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生後5ヶ月の子どもが、本のページを掴んで口に入れるようになりました。まだ破る力はないんですが、引っ張る動きは出ています。時間の問題だと思って、置き方を全部見直しました。
結論から書くと、破られない工夫をするより、破られてもいい物だけを手の届く場所に置くほうが早いです。守ろうとすると、こちらも子どもも消耗します。うちがどう分けたかを書きます。
高さで分けるのがいちばん確実だった
最初にやったのが、床から40cmより下にあるものを全部どけることでした。今はまだ動きませんが、寝返りとずり這いが始まれば、その高さは全部射程に入ります。
うちのリビングにはカラーボックスを横倒しにした低い棚があって、そこに私の本が20冊ほど並んでいました。ここが完全に危険地帯だったので、中身を入れ替えました。下段は子どもの本、上は大人の本。単純ですが、これで判断がいらなくなります。
行き場を失った大人の本は、机の上のラックに移しました。もともと雑誌を入れるために買ったものですが、床から90cm以上あるので当面は届きません。
ひとつ計算違いだったのが、ソファの上です。床から40cmという基準で考えていたので、ソファの座面に置いた本のことを忘れていました。座面の高さが42cm。抱っこして座ったときに、私が読みかけていた本が手の届く位置にあって、あっという間に掴まれました。基準は床からではなく、子どもの手が届く場所すべてで考える必要がありました。
それと、棚そのものを壁に固定しました。子どもがつかまり立ちを始めたら、棚は「登る物」になります。うちの棚は本を入れた状態で18kgほどなので、倒れたら普通に危ない。転倒防止の突っ張り棒を2本入れました。本の話をしているつもりが、途中から家具の固定の話になっていました。
素材で3つに分けた
手が届く場所に置くものを、素材で分けています。
いちばん強いのが布の絵本です。うちには1冊あって、これは何をしても破れません。噛んでも引っ張っても大丈夫で、汚れたら洗える。生後3ヶ月ごろから今まで、ほぼ毎日握られていますが、形は変わっていません。
次が厚紙のボードブック。ページが1枚2mmくらいある厚い作りのもので、うちには6冊あります。破れはしませんが、角を噛むと繊維がほぐれて白くなります。今のところ全冊、どこかの角が白い。
最後が普通の紙の絵本。これは12冊ほどあって、下段には置いていません。一緒に座って開くときだけ出します。1冊、見返しの部分が5cmほど裂けました。引っ張られたのではなく、私がめくるのと同時に子どもが掴んだせいです。
被害の出方も素材で違いました。紙の絵本で多いのは裂けですが、ボードブックはよだれです。角をくわえたまま5分も置くと、そこが柔らかくなってふやける。乾くと反ります。うちの6冊のうち4冊は、表紙の右下だけ波打った形になりました。読むには支障ありませんが、新品の状態は3日で終わります。
拭き取りにも注意が要ります。表紙にアルコールのシートを使ったら、印刷が少し滲みました。今は水で固く絞った布で拭くだけにしています。除菌したい気持ちは分かるんですが、紙は溶けます。
いただいた布絵本の話
布絵本は、自分で買ったのではなく出産祝いでいただきました。おむつを重ねてケーキのように飾った、あのギフトです。おむつと風船と布絵本が一緒になったもので、価格帯としては3,600円ほどのものが多いようです。
物としての評価を書くと、布絵本の部分がいちばん長持ちしました。5ヶ月経った今も現役です。洗濯ネットに入れて洗えるので、よだれで濡れても気にならない。破られる心配がまったくない1冊が手元にあると、置き場所の判断がひとつ減ります。
正直な不満も書いておきます。まずおむつのサイズ。うちにいただいたのは新生児用で、3週間ほどで使い切りました。子どもの成長は早いので、贈る側としてはSサイズやMサイズを選んだほうが長く使ってもらえると思います。もらう側からは言えないことですが、実際そうでした。
次にかさばること。装飾を含めると直径25cmくらいの箱で届きます。中身を取り出したあとのリボンや透明フィルムは、そのまま捨てることになりました。ここは贈り物の性質上どうしようもない部分です。
それと、おむつは包装を解いた状態で積まれています。うちは気にせず使いましたが、衛生面を気にする人はいると思います。この形式が合うかどうかは、渡す相手によります。
破られたときにどうするか
破られる前提にしたので、直す道具も先に用意しました。使っているのは、紙の補修用の透明テープです。文房具店で300円ほど。普通のセロテープと違って、時間が経っても黄色くならないタイプを選びました。
裂けたページは、裏側から1本テープを貼れば止まります。うちは今のところ3回。完全には元に戻りませんが、読めなくなることはないです。破れた時点で捨てる必要はないと分かってから、下段に置く本の範囲を少し広げられました。
もうひとつ用意したのが、透明のブックカバーフィルムです。粘着式の薄いフィルムで、図書館の本に貼ってあるあれと同じ種類のもの。長く残したい絵本の表紙にだけ貼りました。3冊やってみて、貼るのに1冊15分ほど。空気が入るので、私は全部きれいには貼れませんでした。手間の割に見た目が微妙なので、これ以上増やすつもりはありません。
気をつけているのは、破れた紙片です。小さくちぎれたものを飲み込むと危ない。破れを見つけたら、その場で床を確認して、ちぎれた欠片が落ちていないか探します。一般に、乳幼児は口に入る大きさのものは何でも入れると言われているので、紙だから大丈夫とは考えないようにしています。
戻せる置き方にする
もう少し先の話ですが、自分で戻せる形にしておくと後が楽だと聞いて、収納の形も変えました。
棚に背表紙を並べる形だと、子どもは戻せません。抜くのは簡単でも、隙間に差し込むのは難しい。それで、浅いカゴにざっくり放り込む方式に変えました。幅40cm、深さ15cmくらいのカゴです。放り込むだけなら、たぶん1歳台でもできます。
カゴの素材でも一度迷いました。布製のものは軽くて安全ですが、自立しないので中身が減ると倒れます。プラスチックのものは形が保たれるかわりに、角が硬い。うちは、樹脂の編み目でできた角の丸いものにしました。1,000円くらいのやつです。倒れても痛くない硬さ、というのが選ぶ基準になりました。
この形にして分かったのは、表紙が見えるほうが手に取りやすいということでした。カゴに立てて入れると、上から見て表紙が見える。うちの子はまだ選んでいませんが、私が渡す本を選ぶときにも探しやすいです。
ひとつ失敗したのが、最初に深いカゴを使ったことです。深さ30cmのものを使ったら、下のほうの本が完全に埋もれて、上の3冊しか読まなくなりました。浅いほうがいい。この入れ替えで、出番のなかった絵本が5冊ほど復活しました。
最後に
絵本は、いただきものも含めて5ヶ月で20冊近くになりました。増える速度としては、大人の本より速いです。しかも下段に置くので、置ける量には上限がある。
今のところ、下段のカゴに入るのが12冊で、残りは上の段で待機しています。月に一度、入れ替える。破れたものは直して戻し、直せないものだけ処分する。この回し方に落ち着きました。
守ろうとしていた最初の2週間が、いちばんしんどかったです。手を伸ばすたびに止めるので、こちらも疲れるし、子どもも面白くない。破っていい物を渡しておくほうが、結局はお互い楽でした。
この記事は本の置き場所と道具の個別記事です。置き場所を決めるまでの全体は本が増えた家で置き場所を決めた|読む前に置き場所にまとめています。

