今治タオル|内祝いで無難だが外さない理由

※ この記事にはプロモーションが含まれています。

出産内祝いで、結局いちばん多く選んだのがタオルでした。20件中6件。無難すぎる選択だという自覚はあります。ただ、半年たって振り返ると、タオルが強いのは「使い道に困らないから」ではなく「置き場所に困らないから」でした。この違いに気づいてから、迷いがなくなりました。

我が家でも今治のタオルを日常的に使っているので、贈る側の話と、実際に使ってみての話の両方を書きます。

贈り物で本当に困るのは「置く場所」

内祝いを選んでいるとき、最初は「相手が使うかどうか」を基準にしていました。食べ物なら食べる、洗剤なら使う、タオルなら拭く。誰でも使うものを選べば外さない、と。

この考えが甘いと気づいたのは、自分たちがお祝いをたくさんいただいた側になったからです。2LDKの賃貸に、20件分のお祝いが1ヶ月に集中して届くと、収納が普通に破綻します。ベビー用品はそれ自体かさばるし、そこにお祝いの箱が積み上がる。廊下に段ボールが並んだ時期がありました。

そのとき、いちばんありがたかったのが小さくて薄いものでした。逆に困ったのは、大きな箱に入っていて中身がスカスカのもの。中身は嬉しいんですが、箱を開けて畳んで捨てるまでが作業なんですよね。贈り物は、受け取った瞬間から相手の家の面積を奪う。この視点は、贈る側にいるうちは持てませんでした。

タオルはこの点が優秀です。畳めば薄いし、収納の隙間に入る。使わなくても場所を取らない。急な来客用にストックしておけるし、いよいよとなれば掃除用に下ろせる。「捨てるのが後ろめたくない」ことが、贈り物としてはむしろ長所だと思っています。

今治タオルを選んだのは、説明しなくて済むから

タオルの中でどれを選ぶか。ここで今治にしたのは、品質の話より先に、名前だけで説明が終わるからでした。

内祝いには短い手紙かカードを添えます。そこに「このタオルは吸水性が高くて」と書くのは、なんだか押しつけがましい。今治とだけ書いてあれば、それ以上の説明が要りません。相手が価値を判断する材料が、名前の中に入っている。

調べてみると、今治タオルには産地としてのブランド認定があって、認定を受けた製品にはロゴマークが付くとされています。「今治産」と「今治タオルブランドの認定品」は厳密には別の話のようで、商品ページの表記をよく読むと、そのあたりの書き方に差があります。私は認定マークの有無まで細かく確認はしませんでしたが、贈り物として選ぶなら、商品ページにマークの記載があるものを選んだほうが無難だと思います。

ただ、全件を今治にしたわけではありません。気心の知れた友人や、こちらの事情をよく知っている親戚には、今治ではない日本製のバスタオル2枚同色セットを選びました。約60×120cmという普通のサイズで、3,399円。ブランド名で説明を省く必要がない相手には、そもそも今治である必要がない、という整理です。

日本製 【お値打ち】 バスタオル 2枚同色セット デイリータオル 楽天1位

日本製 【お値打ち】 バスタオル 2枚同色セット デイリータオル 楽天1位

Amazonで見る楽天市場で見る

自宅で1年使って分かった、今治タオルの弱点

贈り物の話だけだと片手落ちなので、自宅で使ってみての正直な感想を書きます。我が家では、子どもが生まれる前から今治のフェイスタオルを何枚か使っています。

いい点は、想像どおり吸水が速いことです。顔を拭いたときに、水を押し出すのではなく吸い取る感じがある。子どもの沐浴のあと、体を拭くのに1枚で足りるのは助かりました。安いタオルだと、拭いているうちに表面が水を弾き始めて、乾いた面を探すことになるんですよね。

弱点は3つあります。まず厚手のものは乾きにくい。うちは室内干しが多いので、厚みのあるバスタオルは冬場だと丸1日では乾き切りません。子どもが生まれてからタオルの洗濯枚数が3倍くらいになったので、これは地味に効きます。贈り物にするなら、厚手のバスタオルより、薄手やフェイスタオル中心の構成のほうが実用的かもしれません。

次に値段の割に見た目が地味なこと。無地の白やベージュが多くて、開けた瞬間の華やかさはありません。木箱入りのギフトが人気なのは、この地味さを箱で補っているからだと思います。

3つめは、洗濯を重ねると毛羽が落ちること。最初の数回は乾燥機のフィルターにかなり溜まりました。使い続けるうちに落ち着きますが、買ってすぐの数回は単独で洗ったほうがいいです。これは今治に限った話ではないですが、贈った相手が同じ経験をすると考えると、一言添えてもよかったかもしれません。

