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リビングの網戸に、5cmくらいの裂け目ができました。子どもが生まれる前からあった小さな穴が、掃除のときに引っかけて一気に広がった形です。夏に窓を開けると、そこから小さい虫が普通に入ってくる。生後半年の子どもがいるので、放置する気にはなれませんでした。
自分で張り替えるか、頼むか。結論から言うと私はまだ張り替えていません。管理会社に連絡するのが先だと判断したからです。ただ、調べる過程で分かったことが多かったので、判断材料としてまとめておきます。実際に張り替えた体験談ではなく、調べたうえでの整理です。
賃貸だと、まず確認する順番がある
調べていて最初に引っかかったのが、網戸の張り替え費用を誰が負担するのかという点でした。
国土交通省の原状回復に関するガイドラインでは、経年変化や通常の使用でできた劣化は貸主の負担、借主の故意や過失による損傷は借主の負担、という考え方が示されています。網戸そのものについては、消耗品として扱われる部分と、破った原因によって扱いが変わる部分がありそうで、契約書の特約次第という説明を見かけることが多かったです。
つまり自分で勝手に張り替える前に、契約書を読んで管理会社に聞くのが先ということになります。うちの場合、契約書には網戸について具体的な記載がなく、結局メールで問い合わせました。返事は「まず状態を見せてほしい」で、現在その連絡待ちです。
ここで自分で張り替えてしまうと、仮に貸主負担だった場合の費用を自腹で払うことになるし、逆に張り方が悪くて枠を歪ませたら、その分が退去時に響く可能性もある。急ぐ話ではないので、順番を守ることにしました。
業者に頼むといくらか
相場を調べると、幅が大きいというのが正直な感想です。
ホームセンターの店頭サービスだと、網戸を持ち込んで1枚あたり2,000円台から、ネットの種類や大きさで上がっていく、という価格表を掲げている店が複数ありました。出張で来てもらう場合は、これに出張費が乗る形。数千円から1万円前後というレンジで案内されていることが多かったです。
ただしこの金額は地域や店、網の種類、枚数でかなり動きます。1枚だけ頼むと出張費の比率が高くなって割高になり、まとめて4枚頼むと1枚あたりは下がる、という構造もよく見かけました。数字を断定して書ける段階ではないので、実際に頼むなら見積もりを2社は取ると思います。
私の物件だと、対象は2枚。仮に1枚3,000円で6,000円なら、正直それでいいかなという気持ちもあります。
自分でやる場合にかかるもの
一方、自分で張り替える場合の道具は、セットで売られているものが分かりやすそうでした。網戸ローラー、押さえゴム、カッター、クリップ、それに張り方の解説が付いた5点セットが1,133円ほど。ネット本体を別に買っても、2枚分で2,000円台には収まる計算になります。
金額だけ見れば、自分でやったほうが安い。ここは間違いありません。1回買えばローラーは次も使えるので、2回目以降はネットとゴムだけの実費になります。
ただ、時間と失敗のリスクを金額に換算するとどうかという話になります。調べた範囲では、初めての人が1枚に30分から1時間かかるという説明が多く、しかも慣れないうちは網がたるむ、逆に張りすぎて枠が反る、という失敗が起きるようです。賃貸で枠を反らせるのは避けたい。
ゴムの太さを間違えると詰む
調べていて一番「これは事前に確認が要る」と思ったのが、押さえゴムの太さでした。
網戸の枠には溝があって、そこにゴムを押し込んでネットを固定します。この溝の幅に合ったゴムでないと、細すぎれば抜けるし、太すぎれば入らない。市販の張り替えセットは3.5mmから5.5mm程度に対応するものが多く、これで大半の網戸はカバーできるとされていますが、逆に言えば外れる網戸も存在するということです。
確認方法として紹介されていたのは、古いゴムを少し引き抜いて、その太さをノギスか定規で測る、あるいは実物を短く切ってホームセンターに持って行く、という手順でした。目視で「たぶん4.5mm」と判断するのは危ないという意見が多かったです。私も測らずに買うのは避けます。
もうひとつ、ネットの網目の細かさ。18メッシュが標準的で、24メッシュや30メッシュになると目が細かくなり、小さい虫は入りにくくなる代わりに風通しと視界が落ちるとされています。子どもがいるとつい細かいほうを選びたくなりますが、夏に風が抜けないのはそれはそれで困る。うちは18か24で迷うところです。
色の選択肢もありました。黒っぽいグレーと、シルバーに近い明るい色。調べると暗い色のほうが外が見やすいと説明されていることが多く、理屈としては、明るい色は網自体が光を反射して視界に膜がかかるからだそうです。逆に外から中は見えにくくなるという説明もありました。うちのリビングは道路に面しているので、そこは実物を見て決めたいところです。
やるとしたら、どこでやるか
もし自分でやることになったら、作業場所が問題になりそうだと思っています。
網戸は窓から外して、平らな床に寝かせて作業するのが基本です。うちのリビングの網戸は幅70cm、高さ180cmくらい。これを室内で寝かせると、ダイニングテーブルの下まで占領します。子どもが寝ている時間帯にやるにはうるさく、起きている時間帯にやるとカッターと細かい部品を床に置くことになる。
ベランダで作業するにしても、風のある日は網が煽られて張りにくいという話を読みました。実際、天気と子どもの昼寝の両方が揃う日を待つ必要がある。この条件を考えると、業者に頼む数千円は「日程の自由を買う金額」として悪くない気がしています。
網戸を外すとき、上に持ち上げてから手前に引く構造のものが多く、外し方を間違えると落とします。2階以上のベランダで網戸を落とすと下に人がいる可能性があるので、外す作業だけでも慎重にやる必要がある。ここは「安いからDIY」で片付けられない部分です。
手順そのものは、読む限りそこまで複雑ではありません。古いゴムを引き抜いて古い網を外し、新しい網を枠に被せてクリップで仮止めし、角からローラーでゴムを溝に押し込んでいく。最後に枠の外側にはみ出した網をカッターで切り落とす。文章にすると5行で終わります。
難所として繰り返し挙げられていたのは、最後のカットでした。ゴムを押し込んだ溝の外側に沿ってカッターを走らせるんですが、力を入れすぎると網を切り込みすぎて端がほつれ、浅いと網が残ってみっともなくなる。刃を新品にしておくこと、というアドバイスをあちこちで見ました。カッターの刃はケチるところではないらしい。
いま応急でやっていること
張り替えを保留している間、裂け目には補修用のシールを貼っています。網戸用の補修パッチで、100円台で買えるもの。四角い網状のシールを裂け目の両面から挟むように貼るタイプです。
貼った直後は目立ちますが、虫は入らなくなりました。ただ1ヶ月ほどで端が浮いてきます。直射日光と雨風に晒される場所なので、粘着が持たない。今のところ2回貼り直しています。あくまで応急処置で、これで越冬させる気にはなりません。
穴が数ミリなら補修シールで十分だと思いますが、5cmとなると張り替えか交換が正解だろう、というのが調べたうえでの感触です。
最後に
自分でやるほうが安い。これは確かです。ただ賃貸の場合、安さより先に確認すべきことがあって、そこを飛ばすと安く済ませたつもりが高くつく。私は今その順番の途中にいます。
管理会社の回答が「借主負担でどうぞ」だったら、道具を買って1枚目で練習してから2枚目をやると思います。うまくできなかったときに持ち込みで頼み直せる、という逃げ道があるのは知っておいてよかった点でした。
この記事は家の修理の個別記事です。賃貸でどこまで自分でやるかは家の小さな不具合を自分で直す|賃貸でどこまでやるかで整理しています。

