ワイヤレス充電|置くだけの手間を測った

※ この記事にはプロモーションが含まれています。

ワイヤレス充電は遅い。これは使う前から分かっていたことですが、実際にどれくらい遅いのかを自分の環境で測ってみました。結果は、20%から80%までで、ケーブルより30分ほど余計にかかるというものでした。

それでも今も使っています。理由は速さではなく、片手が塞がっている時間帯の話です。3,380円の3in1スタンドを4ヶ月ほど使って、どこが良くてどこが不満なのかを整理しました。

ケーブルとの差を、自分のスマホで測った

測定と呼べるほど厳密なものではありません。同じスマホ、同じ室温、画面オフの状態で、バッテリー残量20%から充電を始めて80%になるまでの時間を、それぞれ3回ずつ計っただけです。

ケーブル接続だと、平均で53分でした。ワイヤレススタンドに置いた場合は、平均83分。差は30分です。製品側は15Wと書かれていて、ケーブル側はもっと出力の高い充電器を使っているので、そもそも条件が違います。同じ土俵の比較ではないという前提で読んでください。

ただ、実感としてはこの30分がほとんど問題になりませんでした。ワイヤレスで充電するのは主に夜と、デスクで作業している間です。どちらも数時間その場にあるので、53分か83分かは結果に影響しない。逆に、出かける15分前に充電したいときは、迷わずケーブルを挿しています。急いでいるときに使わないと決めた瞬間に、遅さは欠点でなくなりました

「置くだけ」で減った手間は、秒で言うと小さい

興味があったので、ここも数えました。ケーブルを挿す動作は、ケーブルの端を探して向きを合わせて挿すまでで、だいたい4秒から6秒。スタンドに置く動作は1秒です。1日3回として、1回あたり4秒の短縮なら、年間で1時間ちょっと。

数字だけ見れば、3,380円を払う理由としては弱いです。私も計算した直後は、これは自己満足の買い物だったかもしれないと思いました。

考えが変わったのは、子どもを抱いたまま置けると気づいたときです。片腕で子どもを抱えていると、ケーブルを挿す動作は現実的にできません。ケーブルの向きを合わせる作業は両手を前提にしている。スタンドなら、片手でぽんと置くだけで済みます。生後5ヶ月を過ぎて抱っこしている時間が増えてから、この差がはっきりしました。

秒数では表せない部分に価値があった、という話です。逆に言えば、両手が空いている生活をしている人には、この製品のメリットは小さいと思います。

熱については、正直に言って気になる

ワイヤレス充電は発熱しやすいと言われますし、実際に使っていて温かくなります。スマホの背面を触ると、ケーブル充電のときよりはっきり温かい。夏場は特に分かりやすかったです。

それがバッテリーの寿命にどの程度影響するのかは、私には判断できません。メーカーの説明では温度が上がると充電速度を落とす制御が入るとされていて、実際に充電が途中で遅くなっている挙動は見られます。危険だとも安全だとも言い切れないので、直射日光の当たる場所には置かない、布の上では使わない、という自分ルールだけ作りました。取扱説明書にもその趣旨のことが書かれています。

ちなみに、冬にブランケットをかけたデスクの上で使ったとき、充電が止まっていたことがあります。熱がこもって保護が働いたのだと思います。仕様どおりの動作ではありますが、気づかないと朝に困ります。

ケースの厚みと、置く位置

買う前に一番心配していたのが、ケース越しに充電できるかでした。私が使っているのは1.5mmくらいのTPUケースで、これは問題なく充電できています。

問題は厚みではなく、位置合わせのほうでした。スタンド型なので置く場所はほぼ決まるのですが、それでも数ミリずれると充電が始まらないことがある。置いてからLEDが点くのを確認するという一手間が、結局必要になりました。置くだけ、というほど無造作ではありません。

スタンド型を選んだのは、この位置ずれを減らしたかったからです。平置きのパッドを以前使っていて、朝起きたら充電されていなかったことが何度かありました。スタンドなら重力で下に落ち着くので、平置きよりは安定します。それでも週に1回くらいは失敗しています。

\9,000件レビュー突破!

\9,000件レビュー突破!

Amazonで見る楽天市場で見る

3in1にして、1か所が余った

買ったのは、スマホ、イヤホン、そしてスマートウォッチを同時に置ける3in1タイプです。3,380円という価格に対して、置ける場所が3つあるのは魅力に見えました。

実際には、ウォッチ用の場所を使っていません。私が使っているスマートウォッチが対応していないからです。これは完全に確認不足で、買ってから気づきました。3in1は、3つとも自分の機器で埋まって初めて元が取れる。埋まらないなら、2in1や単機能のものを選んだほうが、置き場所も小さくて済みます。

イヤホン側は使えています。ケースをそのまま乗せるだけで充電されるので、これは便利でした。以前は充電を忘れて、外出先でイヤホンが切れることが月に2回くらいあったのが、ほぼゼロになっています。速さではなく、充電し忘れが減ったことが、この製品を使い続けている一番の理由かもしれません。

本体のサイズは、デスクの上で12cm四方くらいの面積を占めています。私のデスクは幅120cmなので許容範囲でしたが、狭い机だと邪魔になると思います。ここも買う前に測っておくべき箇所です。

ケーブルは減らなかった

ワイヤレス充電を導入すれば、机の上のケーブルが減ると思っていました。減っていません。

まず、スタンド自体が電源を必要とします。本体からACアダプタまでのコードが1本、新しく生えるわけです。しかも、この手の製品はアダプタが別売りだったり、付属していても出力が足りなかったりする。私が買ったものは、手持ちの充電器を使う前提で、コードだけが付いていました。15Wで充電したいなら、それを出せる充電器を用意する必要があるということです。

手持ちの古いアダプタを挿したときは、充電はされるものの明らかに遅かった。ここでもう1個充電器を買い足すことになれば、実質的な出費は3,380円では済みません。私はデスク用に使っていたものを流用できたので追加費用はありませんでしたが、これから買う人は電源側も含めて考えたほうがいいと思います。

そして、急ぎのときのためにケーブルも机の上に残しました。結果、ワイヤレススタンドのコードとケーブル1本で、導入前と本数は同じ。ケーブルが減るという触れ込みは、私の使い方では実現しませんでした。減ったのは、ケーブルを抜き挿しする回数のほうです。

4ヶ月使って、どこで使い、どこで使わないか

今の運用はこうなりました。デスクとリビングではスタンドに置く。寝室と外出前はケーブル。この使い分けにしてから、遅さで困る場面がなくなりました。

寝室でケーブルを使っているのは、朝までに確実に満充電にしたいからです。位置ずれで失敗するリスクを、寝ている間だけは取りたくない。ワイヤレス充電は失敗しても気づけるタイミングで使うものだと思っています。

買ってよかったかと聞かれれば、私の場合はよかった、と答えます。ただそれは、子どもを抱いている時間が長い今の生活だからで、去年の私に同じものを渡しても3,380円は高いと感じたはずです。速さを期待して買うと、ほぼ確実にがっかりします。置く動作が1秒であることに価値を感じられるかどうかが、判断の分かれ目でした。

この記事は電池と電源の個別レビューです。家じゅうをどう統一したかは家じゅうの電池を統一した|買い置きの単位を決めるにまとめています。

タイトルとURLをコピーしました