色を選ぶのに一番時間を使った

意外な落とし穴が色でした。タオルギフトは白系が基本ですが、店によってはグレー、ネイビー、ベージュ、淡いピンクといった選択肢があります。ここで手が止まりました。

出産内祝いだからといって、子どもの性別に合わせた色を選ぶのは違うだろう、と妻に言われて考え直しました。贈り物の色は、贈る側の事情ではなく、使う人の家に合わせるものだと。言われてみればそのとおりです。うちの子が男の子だから青系、というのは完全にこちらの都合でしかない。

結局、相手の家に行ったことがある場合はその記憶に合わせて、行ったことがない場合は白かベージュにしました。白は洗濯で漂白できるので実用面でも扱いやすいという理由もあります。色物は塩素系漂白剤が使えないので、汚れが目立ってきたときに打つ手が減る。子どもがいる家では、これは地味に効く差です。

同色2枚セットか、色違い2枚セットかも迷いました。同色のほうが並べたときに揃って見えるし、色違いは家族で使い分けができる。夫婦2人の家には色違い、それ以外は同色、という雑な基準で決めています。正解があるとは思っていません。

木箱に入っているだけで、渡しやすさが変わった

今治のギフトで最終的に落ち着いたのが、木箱に入ったフェイスタオル2枚組でした。今治謹製という四国今治産のもので、3,050円。前の節で「今治タオルは見た目が地味」と書きましたが、これはその弱点を箱のほうで解決している構成です。

敬老の日 プレゼント 内祝い 今治タオル ギフトセット (フェイスタオル2枚) 今治謹製 極上タオル 木箱入り 四国今治産 高級 タオルギフ

敬老の日 プレゼント 内祝い 今治タオル ギフトセット (フェイスタオル2枚) 今治謹製 極上タオル 木箱入り 四国今治産 高級 タオルギフ

Amazonで見る楽天市場で見る

実際に手に持つと、紙箱との差がはっきりします。木の枠に薄いタオルが2枚収まっているだけなんですが、ふたを開けた瞬間の見え方が違う。内祝いは「開ける瞬間」しか印象に残らないので、そこに効くものにお金を払うのは、理屈としては通っていると思いました。手渡しではなく配送で送ることがほとんどだったので、箱に強度があるのも安心材料でした。

短所も書いておきます。まず木箱のぶん、確実にかさばります。この記事の前半で「贈り物は相手の家の面積を奪う」と書いたのと、正面から矛盾する選択です。ただ、中身が薄いフェイスタオル2枚なので、かさばるのが箱だけなら、相手は自分のタイミングで畳める。この線引きで自分を納得させました。木箱を捨てるのが忍びなくて、かえって持て余す人はいると思います。

もう1つ、3,050円でフェイスタオル2枚は、枚数だけ見れば割高です。同じ予算なら、今治でないタオルが4枚も6枚も買えます。実用品として使ってほしいなら、この選択は合いません。私は、上司や親戚など「金額の相場をこちらが外していないか」を気にする相手に限って使いました。枚数ではなく体裁にお金を払っているという自覚は要ります。

事務的な話も1つ。熨斗や包装の扱いは店によって違います。私は内祝いの表書きと名入れを注文時に指定しましたが、それが選べるかどうかは商品ページを読まないと分かりません。木箱入りだからといって、外側の包装まで済んでいるとは限らない。1件目を注文する前に確認しておくべき部分でした。

タオル以外の候補も、いちおう検討はしています。収納用品や調理器具です。相手の家で確実に使われて、消耗して、いずれ入れ替わるもの。理屈としては悪くない。ただ、寸法も色の好みも、相手の家の事情に完全に依存するのでやめました。うちで良かったものが他の家で良いとは限らないし、既に使っているものがあれば、置き換えるには捨てる手間が発生します。相手の家の寸法や好みに依存するものは、内祝いには向かない。タオルはこの条件をすべて回避できる。無難と言われればそのとおりですが、無難であることには理由がありました。

枚数と構成をどう決めたか

最後に、実務的な話を。タオルギフトは、バスタオル1枚とフェイスタオル2枚、といった構成で価格帯が変わります。同じ予算なら、バスタオルを増やすか、フェイスタオルを増やすか。

我が家は、子どものいる家庭にはフェイスタオル多めの構成、単身や夫婦だけの家にはバスタオル入りを選びました。子どもがいるとタオルの消費枚数が跳ね上がるので、大きい1枚より小さい複数のほうが回る。これは自分の家で実感したことをそのまま適用しています。

結果がどうだったかは、正直よく分かりません。タオルは「ありがとう」以上の感想が返ってきにくい贈り物なので。ただ、困らせなかったことは確かだと思っています。内祝いに求めるものとしては、それで十分でした。

この記事は贈り物の個別記事です。内祝いで何に迷ったかの全体は出産内祝いで贈る側になった|半年で分かったことで振り返っています。

タイトルとURLをコピーしました