絵本の置き場所|子どもが取れる高さにする

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絵本は技術書とまったく別の物です。薄い、背が読めない、サイズがばらばら、そして置く高さが決まっている。うちの子は生後6ヶ月で、まだ自分で本を取りには行きません。それでも先に置き場所を作ったのは、リビングの床に絵本が散らばる状態が先に来てしまったからです。高さ60cmの絵本棚を入れて2ヶ月、物としてどうだったかを書きます。

絵本が21冊になった時点で床に置けなくなった

最初は12冊でした。出産祝いでもらったものと、妻が買ってきたもの。これくらいならリビングのローテーブルの下に横積みで足りていました。

それが半年で21冊になりました。増えるペースは月1〜2冊。実家からのもらい物が多いので、こちらが買わなくても増えます。21冊を平積みにすると高さが18cmくらい。テーブルの下からはみ出して、隣に第2の山ができました。

厚みを測ってみると、絵本は1冊あたり8mmから12mmくらい。技術書の2.5cmと比べるとかなり薄い。冊数のわりに場所を取らないのは利点なんですが、薄いせいで別の問題が出ます。背表紙が細すぎて、大人でもタイトルが読めない。厚さ8mmの背に文字を入れると、当然フォントは小さくなります。しかも横書きだったり縦書きだったり、上下の向きも本によって違う。

そして絵本は判型がそろっていません。うちの21冊を測ったら、幅は15cmから27cm、高さは16cmから30cmまでばらばらでした。技術書のように「B5に合わせて棚を選ぶ」という考え方が通用しない。

普通の本棚に入れて2週間で諦めた

最初は私の本棚の下段に、絵本も一緒に並べました。奥行き23cmあるので、幅22cmまでの絵本なら入る。実際15冊くらいは収まりました。

この運用は2週間でやめました。理由は探す時間です。背が読めないので、何かを取ろうとするたびに1冊ずつ抜いて表紙を確認することになる。妻からも「どこにあるか分からない」と言われました。並べた本人ですら探せない収納は、収納として失敗しています。

もうひとつ、床から45cmの段に置いていたので、子どもが動くようになったら手が届く高さでした。技術書と絵本が同じ段に混ざっている状態は、ずりばいが始まった時点で見直す必要があった。金属のブックエンドも同じ段にあったので、なおさらです。

表紙が見えるタイプの絵本棚を入れた

買ったのは、表紙を前に向けて並べるタイプの絵本棚です。高さ60cm、幅64cm。価格は約6,900円。

この形にした理由は単純で、背が読めないなら表紙を見せるしかないからです。表紙は大きいので、離れていても何の本か分かる。妻も私も探す時間がゼロになりました。子どもがまだ選べる月齢ではないので今の恩恵は大人側ですが、選べるようになったときに効くのはこの形だと思っています。

★ポイント5倍★表紙が見える 絵本棚 あすなろ かわいい本棚 キッズ 本棚 ディスプレイ 高さ60cm 幅64cm 子供用 絵本収納 おもち

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高さ60cmという寸法も、決め手のひとつでした。大人が座って手を伸ばす高さとして、ちょうどいい。うちはリビングにプレイマットを敷いていて、そこに座ったまま棚の一番上に手が届きます。抱っこしたまま片手で本を戻せるのは、思っていた以上に大きかった。

組み立ては40分ほど。パーツ点数が少なく、六角レンチだけで済みました。本棚の1時間よりは楽です。ただ、ネジ穴の位置が1ヶ所だけ微妙にずれていて、力を入れて締めることになりました。組み上がってからのぐらつきはありません。

収納量は明確に減る

ここは正直に書いておきます。表紙を見せる収納は、同じ幅に入る冊数が激減します。

背を向けて並べれば、幅64cmに絵本は60冊以上入る計算です。表紙を前に向けると、1冊が幅20cm前後を占有するので、1列に3冊。前後に少し重ねられる構造なので実際はもう少し入りますが、それでも1段10冊前後が現実的なところでした。うちの棚は3段構成で、収まっているのは今のところ24冊です。

