相場|いくら返すのが普通なのか調べた

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出産内祝いの金額をどう決めるか。これが一番調べた項目でした。結論としては、「半返し」という言葉は目安として広く紹介されているものの、そのまま全員に当てはめると無理が出るというのが、20件ほど贈ってみた実感です。特に親族相手には破綻します。

この記事は、私が調べたことと、実際に妻や義母と相談して決めた過程の記録です。金額の慣習は地域や家によってかなり違うので、ここに書く数字は我が家の判断にすぎません。断定するつもりはまったくないです。

「半返し」は何を指しているのか

ギフト会社や百貨店のサイトを何社か読み比べると、出産内祝いの目安としていただいた額の半分程度、あるいは3分の1から半分と説明されていることが多いです。この「半分」を半返しと呼んでいる。ここまではどのサイトもだいたい同じことを書いています。

ただ、読み進めると各社で微妙に説明が違う。3分の1でよいとするところ、3分の1から半分と幅を持たせるところ、目上の方には3分の1でも失礼にあたらないと補足するところ。「半返しが絶対の決まり」という書き方をしているサイトは、実はあまり多くありませんでした。慣習としての目安であって、ルールではない、という温度感です。

この温度感が分かってから、少し気が楽になりました。数字を厳密に合わせにいくゲームではないんだと。

親族相手に半返しをやろうとして詰まった

我が家で最初に詰まったのがここです。両親と義両親からのお祝いが、他の方と比べて桁が違いました。これを半返しの原則で処理しようとすると、それなりの金額の品を親に送り返すことになる。

妻に相談したら「絶対に嫌がられる」と即答されました。実際に義母に聞いてみたら「そんなの気にしなくていい、子どもに使いなさい」と。私の母も同じことを言いました。親からの高額なお祝いは、そもそも返してもらうことを想定していないという感覚らしいです。

調べてみると、これは我が家だけの話ではなさそうでした。親や祖父母からのお祝いについては、半返しにこだわらず、額を抑えて写真やお礼を厚くする、という説明を複数のサイトで見かけます。ただし、これも地域や家によって考え方が違うようで、きっちり返すのが筋という家もあると書かれていました。私は自分の親と義理の親、両方に直接聞いてから決めています。この確認をしないまま金額を決めていたら、たぶんどこかで失礼をやらかしていたと思います。

少額のお祝いのほうが、実は難しかった

逆に困ったのが、金額の小さいお祝いです。会社の同僚が数人でお金を出し合ってくれたケースや、目上の方から気持ちとしていただいたケース。

ここで半分を機械的に計算すると、送れるものがかなり限られてきます。しかも送料と手数料が乗るので、実際に相手に届く品の価値はさらに下がる。安く見えるものを贈るくらいなら、少し上乗せしたほうが気分がいいと判断して、我が家は何件か原則を外しました。

連名でいただいた場合の扱いも調べました。よく紹介されているのは、人数で割って一人あたりの額を出し、その半分程度を個別に返すという考え方です。ただ、一人あたりの額が小さくなると、上に書いた問題がそのまま出ます。私は職場の連名分については、個別包装の品を人数分そろえるのではなく、みんなで開けられる箱菓子を1つ、休憩室に置く形にしました。これが正解だったかは分かりません。少なくとも、その場では喜ばれました。

ものより金額が読めるものを選んだ

金額を決めたあとの商品選びで、私が優先したのは値段が極端に読めないものを避けることでした。相場の話とセットで書いておきたいのはここです。

ブランドが分かりやすいものは、相手が調べれば金額が分かります。それが悪いわけではなくて、むしろ半返しの原則が成立していることを相手に示せる。逆に、産地や作家性で値段が読みにくいものは、高く見られすぎたり安く見られすぎたりする。前者は相手に気を使わせるし、後者は失礼になりかねない。

