洗剤とスポンジ|消えものの安心感

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内祝いに洗剤を選ぶ人が多い理由が、実際に贈る側になってようやく分かりました。消えものであること以上に、「相手の家に何が既にあるか」を気にしなくていいのが大きいんです。洗剤を1本ももらって困る家はない。ただし、条件が1つあって、香りです。ここを外すと一気に失敗します。

我が家では、子どもが生まれてから洗濯の回数が1日1回から2回に増えました。その過程で洗剤をいくつか試したので、贈った話と使った話の両方を書きます。

洗剤ギフトが「安全牌」とされる理由

内祝いの選択肢を並べたとき、洗剤は消去法で残るジャンルでした。食品はアレルギーと好みの問題がある。タオルは色と枚数の問題がある。カタログは相手に手間を渡す。洗剤は、そのどれも避けられます。

置き場所の問題も比較的小さい。洗濯機の周りか洗面台の下に、洗剤を1つ置く隙間がない家は少ないと思います。先に使っているものがあっても、使い切ったあとに回せばいいだけ。順番待ちができる贈り物なんですよね。これは食品にはない性質です。

私が実際に洗剤系を贈ったのは、会社の同僚と、面識の薄い妻の親族に対してでした。合わせて4件。相手の情報が少ないほど、洗剤の相対的な強さが上がるという使い分けです。

香りだけは、間違いなく好みが分かれる

ただ、洗剤には一つだけ大きな落とし穴があります。香りです。

我が家は子どもが生まれてから、香りの強い洗剤をやめました。理由は、赤ちゃんの服に香りが移るのが気になったことと、抱っこしたときに自分の服の匂いが強いのが嫌だったこと。医学的な根拠がある話ではなくて、単純に妻と私が「今は無香料に近いほうが落ち着く」と感じたからです。

で、この感覚は人によって完全に逆です。香りが強い洗剤を積極的に選ぶ人もいる。好みの幅が最も広いのが香りで、しかも贈る前に確認するのが難しい。「洗剤の香りの好みは?」とは聞きづらいですよね。

私はこれを、相手を選んで解決しました。子どものいない同僚には香り付き、乳児のいる家には無香料に近いものか、洗剤以外のもの。この線引きにしています。これも私の家の感覚にすぎないので、正解というわけではありません。乳児がいても香り付きを好む家はあると思います。

ジェルボールを試したら、想定外の問題が出た

自宅で使ってみた話を書きます。楽天で見かけた王子製薬の柔軟剤入り洗剤のお試しセットを買いました。香りが3種類入っていて、合計48粒。2,500円くらいです。1粒で1回分なので、単純計算で48回分。我が家のペースだと1ヶ月弱でなくなる量でした。

人気の香り3種お試しセット (合計48粒入り) 柔軟剤入り洗剤 アフューム アモーレ ローズ カーポッドタイムレスクリーン 洗剤 ジェルマジ

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使った感想としては、計量が要らないのは想像以上に楽でした。夜中に洗濯機を回すとき、キャップで測って注ぐ工程がないのは大きい。片手が子どもでふさがっていても回せます。これは液体洗剤に戻れなくなる要素でした。

短所は3つあります。まず1回あたりのコストが高いこと。詰め替え用の液体洗剤と比べると、1回分の単価は明らかに上です。楽をするための追加料金を払っている形で、そこに納得できるかどうか。

次に洗濯物の量を調整できないこと。少量だけ洗いたいときも1粒使うことになるので、無駄が出ます。逆に多いときは2粒。この粒度の粗さは、液体には勝てません。

3つめが想定外だったんですが、子どもの手が届く場所に置けないことです。ジェルボールは見た目が丸くて色があって、正直、菓子に見えます。パッケージにも誤飲への注意書きがありました。うちの子はまだ生後5ヶ月なので今は関係ありませんが、ハイハイやつかまり立ちが始まったら、洗面台の下の収納には置けなくなります。高い棚に移すことになる。乳幼児のいる家に贈るなら、ここは一言添えたほうが親切かもしれないと思いました。

