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先に断っておくと、私はまだ子乗せ自転車を持っていません。子どもは生後6ヶ月で、そもそも乗せられる月齢に達していない。今あるのは普通のシティサイクル1台だけです。それでも、そろそろ調べておかないと間に合わないと思って、条件を洗い出している最中です。この記事は使ってみた話ではなく、調べた範囲で「私ならここを見る」という整理です。数字は自分で確認できたものだけ書きます。
何歳から乗せられるのか、を最初に調べた
まず引っかかったのが、乗せられる年齢の下限でした。生後6ヶ月の今すぐ買っても意味がないのか、という話です。
調べてみると、幼児用座席のメーカーは前乗せタイプを1歳以上、後ろ乗せタイプを2歳以上としているものが多いようです。上限は「小学校就学前まで」という書き方が一般的で、体重の上限も併記されています。ただしこれは製品ごとに違うので、買う段階で対象製品の取扱説明書を見る必要があります。ここを製品ごとに確認せずに一般論で買うのは危ない部分だと思っています。
もうひとつ、自転車に幼児を乗せることそのものは、各都道府県の公安委員会規則で定められています。細かい条件は自治体によって違うので、自分の住んでいる地域のルールを見るのが確実です。
ということは、うちの場合は買うのは早くても1年後ということになります。今は焦って買うタイミングではない、というのが調べて最初に出た結論でした。
前乗せと後ろ乗せ、どちらから始めるか
次に見たのが、座席の位置です。
前乗せは、ハンドルの前、通常なら前かごがある場所に座席が来ます。子どもの様子が視界に入るのが利点として挙げられていることが多い。一方で前かごが使えなくなるので、荷物は後ろか背中に回すことになります。
後ろ乗せは荷台の上に座席を付ける形で、前かごを残せます。対象年齢の下限が前乗せより上なのは、それだけ体幹が安定している必要があるからだと説明されているのを見ました。子どもの様子は見えません。
私が気になっているのは、うちの前かごの使い方です。以前から書いているとおり、おむつのパックのようなかさばる荷物を前かごで運んでいます。前乗せにするとこれができなくなる。買い物の運び方まで含めて設計し直す必要がある、というのが自分の場合の論点でした。
「幼児2人同乗」という枠が別にある
調べていて知らなかったのが、幼児を2人乗せる場合には、それに対応した基準を満たす自転車でなければならないという枠組みがあることです。
いわゆる幼児2人同乗用自転車と呼ばれるもので、フレームの剛性やブレーキ、スタンドなどについて一般の自転車より厳しい基準が設けられている、と紹介されています。適合していることを示すマークが車体に貼られているのが一般的なようです。
うちは今のところ子どもが1人なので、直接には関係しません。ただ、2人目の可能性を考えるなら、最初から2人同乗対応の車体を選ぶという判断はありうる。この手のものは買い直しが利かないので、私は選択肢としては残しておくつもりです。
あわせて見ているのが、車体を停めたときの安定性です。子乗せ用の車体は両立スタンドが標準で、さらにスタンドを立てるとハンドルが固定されるロック機構が付いているものが紹介されています。自分のシティサイクルを片足スタンドから両立に替えたときに、荷物を載せた状態の安定感がまったく違ったので、この部分の重要性は実感として分かります。子どもを乗せ降ろしする数十秒のあいだ、車体が動かないかどうかは、スペック表の数字よりずっと生活に効くはずです。
いちばん引っかかっているのは駐輪場
ここからは、調べた話ではなく自分の家の事情です。
うちのマンションの駐輪場は、前輪を挟むラック式です。この間隔を測ったら、中心間で30cmを切っていました。今の標準的なシティサイクルでもハンドルを斜めにしないと入りません。
調べてみると、子乗せ用の電動アシスト自転車は車体重量が30kg前後のものが多いようです。これに子どもと荷物が乗る。ラックによっては重量制限や、上段への持ち上げが前提の構造になっているところがあります。うちの駐輪場に入るのか、というのが私にとって最大の未確認事項です。
それと屋外保管である点も気になっています。うちの駐輪場には屋根がなく、6年間の屋外保管でサドルとブレーキワイヤーが先に傷みました。15万円を超えるものを同じ環境に置くなら、カバーは必須になります。
電動アシストのバッテリーは、雨に当たる前提で作られてはいるはずですが、私なら屋外に挿しっぱなしにはしません。バッテリーを毎回外して部屋に持って上がる、という運用が現実的かどうか。この手間が続くかどうかは、性能表では分からない部分です。
電動アシストは本当に要るのか
正直に言うと、ここはまだ結論が出ていません。
うちの生活圏はほぼ平坦です。駅まで1.5km、スーパーまで800m、どちらも坂らしい坂がない。この条件なら、非電動の子乗せ自転車でも足りる可能性があります。価格差は大きく、電動アシストの子乗せ車は15万〜20万円台で紹介されているのに対し、非電動なら数万円台の選択肢があります。
一方で、子ども1人と荷物を積んだ状態の総重量を考えると、平坦でも発進時の重さは相当なはずです。坂がないから要らない、と決めるのは、実際に子どもを乗せてみるまで判断できないと思っています。私は買う前にレンタルか試乗ができる店を探すつもりです。試乗するなら、子どもと同じくらいの重さのものを座席に載せた状態でやりたい。空車で乗っても、たぶん判断材料にならないと思っています。
それとバッテリーは消耗品です。容量は12Ahから16Ah程度の表記をよく見ますが、これは新品時の値で、充電回数を重ねると落ちていきます。交換用バッテリーが数万円するという情報も出てきました。本体価格だけで比較すると、後で認識がずれるところです。
本体より先に要りそうなもの
本体は1年後としても、周辺で先に必要になりそうなものも見ています。
ひとつはヘルメットです。自転車のヘルメット着用は2023年4月から全年齢で努力義務になっています。義務ではありませんが、同乗する子どもについては、それ以前から保護者に着用させる努力義務が定められている自治体が多い。子どもの頭のサイズは変わっていくので、これは本体より先に買い替えが発生する部類だと思います。
もうひとつが座席まわりのクッションやカバーです。純正の座席は樹脂の成型品が基本なので、そのままだと硬い。冬の防寒も課題として挙げられているのをよく見ます。走行風がそのまま当たるので、ブランケットのような外れやすいものだと巻き込みの心配がある。
そこで見ているのが、座席に固定できるタイプのシートカバーです。ふわふわのファー素材で、ベビーカーと子乗せ自転車のチャイルドシートの両方に使えるとされている製品があって、6,600円ほど。
私はまだ使っていないので座り心地は書けません。ただ、ベビーカーと兼用できるなら、自転車を買う前から使い始められるというのは検討する理由になります。1年後にしか使わないものを今買うより、今日から使えるほうがいい。
クッションだけなら、マルトの低反発クッションのように前後の座席共通で使えるものもあるようです。防寒までは求めず座り心地だけを補うならこちら、というのが調べた印象でした。逆に言うと、ファータイプは夏場は暑いはずで、通年で使えるものではないと思っています。
最後に
調べてみて分かったのは、子乗せ自転車は本体のスペックより先に、自分の駐輪場に入るか、屋外保管に耐えるか、日常の運用が続くかで絞られるということでした。ここは店では教えてもらえません。
うちの場合、次にやるのは駐輪場のラックの寸法と重量制限を管理会社に確認することです。その答え次第で候補が大きく変わる。買うのはそのあとになります。
この記事は自転車まわりの個別レビューです。使い方がどう変わったかは自転車を使う頻度が変わった|子どもができてからで振り返っています。

