図書館の使い方|借りると置き場所が減る

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本が増える速度を落とす方法として、いちばん効いたのが図書館でした。買えば棚が1冊分埋まりますが、借りれば2週間後にゼロに戻る。当たり前の話なんですけど、置き場所の問題として考えたとき、これは効きます。

うちは2LDKの賃貸で、棚に入る余地がほとんどありません。子どもが生まれてから絵本も増えました。それで去年の秋に、近所の市立図書館のカードを作り直しました。学生のとき以来です。使ってみて分かったことと、失敗したことを書きます。

まず貸出冊数と期間を確認した

自治体によって条件がぜんぜん違います。うちの市は1人10冊まで、2週間。予約は同時に10件まで入れられます。妻もカードを作ったので、世帯で20冊まで借りられる計算になりました。この数字を把握しておくと、あとの計画が立てやすいです。

延長できるかどうかも先に調べておくといいです。うちの市は、予約が入っていない本にかぎり1回だけ2週間延長できます。ネットからボタン一つで済みます。ただし予約が入った瞬間に延長できなくなるので、人気のあるものは最初から2週間で読み切る前提で考えたほうがいい。

もうひとつ見落としていたのが、貸出冊数の上限に予約中のものが含まれるかどうかです。うちの市は、手元にある本の数と予約している数が別カウントでした。ここが合算される自治体もあるらしく、その場合は10冊借りている状態で予約が入れられません。地味ですが、使い方の組み立てが変わる部分です。

あと、市内に図書館が何館あるかと、どこで受け取ってどこに返せるかも確認しました。うちの市は7館あって、どこで借りてもどこにでも返せます。駅前の分館に返却ポストがあるので、通勤ついでに返せる。この「返しやすさ」が続くかどうかを決めます。返却が面倒な場所だと、延滞して結局借りなくなります。

予約を使わないと、たぶん続かない

最初の1ヶ月は、館内をぶらぶら歩いて棚から探していました。これは楽しいんですが、時間がかかる。赤ちゃんを連れていると30分が限界です。

途中から、家のパソコンで蔵書検索して予約を入れるように変えました。うちの市の場合、予約した本が用意できるとメールが届いて、取り置き期限は1週間。届いたら受け取りに行くだけなので、滞在時間が5分で済みます。探す時間と借りる時間を分ける。これで通う回数が増えました。

もうひとつ、市内の別の館にしかないものを取り寄せられる仕組みがあります。うちの市は無料で、だいたい3日から1週間で届きました。市内になければ他の自治体から取り寄せる相互貸借という仕組みもあるらしいのですが、こちらは条件が厳しいようで、私はまだ使っていません。この辺りは自治体ごとに運用が違うので、自分のところの図書館サイトを見るのが確実です。

10冊持って帰るのは思ったより重い

ここで失敗の話です。初回、調子に乗って10冊借りました。手持ちは普段使っている布のトートバッグ。

結果、持ち手が肩に食い込んで、図書館から家までの1.2kmを2回休みながら帰りました。あとで量ったら、10冊で5.4kgありました。単行本1冊が300〜400g、厚めのものだと600gを超えるので、10冊なら5kg前後になる。米5kgを肩に掛けて歩くのと同じです。しかもトートは底が丸いので、本が斜めに崩れて角が背中に当たる。

それで買い替えたのが、スーパーのレジカゴにそのまま入るタイプの大きいバッグです。1,980円ほど。マチが広くて底が四角いので、本を立てて並べられます。

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これに変えてよかったのは、本が倒れないことでした。四角い形が保たれるので、10冊入れても中で崩れない。角が生地を突き上げることもないです。折りたためるので、行きは畳んでリュックに入れていけます。

不満もあります。保冷仕様なので、内側がアルミの薄いシートになっている。ここに本の角が当たり続けると、2ヶ月ほどで内側の隅に1cmくらいの裂けができました。使用には支障ないんですが、保冷バッグとしての性能はたぶん落ちています。本を運ぶ目的なら、保冷なしのシンプルなものでいいと思います。私はセール品を選んだ結果これになっただけで、保冷が必要だったわけではありません。

それと、肩紐は太めですが、5kg入れるとやはり食い込みます。重さそのものは解決しません。うちは借りる冊数を1回6冊までと決めて、回数を増やす方向にしました。片道1.2kmを歩くなら6冊、つまり3kg前後が私の上限です。自転車で行く日は10冊にします。運ぶ手段から冊数を決める、という順番にしたら、途中で休むことがなくなりました。

ちなみに、雨の日には結果的に保冷仕様が役に立ちました。内側にアルミが貼ってあるぶん、外から水が染みにくい。図書館の本を濡らすのは絶対に避けたいので、雨が降りそうな日はこれを持っていきます。買った理由と使っている理由がずれた例です。

ベビーカーに掛けるときの注意

赤ちゃんを連れて行くと、そもそも荷物を持てません。それでバッグをベビーカーのハンドルに掛けたくなるんですが、これは危ないです。

ベビーカーは子どもが乗っていない状態でハンドルに重いものを掛けると、後ろに倒れます。うちは1度、子どもを抱っこして本だけベビーカーに掛けたまま手を離しかけて、ひやっとしました。5kgのバッグは十分に倒す力があります。今は本を下のカゴに入れるか、抱っこ紐のときはリュックにするようにしています。

図書館側も、ベビーカーで入れる館と、入口で預ける館があります。うちの市は本館は入れて、分館は通路が狭くて実質無理でした。行く前に確認しておくと空振りしません。

子ども向けの部屋が独立しているかどうかも、行ってみるまで分かりませんでした。うちの本館は児童コーナーが別室になっていて、多少声を出しても大丈夫な作りです。生後5ヶ月だと突然ぐずるので、この作りかどうかで滞在できる時間がまったく変わります。静かな一般閲覧室しかない館には、私は一人で行くときだけ寄るようにしました。

受け取りだけなら、平日の夜が空いています。うちの本館は19時まで開いているので、在宅勤務が終わってから自転車で行って、予約棚から取って自動貸出機に通して帰る。ここまで7分ほどです。この形に落ち着いてから、月に3回くらいのペースで通えるようになりました。

借りた本と買う本の線引き

半年ほど続けて、線引きが自然に決まりました。何度も開くものは買う。1回で終わるものは借りる。それだけです。

仕事で使うものは手元にないと困るので買います。反対に、気になっているけど自分に合うか分からないものは、まず借りる。合わなければ返して終わりで、棚は1ミリも埋まりません。この「試してから買う」ができるようになったのが、置き場所の話としてはいちばん大きい変化でした。

予約を入れすぎたときの失敗も書いておきます。10件まとめて予約したら、3日のあいだに6冊届いて、期限内に消化できませんでした。予約は届く順番を選べません。今は同時に入れるのは3件までにしています。届く波を作らないほうが、結局たくさん読めます。

最後に

図書館を使うようになって、月に買う本が3、4冊から1冊に減りました。棚の増加が止まったのが半年前。今のところ、押し入れに新しい箱を作らずに済んでいます。

始めるのに要ったのは、カードの発行手続きが10分と、運ぶためのバッグが約2,000円だけ。手続きは本人確認書類を持っていけばその場で終わりました。返却の動線が確保できるかどうかだけ、先に見ておくといいと思います。そこさえ楽なら、あとは勝手に続きます。

この記事は本の置き場所と道具の個別記事です。置き場所を決めるまでの全体は本が増えた家で置き場所を決めた|読む前に置き場所にまとめています。

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