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帽子をかぶせて、10秒で取られました。次の日は7秒。その次は、かぶせようとした時点で顔を横にそむけて拒否。7月のうちの子は、帽子を完全に敵とみなしていました。
今は20分くらいはかぶってくれます。慣れたというより、こちらのやり方を変えた結果です。特別なコツがあったわけではなくて、嫌がる理由を1つずつ潰しただけ。この記事はその過程の記録です。
先に断っておくと、完全に解決はしていません。機嫌が悪い日は今でも一発で取られます。
嫌がる理由は、暑いか、きついか、視界か
観察して分かったのは、取る動作にも種類があるということでした。
ひとつは、かぶせた直後にすぐ引っ張るパターン。これはたいてい、あご紐やゴムが顔に当たっているときでした。うちが最初に買った帽子は、細いゴム紐が耳の下を通る作りで、それが首のしわに食い込んでいた。取ったあとに赤い線が残っていて、そりゃ嫌だろうなと。
ふたつめは、しばらくしてから前に引き下ろすパターン。これは暑いときです。汗をかいて、頭が蒸れてくると手が伸びる。触ると帽子の内側が湿っていました。
みっつめが、つばを触って遊ぶうちに落ちるパターン。これは嫌がっているというより、単に手の届くところに面白いものがあるだけ。5ヶ月を過ぎて手が使えるようになってから増えました。
理由が違えば対処も違うのに、うちは最初、全部まとめて「嫌がる」で処理していました。ゴムを緩めるべき場面で、気をそらそうとしていた。当然うまくいきません。
あご紐を平たいものに替えたら、拒否が減った
一番効いたのがこれでした。細いゴム紐から、平たいゴムベルトのものに替えた。
接する面積が広くなるぶん、1点に力が集中しません。細い紐は食い込むけれど、幅のあるベルトは面で当たるので跡が残らない。替えた日から、かぶせた直後に引っ張る動作が明らかに減りました。
ついでに、長さを調整できるかどうかも重要でした。うちの子は頭囲が44cmくらいで、月に1cm近いペースで増えています。買ったときにちょうどよかった長さが、2ヶ月後にはきつい。調整できないタイプは、そこで終わりです。
いま使っているのが、日よけの布が後ろについたハットです。980円。
これを選んだ理由は3つあって、あご紐が平たいゴムであること、後ろに首を覆う布がついていること、そして安いことです。安さは真面目な理由で、うちは帽子を1つなくしています。公園のベンチに置き忘れて、翌日行ったらありませんでした。3,000円のものだったら結構落ち込んでいたと思います。
首の後ろを覆う布は、想像以上に良かったです。抱っこ紐だと、子どもは私の胸に顔を向けているので、日が当たるのは首の後ろとうなじ。ここは帽子のつばでは守れません。布があると、そこがまるごと日陰になる。7月の昼間に30分歩いたあと、首の後ろが赤くなっていないのを確認して、これは要るなと思いました。
不満も書きます。まず、後ろの布が邪魔になる場面があります。ベビーカーに寝かせた状態だと、布が背中の下に敷き込まれて首が引っ張られる。うちは寝かせるときは帽子を外すことにしました。
それと生地が薄いです。980円なので当然といえば当然なんですが、洗うと少しよれます。3回目の洗濯でつばの形が微妙に崩れました。形をきれいに保ちたい人には向かないと思います。うちは日よけの機能さえあればいいので気にしていません。
あとUVカットとうたわれていますが、その効果を自分で測る手段はありません。数値がどこまで正確かは分からないので、ここは「布で覆えているから物理的に日は当たらない」という程度に考えています。
頭囲を測ってから買うようになった
帽子で失敗する一番多い原因は、たぶんサイズです。うちは最初、頭囲を測らずに月齢の表記だけで買いました。
