お菓子|日持ちと個包装で選ぶ

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出産内祝いでお菓子を選ぶとき、私が最後まで基準にしていたのは味ではありませんでした。賞味期限の日数と、個包装かどうか。この2つで候補を絞ってから、残ったものの中で味を考える。順番を逆にすると、だいたい失敗します。実際に一度失敗しました。

20件の内祝いのうち、お菓子にしたのは5件です。少なく見えますが、これは意図的で、お菓子は相手を選ぶ贈り物だと途中で気づいたからです。以下、いくつかのタイプを比べながら書きます。

最初の失敗は「生菓子に近いもの」を選んだこと

最初に贈ったのは、妻の実家の近くの店で買った半生タイプの菓子でした。おいしいのは知っている。妻の実家に帰ったときに食べて、これはいいと思ったんです。

問題は日持ちでした。賞味期限が発送日から10日ほど。しかも要冷蔵。送り先の親戚が旅行に出ていて、宅配ボックスに入ったまま2日置かれたと後から聞きました。結果的には無事でしたが、贈り物で相手にハラハラさせるのは本末転倒です。

この一件以降、常温で1ヶ月以上もつことを最低条件にしました。相手がいつ受け取れるか、いつ食べるかはこちらでコントロールできない。特に内祝いは、相手にとって予期していない荷物なので、在宅かどうかも分かりません。

焼き菓子、米菓、和菓子。日持ちで比べるとこうなる

候補を日持ちの観点で並べてみます。あくまで商品ページに書かれている表記をいくつか見比べた範囲での話で、同じジャンルでも製品によって差はかなりあります。

クッキーやフィナンシェのような焼き菓子は、常温で1ヶ月から2ヶ月程度と書かれていることが多い。バターを使ったものは短め、乾いた焼き菓子は長めという傾向がありました。せんべいやおかきなどの米菓は、さらに長いものが目立ちます。半年近い表記を見かけることもある。ゼリーや水ようかんは、常温保存できるものと冷蔵が必要なものが混在していて、ここは商品ごとに確認が要ります。

逆に、バウムクーヘンやカステラのような生地のしっとりした菓子は、種類によって差が大きい。真空包装されているものは長く、そうでないものは2週間程度のことも。「日持ちする菓子ジャンル」で覚えるのではなく、商品ページの賞味期限表記を毎回見るしかないというのが結論です。

個包装は「食べる人数が読めない」問題への答え

もう一つの条件が個包装です。理由は日持ちと同じで、相手の家に何人いて、一度にどれだけ食べるか分からないから。

大きなホールの菓子を送ると、切って食べ切るまでが相手の作業になります。一人暮らしの人に送ったら、確実に持て余す。個包装なら、1つずつ、好きなタイミングで食べられて、余っても劣化しません。

職場向けだと、個包装はさらに重要でした。私の場合、同僚数人が連名でお祝いをくれたので、休憩室に置ける形の菓子を選んでいます。連名のお祝いに対して、個別包装の品を人数分そろえるのか、まとめて1つにするのかは、職場の空気によるところが大きい。うちは後者が普通だったので、そうしました。

個包装の弱点も書いておくと、ゴミが増えることと、同じ予算なら中身の量が減ることです。包装材のコストと手間が乗るので当然なんですが、「量で満足させたい相手」には向きません。育ち盛りの子どもが何人かいる家には、個包装より大袋のほうが喜ばれる場合もあると思います。

夏場の配送で、もう一つ条件が増えた

我が家の内祝いを送り終えたのは初夏でした。ここでもう一つ気にすることになったのが、暑さです。

チョコレートを使った菓子は、この時期に常温便で送ると溶ける可能性があります。商品ページに、夏季はクール便に切り替えるという注意書きが出ているものもあれば、そもそも夏場は販売を止めているものもありました。宅配ボックスに半日置かれる前提で考えると、常温便のチョコは避けたほうが無難という判断になります。

クール便を選べる商品もありますが、こちらはこちらで問題があって、相手が不在だと再配達になるうえ、宅配ボックスに入れてもらえません。相手に受け取りの手間を強いる贈り物になるんですよね。内祝いは日時を指定して届くものではないので、ここは結構大きい。