その意味で、タオルは扱いやすい部類でした。我が家が友人向けに選んだのは、楽天でよく見かける日本製のバスタオル2枚セットです。約60×120cmの同色2枚組で、3,000円台。吸水と速乾をうたっているデイリー向けのもので、価格の見当がつきやすいのがよかった。

日本製 【お値打ち】 バスタオル 2枚同色セット デイリータオル 楽天1位

日本製 【お値打ち】 バスタオル 2枚同色セット デイリータオル 楽天1位

Amazonで見る楽天市場で見る

短所も書いておくと、このクラスのタオルは、パッと見の「贈り物感」が弱いです。木箱に入っているわけでもなく、化粧箱もシンプル。開けた瞬間の見栄えを求めるなら、Amazonで見かけるDolce duoの今治タオルギフトのような、木箱入りで包装済みのタイプのほうが向いています。フェイスタオル中心の構成で枚数は少なめですが、箱を開ける体験の質は明らかに上。

我が家は使い勝手を優先して前者を選びました。実際に毎日使ってもらえるかどうかを基準にすると、60×120cmという普通のサイズは強い。大きすぎるバスタオルは、洗濯機のスペースを食うので敬遠する家庭もあります。ここは子どもが生まれてから自分で実感した部分です。

表を作ったら、迷う時間が半分になった

金額を決める作業で効いたのは、スプレッドシートでした。列は5つだけ。名前、いただいたもの、こちらの想定額、関係性、送り先住所。これを埋めていくと、個別に悩んでいた案件が、実は3つか4つのグループに分かれていることが見えてきます。

我が家の場合は、親族の高額グループ、友人と同僚の中間グループ、連名の少額グループ、それとお祝いが品物だったグループ。品物でいただいたケースは、そもそも金額が分からないので別扱いにするしかありません。ベビー服やおむつケーキをいただいた方が4件あって、ここはおおよその価格帯を検索して当たりをつけました。ブランドと型番が分かるものは調べれば出てきます。分からないものは、同種の商品の価格帯を見て中央値あたりを想定額に置いた。正確ではないですが、何もないよりはましです。

グループごとに金額の方針を決めてしまえば、あとは各グループの中で商品を選ぶだけになります。1件ずつ「この人にはいくら」と考えていたときは1日で3件しか決まりませんでしたが、グループ分けしてからは1時間で残り全部が片付きました。生後2ヶ月の子どもがいる家では、この差はかなり大きいです。

送料と手数料をどこに含めるか

細かい話ですが、意外と悩んだのが送料の扱いです。3,000円の品を送るとして、送料が800円かかれば、支出は3,800円。この800円を「返した額」に含めるのかどうか。

調べても、ここを明確に書いているサイトはあまりありませんでした。一般的には相手に届く品の価格で考えるという説明が多いように読めます。つまり送料は自己負担の扱い。

実務上は、送料無料ラインのある店にまとめて発注するのが現実的でした。我が家は楽天で数件まとめて注文して、それぞれ別の住所に送っています。送り先ごとに注文を分けるので、ポイントの計算がややこしくなるのが難点でした。

結局、数字は自分で決めなかった

半年たって振り返ると、金額について自分一人で決めた案件は1件もありません。全部、妻と、必要に応じて義母と自分の母に確認を取ってから決めました。

これは面倒ではあるんですが、相場の情報はネット上にいくらでもあるのに、自分の親族に適用できる形の答えはどこにも書いていないからです。書いてあるのは平均値であって、目の前の伯母さんが何を期待しているかは書いていない。

もし今から調べる人がいるなら、半返しという言葉を目安として頭に入れたうえで、最初にやるのは検索ではなく、身内への確認だと思います。私は検索を10時間くらいやってから義母に電話して、5分で答えが出ました。順番が逆でした。

この記事は贈り物の個別記事です。内祝いで何に迷ったかの全体は出産内祝いで贈る側になった|半年で分かったことで振り返っています。

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