つまりこの棚は、見せたい絵本を選んで置く家具です。全部を収納する家具ではない。うちは21冊が24冊になった今でこそ足りていますが、50冊になったら確実にあふれます。そのときは、よく読むものだけをこの棚に置いて、残りは別の場所に背を向けてしまうことになると思います。その前提で買うなら悪くない買い物です。

2ヶ月使って気になった点

まず、布のポケット部分です。うちのモデルは棚板ではなく布地で本を受ける構造で、本が斜めに立ちます。この布が、重い絵本を入れるとたるむ。厚手のボードブックを5冊入れた段は、2ヶ月で明らかに緩んできました。取り返しがつかないほどではないけれど、耐久性は棚板式には及ばないと思います。

次に、掃除がしづらい。布の底にほこりがたまります。掃除機のノズルが入らないので、ハンディモップで拭くことになる。棚板が木のタイプならさっと拭けるので、ここは構造の弱点です。

3つめ、これは想定外でしたが、表紙が見える収納は本が日焼けします。うちの棚は窓から1.5mくらいの位置に置いていて、置きっぱなしの本の表紙が2ヶ月でわずかに色あせました。背を向けていれば起きなかった劣化です。置き場所を窓から離すか、カーテンで遮るか、対策が要ります。うちは棚の位置を50cmずらしました。

あと、これは仕方ない話ですが、高さ60cmの家具はリビングの床面積を確実に食います。幅64cm×奥行30cmで、約0.2平方メートル。2LDKのリビングだと無視できるサイズではありません。うちはソファを1人掛けに買い替えて場所を作りました。

もう1つ買いかけて、やめたもの

絵本棚を探しているとき、キャスター付きのワゴンタイプもかなり真剣に検討しました。3,000円台からあるし、部屋の中を移動できるのは魅力的です。夜は寝室、日中はリビング、という使い方ができる。

やめた理由は2つあります。ひとつは重量です。絵本21冊の重さを量ったら約6.5kgでした。1冊平均310g。厚手のボードブックは1冊500gを超えるものもあります。ワゴン本体が5kgとして、合計11kg強。これをカーペットの上で転がすのは、たぶん想像よりつらい。

もうひとつは、動く家具は子どもがつかまると動くということ。つかまり立ちの支えにされたときに、キャスターで逃げる家具は危ないと判断しました。ロック付きのものもありますが、毎回かけるのを忘れない自信がなかった。ロックを忘れる前提で選ぶほうが、うちには合っていました。

低い位置に置くと決めたら、上に物を置かない

高さ60cmの家具の天板は、大人にとってちょうど物を置きたくなる高さです。うちも最初、ティッシュ箱とリモコンを置いていました。

これはすぐにやめました。子どもが棚につかまり立ちを始めたら、天板の上のものは全部落ちてきます。まだつかまり立ちはしていませんが、ずりばいで棚まで到達するのは日常になっているので、時間の問題です。子どもが触る高さの家具の上には、何も置かない。絵本棚を入れた副作用として、この運用ルールがひとつ増えました。

もうひとつ、角の話。うちの棚は角が丸く処理されているタイプでしたが、それでも木の角です。つかまり立ちの時期にはコーナーガードを貼るつもりでいます。今はまだ貼っていません。

今のところの結論

絵本は、技術書と同じ発想で収納すると失敗します。背が読めない、判型がそろわない、置く高さが低い。この3つが全部違うので、家具を分けるのが結局いちばん早かった。6,900円で家の中の探し物がひとつ減ったと思えば、納得しています。

子どもが自分で本を選ぶようになるのはまだ先です。そのときにこの棚が正解だったかは、正直まだ分かりません。ただ、床に山があるよりは確実にましな状態になった。先に置き場所を作っておくと、増えても慌てない。今のところ、それだけで十分だと思っています。

この記事は本の置き場所と道具の個別記事です。置き場所を決めるまでの全体は本が増えた家で置き場所を決めた|読む前に置き場所にまとめています。

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