香りについては、3種類のうち1つが我が家には強すぎました。ローズ系のもので、乾いたあとも香りがしっかり残る。妻が「これはちょっと」と言って、残りは私の作業着とタオル用に回しています。無駄にはなっていませんが、全部同じ香りのセットを買っていたら失敗でした。お試しセットで複数の香りが入っている構成は、この意味で理にかなっていると思います。

贈るなら、定番ブランドのほうが無難だった

自宅用にはこのお試しセットで満足しているんですが、贈り物としては選びませんでした。理由は、相手が名前を知らないブランドだからです。

内祝いは、相手が「これは何だろう」と考える時間が短いほうがいい。知らないブランドの洗剤が届くと、良いものなのかどうか判断する手間が発生します。実際に品質が良くても、それが伝わるのは使ったあとです。

贈り物用に選んだのは、Amazonでよく見かける花王のアタック抗菌EXのギフトセットのような、定番ブランドの詰め合わせでした。洗剤ギフトの定番構成は、液体洗剤にハンドソープやスポンジが組み合わさっているものが多い印象です。箱にきちんと収まっていて、のしをかけた見た目も整う。

ここで正直に書いておくと、この手の定番ギフトは、面白みは一切ありません。もらって嬉しいかというと、たぶん「ああ、洗剤ね」で終わる。内祝いに面白さを求めるかどうかで、評価が真逆になるジャンルです。私は求めない側だったので、これでよかったと思っています。

ドラム式か縦型かで、贈るものが変わる

これは贈ったあとに気づいたことなんですが、洗剤には洗濯機のタイプを選ぶものがあります。

我が家はドラム式で、購入時に「ドラム式にはすすぎ回数の少ない設定が多いので、それに合った洗剤を」という話を店員から聞いていました。実際、洗剤のパッケージを見ると、ドラム式向けと書かれているものと、特に指定のないものがあります。ジェルボールは基本的にどちらでも使えるとされていますが、粉末洗剤はドラム式だと溶け残りが出やすいという説明を見かけることがあります。

相手の家がドラム式か縦型かは、普通は知りません。結局、洗濯機のタイプを問わない構成のギフトを選ぶのが安全という結論になります。液体洗剤中心のセットが多いのは、たぶんこの理由もあるんだと思います。粉末洗剤の詰め合わせは、少なくとも私は贈り物としては選びませんでした。

柔軟剤も同じで、我が家は今はほとんど使っていません。子どもの肌着に柔軟剤を使うかどうかは家庭ごとに考えが違うようで、調べても意見が分かれています。使う前提でセットを組むと、相手によっては半分が余るので、洗剤と柔軟剤のセットより、洗剤とハンドソープやスポンジの組み合わせのほうが外しにくいと感じました。

スポンジと台ふきんは、意外と当たりだった

洗剤とセットでよく入っているのがスポンジです。最初は「かさ増しの部品」くらいに思っていたんですが、自分がもらう側になって考えを変えました。

キッチンスポンジは、使っていれば必ず劣化して交換するものです。しかも、自分で買うときは1個100円前後のものを選びがちで、少し良いものを試す機会がない。贈り物でしか手に入らない価格帯がある消耗品なんですよね。

我が家がお祝いでいただいた中に、洗剤とスポンジと台ふきんのセットがありました。このスポンジが硬めで泡立ちがよくて、普段買っているものより明らかに長持ちしました。3ヶ月近く持ったと思います。逆に、これがなかったら自分で買うことはなかった。

贈るときも、洗剤単品よりスポンジや布類が入った構成を選んでいます。箱の中に複数の品が並んでいるほうが、開けたときに間が持つという理由もあります。洗剤1本だけが箱に入っていると、少し寂しく見えるんですよね。中身の合計金額は変わらなくても、見え方は変わる。この差は、実際に何箱か送ってみて感じた部分です。

この記事は贈り物の個別記事です。内祝いで何に迷ったかの全体は出産内祝いで贈る側になった|半年で分かったことで振り返っています。

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