「6ヶ月〜1歳」と書いてあった帽子が、生後5ヶ月のうちの子にはすでにきつかった。頭囲を測ったら44cmで、その帽子の表記は44cmでした。ちょうどというより、上限ぴったり。伸びしろがゼロです。
赤ちゃんの頭は、体より先に大きくなります。母子手帳の記録を見ると、うちの子は生まれたときの頭囲が33cmで、6ヶ月で44cm。半年で11cm増えている。1ヶ月あたり2cm近いペースの時期もありました。服のサイズより変化が速い。
だから帽子は、今の頭囲プラス2cmくらいで買うようにしています。それでも3ヶ月くらいで限界が来る。後ろに調整用のゴムやアジャスターがついているものだと、その期間が少し伸びます。
逆に、大きすぎる帽子は目にかぶさって嫌がる原因になります。プラス4cmで買った1つは、かぶせると視界が完全に隠れて、その場で取られました。買い替えの頻度を減らそうとして大きめを買うのは、少なくとも帽子では逆効果でした。
かぶせ方を変えたら、抵抗が減った
道具の次は、やり方の話です。
最初、私は正面から近づいて、上から帽子をかぶせていました。子どもから見ると、視界を遮るものが顔の上に降りてくる。怖がって当然です。
今は、まず帽子を子どもに触らせます。手に持たせて、口に入れようとするのをしばらくやらせる。それから、頭の後ろ側から前に向かってすべらせるようにかぶせる。視界を横切らないので、驚きが少ないみたいです。
もうひとつは、かぶせる場所を家の中にしたことです。玄関を出る直前ではなく、リビングで遊んでいる途中にさっとかぶせる。外に出る緊張感がない状態のほうが、抵抗が弱い。かぶってから5分くらい家の中で過ごして、それから出ます。
これで劇的に変わったかというと、そこまでではありません。ただ、10秒で取られていたのが5分くらいはもつようになりました。慣れさせる時間を先に作るのが、たぶん一番効いています。
抱っこ紐のときは、帽子が押し上げられる
もうひとつ、抱っこ紐特有の問題があります。子どもが私の胸に頭を預けると、帽子のつばが私の体に当たって押し上げられる。前から見ると、帽子が後頭部に乗っているだけの状態になっていました。
これだと日よけの意味がありません。しかも押し上げられているぶん、あご紐が首に食い込む。うちの子が抱っこ紐のときだけ帽子を嫌がっていたのは、たぶんこれが原因でした。
対策としては、つばの柔らかいものを選ぶことです。芯が入っていて硬いつばは、押されたときに逃げ場がない。布だけの柔らかいつばだと、私の胸に当たったところで折れ曲がってくれるので、帽子自体は動きません。
今使っているハットは、つばに軽い芯が入っていますが柔らかいほうです。それでも完全ではなくて、深く抱きかかえると多少ずれます。ベビーカーのときのほうが、帽子はうまく機能しています。
どうしても嫌がる日は、無理にかぶせない
最後に、うちの割り切りを書いておきます。
何をやっても取る日はあります。眠いとき、暑いとき、単に機嫌が悪いとき。そういう日に3回も4回もかぶせ直すと、こっちが疲れるし、子どもは帽子をますます嫌いになる気がします。
だから今は、2回取られたら諦めます。かわりに日傘を差すか、ベビーカーの日よけを最大まで下ろすか、日陰を選んで歩く。帽子は手段のひとつでしかなくて、目的は日差しを避けることなので。
それと、真夏の日中は外に出ないという判断もしました。7月と8月、11時から15時のあいだの外出はほぼやめています。買い物は夕方か、私が一人で行く。帽子で解決しようとしていた問題の何割かは、そもそも出かけないことで消えました。
嫌がる子にどうかぶせるかという話をしておいて言うのもなんですが、かぶせなくて済む方法を探すのが、うちには一番合っていました。
この記事は子ども服の個別記事です。半年で何を失敗したかの全体は子ども服の買い方が分かってきた|半年で失敗した順に並べるにまとめています。

