう言ったか」が分からなくなる。同じ人に2回お礼を言うのはまだいいとして、言い忘れるのは避けたい。チェック欄を1つ作るだけで、この不安が消えました。
住所を項目に入れているのは、内祝いの発送で必ず必要になるからです。私はこれを後回しにして、21件のうち13件を後から聞いて回る羽目になりました。全員そろうまでに9日かかっています。お礼の連絡をするときに、ついでに住所も聞いておけば1往復で済んだ話でした。
表計算とノート、両方使って落ち着いた形
最初はスプレッドシートで作りました。エンジニアなので当然そうします。並べ替えも計算もできるし、妻と共有もできる。
ところが実際には、これがあまり更新されませんでした。理由は入力の場面です。宅配便が届くのはたいてい抱っこしているときか、寝かしつけの直後です。片手でスマホを開いて、表計算アプリを起動して、狭いセルに文字を入れる。この一連の動作が、当時の私には重すぎました。結果、あとでまとめて入力しようとして、また忘れる。
それでノートを併用することにしました。玄関の靴箱の上にノートとペンを置いて、箱を開けたその場で名前と品名だけ殴り書きする。ここでは正確さを求めません。1件あたり10秒です。週末にまとめて表計算に転記して、そこで住所や金額を整えました。
入口を紙にして、集計をデジタルにする。この分担にしてから、記録の抜けはゼロになりました。デジタルだけで完結させようとしたのが間違いだったと思っています。
使ったのは育児ダイアリーの後ろのメモ欄
ノートは、育児日記を兼ねたA5サイズのダイアリーを使いました。1,240円ほどのもので、授乳や離乳食、排泄の記録欄と、成長記録のページ、それに自由に書けるメモ欄が付いています。うちが買ったのはキャラクターものの表紙でした。
これを選んだのは、育児記録用にどのみち1冊要るからです。お祝いの記録のためだけにノートを増やすと、置き場所も探す手間も倍になる。1冊にまとまっているほうが、結局は開かれる回数が多い。実際、授乳の記録をつけるついでにお祝いの欄も書けたので、続きました。
短所もあります。まずメモ欄が5ページ分しかない。21件を名前と品名だけで書いても、住所まで入れるとまったく足りませんでした。うちは名前と品名だけをここに書いて、住所は表計算に移しています。それと、A5で厚みがあるぶん、玄関の靴箱の上に常設するとそこそこ場所を取る。ペンを一緒に置いておかないと結局書かないので、ペンホルダーが付いているタイプのほうがよかったと思っています。
あとは好みの問題ですが、キャラクターの絵柄が入っているので、人前で開くのに抵抗がある人はいるかもしれません。うちは気にしませんでした。
件数が多い家や、親戚付き合いが濃い家なら、贈答記録に特化したノートのほうが向いています。調べてみると、記念日リストや住所録、贈った品と受け取った品を対で書ける欄がまとまった「おつきあい記録ノート」のようなものが市販されていました。育児の記録と分けたいなら、こちらのほうが項目は素直です。
書くタイミングは「箱を開ける前」がいちばん確実
手順として一番効いたのがこれです。箱を開ける前に、送り状の写真を1枚撮る。
送り状には差出人と届いた日付が印字されています。ここを撮っておけば、あとで包装を捨てても情報は残る。私が1件目を失敗したのは、開けてから記録しようとしたからでした。包装は情報の塊なのに、開けた瞬間にゴミになる。
さらに、中身も並べて1枚撮っておくと後で助かります。品名を文字で書くより早いし、内祝いの金額帯を考えるときに現物の写真があると判断しやすい。私はこれを途中から始めて、残り8件については写真が全部残っています。逆にいうと、最初の13件は写真がなくて、記憶と妻の証言に頼りました。
記録は、3年後にもう一度読むことになる
記録を作ってよかったと本当に思ったのは、内祝いを送り終えたあとです。
まず、同じ人から次のお祝いをもらう場面があります。半年後に、うちに贈ってくれた同期のところに子どもが生まれました。そのとき「あの人からはいくら相当のものをいただいたか」がすぐ分かるのは、金額を合わせるためというより、極端に外さないためです。私はリストを見て、同じくらいの帯のものを選びました。
もう1つ、内祝いを送ったあとの「届いたかどうか」の確認にも使えました。追跡番号を同じ行に書いておいたおかげで、1件だけ不在で持ち戻りになっていたのに気づけています。相手が長期の出張中で、放っておけば保管期限切れで戻ってきていました。記録がなければ、こちらは送ったつもりのまま何ヶ月も気づかなかったはずです。
それと、七五三や入学のような節目で、また同じ顔ぶれとやりとりが発生します。そのときに住所録が最新の状態で残っているかどうかで、準備の手間がまったく違う。1年後に引っ越した人が2人いたので、リストは更新して使っています。
最後に
21件のうち3件を取りこぼした経験から言うと、記録を始めるべきタイミングは「お祝いが届き始めてから」ではなく、その前です。出産予定日が近づいたら、ノートとペンを玄関に置いておく。それだけで私の失敗は防げました。
覚えていられるつもりでいたのが一番の敗因でした。睡眠が足りていない時期の自分を、私は完全に過大評価していたと思います。
この記事は贈り物の個別記事です。内祝いで何に迷ったかの全体は出産内祝いで贈る側になった|半年で分かったことで振り返っています。

