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2026年春に第一子が生まれて、初めて出産内祝いを贈る側になりました。半年たった今の結論を先に書くと、内祝い選びで一番時間を食うのは商品選びではなく、誰に何を贈るかのリスト作りと、送り先の住所集めです。私は最初、商品から考え始めて完全に順番を間違えました。
お祝いをいただいたのは全部で20件ちょっと。親族、妻の親族、私の会社の同僚、妻の元同僚、学生時代の友人。金額も形もバラバラで、現金の人もいれば、ベビー服やおむつケーキの人もいる。カタログギフトをくれた人もいました。この20件を、生後1〜2ヶ月の睡眠が最も削れている時期に処理することになります。ここが本当のハードルでした。
順番を間違えて、2週間ムダにした話
最初にやったのは、楽天とAmazonで「内祝い」と検索して、良さそうな商品をブックマークしていくことでした。タオル、洗剤、お菓子、カタログギフト。夜中の授乳の合間にスマホでポチポチ見ていて、それなりに楽しかったんです。
で、2週間ほどして妻に「そろそろ送らないと」と言われ、いざ注文しようとしたところで詰まりました。送り先の住所が半分も分からない。年賀状をやり取りしている相手ならまだしも、会社の同僚の自宅住所なんて知りません。友人も、大学の頃から2回引っ越している人がいる。妻の親族に至っては、私はそもそも面識のない人が数人いました。
住所を集めるのに、そこから10日ほどかかりました。妻に聞く、妻が親に聞く、親が親戚に聞く。この伝言ゲームが一番時間を食う。商品を見ていた2週間は、ほぼムダになったわけです。
やり直すなら、お祝いをもらったその日に、スプレッドシートに「誰から・何を・いつ」を書く。これだけです。住所の列を作って空欄にしておけば、空欄が何個あるかで残作業が見える。私は結局あとからこれを作りましたが、記憶を掘り起こしながらの入力になって、1件だけ「これ誰からだっけ」という行が残りました。妻の妊娠中にお祝いをくれた人でした。危なかった。
時期は「生後1ヶ月から2ヶ月」とよく書かれている
いつ贈るべきか、これは調べました。ベビー用品店やギフト会社のサイトを何社か見ると、お宮参りの頃、生後1ヶ月から2ヶ月あたりを目安と紹介していることが多いです。遅くとも生後3ヶ月までに、という書き方もよく見かけました。
ただ、ここは家庭の事情でどうにもならない部分があります。我が家は妻の産後の回復に時間がかかって、生後1ヶ月の時点では内祝いどころではありませんでした。実際に発送し終わったのは生後2ヶ月半頃です。
遅れそうなときは先に連絡を入れておけばいい、と複数のサイトに書かれていて、私もそうしました。お祝いをもらった時点でお礼の連絡だけは即日入れて、「内祝いは落ち着いてから改めて送ります」と伝えておく。実際、遅れたことを気にされた様子は一度もなかったです。もっとも、これは私の周りがそうだっただけで、時期を重く見る家や地域もあると思います。妻の親族については、義母に「うちの親戚はどのくらいの時期が普通?」と聞いてから動きました。
金額は自分では決められなかった
相場についても当然調べました。半返しという言葉が最もよく出てきて、いただいた額の半分程度、あるいは3分の1から半分、という説明が多い。ただ、これをそのまま全員に当てはめると具合が悪い場面が出てきます。
典型的なのが親族です。我が家の場合、両親と義両親からのお祝いが飛び抜けて高額でした。半返しの原則を機械的に適用すると、相当な金額の品を親に送り返すことになる。これを義母に相談したら「そんなに気を使わなくていい、子どものために使いなさい」と言われました。結局、親族には額を抑えて、その分だけ写真をたくさん送ることにしました。
逆に、目上の方から少額のお祝いをいただいたケースでは、半分だと安すぎるように感じて少し上乗せしています。このあたりに正解はなくて、金額の慣習は地域や家によってかなり違うというのが調べていての実感でした。ネット上の「相場」はあくまで平均値で、自分の家に当てはまるとは限りません。私は最終的に、妻と義母と自分の母、この3人に確認を取って決めました。数字を自分で決めなかったのが、たぶん一番の正解です。
迷ったらカタログギフトに逃げた
20件のうち、半分近くはカタログギフトにしました。理由は消極的で、相手の好みが分からないからです。妻の親族に至っては、私は顔と名前が一致していないレベルなので、食の好みなど知りようがない。
使ったのは楽天で見かけたソムリエアットギフトのプレミアムカタログギフトです。表紙がブラック、シルバー、ゴールドと分かれていて、価格帯ごとに選べる形式。5,900円のコースを親戚向けに、下のコースを友人向けに使いました。
使ってみて分かった短所を書いておくと、カタログギフトは相手に「選ぶ」という手間を渡す仕組みだということです。実際、友人の一人から「まだ選べてない」と3ヶ月後に連絡が来ました。彼にも小さい子どもがいて、カタログを開く時間がない。手間を渡すという性質は、相手の状況によっては裏目に出ます。
あと、包装や表紙のグレードで金額がある程度バレる形式なので、同じ場に複数人が集まる親族に、違うコースを混ぜて送るのは少し気を使いました。我が家は父方と母方でコースを揃えています。
Amazon側だとTHE GIFT PREMIUMのカタログギフトが同じような立ち位置で、コース分けの考え方はほぼ同じです。私は楽天のポイントが貯まっていたので楽天を選びましたが、中身の思想に大きな差は感じませんでした。
タオル、お菓子、洗剤。残り半分の使い分け
カタログにしなかった相手には、ものを選んで送りました。基準は単純で、相手との距離感です。
顔が思い浮かぶ人にはお菓子。何を食べる人か分かっているし、家族構成も知っている。子どもがいる家には個包装で日持ちのするものを選びました。会社の同僚には洗剤やタオルのような消えものを。置き場所を取らないこと、好みが出にくいことを優先しています。
失敗もありました。友人の一人に、少し凝ったコーヒーのセットを送ったんです。彼はコーヒーを飲む人だと記憶していたので。あとで聞いたら、去年から胃の調子が悪くてカフェインを控えていると。悪気なく地雷を踏んだ形です。嗜好品は、最新の情報がないと外すという当たり前のことを学びました。
のしと表書きは、最後まで自信がなかった
のしについても調べました。出産内祝いは紅白の蝶結び、表書きは「内祝」、下に子どもの名前を入れて、読み方が難しい名前にはふりがなを振る。この説明はどのサイトでも共通していました。
ただ、細かいところは店によって案内が違います。名字を入れるかどうか、内のしか外のしか。ネット注文だと選択肢が出てくるので、その場で判断を迫られる。私は結局、注文した店の推奨設定にそのまま従いました。のしの作法も地域や家によって差があるので、迷ったら親に聞くのが確実です。義母に「うちは内のしが普通」と言われて、そちらに揃えました。
半年たって思うこと
内祝いを終えて残ったのは、商品選びの記憶よりも、20件分の名前と住所が並んだスプレッドシートです。これは今も残していて、年賀状のときにそのまま使えました。子どもの1歳の写真を送るときにも使うと思います。
もし今から始める人がいるなら、商品を見る前にリストを作ってください。それだけで前半の2週間が浮きます。商品は、リストが埋まってから考えても遅くありません。私は逆をやって、夜中にスマホでタオルを眺めていた時間を、まるごと無駄にしました。
品目ごとの詳しい記事
この記事で触れたものは、それぞれ単体でも詳しく書いています。気になったものがあれば個別記事も読んでみてください。