結果として、初夏から夏にかけて贈るなら、常温で日持ちする焼き菓子か米菓、あるいは水分の少ない和菓子に絞られます。私が5件中4件を焼き菓子系にしたのは、味の好みというより、この消去法の結果でした。季節が違えば別の選択をしていたと思います。

訳あり品と食べ比べセットの使い分け

比較のうえで触れておきたいのが、いわゆる訳あり品です。割れや欠け、パッケージの傷みなどを理由に安く売られているもの。

我が家で買ったのは、楽天でよく見かける沖縄のちんすこうの食べ比べセットです。20種類以上が入って140本から150本ほど、3,500円くらい。訳ありと書かれていますが、届いたものを見た限り、割れているものが数本混じっている程度でした。

訳あり ちんすこう 20種類以上 食べ比べ 約140-150本【2箱以上購入でおまけ付】おすすめ 種類豊富なちんすこうを、箱いっぱい食べ比べ

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Amazonで見る楽天市場で見る

これは正直に書きますが、訳あり品を内祝いとして贈るのはやめました。理由は品質ではなく、体裁です。商品名に訳ありと入っている以上、相手が同じ商品を検索したときにそれが目に入る。内祝いはお礼の形なので、そこで安く上げたと受け取られるリスクを負う必要はないと判断しました。

ではどう使ったか。自宅用と、こちらから直接手渡しする相手向けです。妻の実家に持っていく手土産の一部にしたり、来客用のストックにしたり。ちんすこうは日持ちが長くて個包装なので、置いておいて減っていく分には最適でした。味の当たり外れは種類によってはっきりあって、紅いもと塩味は好評でしたが、変わり種のいくつかは家族の誰も手を出さずに残っています。20種類もあれば当然です。

Amazon側だと、亀田製菓の詰め合わせのような、5種90袋入りの業務用パックが同じ用途に使えます。こちらはハッピーターンやぽたぽた焼といった知っている味だけで構成されているので、外す確率が低い。食べ比べの面白さを取るか、確実性を取るかの違いだと思います。人に配るなら後者、家で消費するなら前者が楽しい。

結局、贈り物としてのお菓子はどう選んだか

5件のお菓子を送るにあたって、最終的に使った基準は3つです。

  • 常温で1ヶ月以上もつこと
  • 個包装であること
  • 相手の顔と家族構成が思い浮かぶこと

3つめが実は一番重要でした。お菓子は好みが出るので、相手を知らない場合は選んではいけない。アレルギーの問題もあります。小麦、卵、乳、ナッツ。菓子はこれらの塊なので、少しでも不安があるなら別のジャンルにしたほうが安全です。

我が家がお菓子を選んだ5件は、全員が学生時代からの友人か、よく知っている親戚でした。逆に、妻の親族で面識の薄い相手には一切お菓子を選んでいません。味で選ぶ贈り物は、相手の情報が揃っているときだけの選択肢だと考えています。

もう一つ、地味に効いたのが箱のサイズです。同じ内容量でも、無駄に大きい箱に入っているものは相手の家で邪魔になる。自分たちがお祝いの箱で部屋を埋められた経験があるので、ここは気にしました。中身が詰まっている箱のほうが、開けたときの印象もいいです。

半年たった今、5件のお菓子について何か言われたことがあるかというと、実はほとんどありません。「おいしかった」と言われたのが2件。残りは無反応です。お菓子は食べたら消えるので、それでいいんだと思っています。贈り物として記憶に残らないことは、内祝いにおいては欠点ではない。相手に負担をかけず、静かに消える。今のところ、これがお菓子を選ぶ一番の理由になっています。

ただ、味で選んだ2件のうち1件は、相手からわざわざ写真付きで連絡が来ました。地元の菓子を送った大学時代の友人です。ここだけは、カタログギフトでもタオルでも絶対に起きない反応でした。相手を知っている場合に限って、お菓子には他のジャンルにない強みがあります。使いどころは狭いけれど、はまったときの効果は大きい、という整理です。

この記事は贈り物の個別記事です。内祝いで何に迷ったかの全体は出産内祝いで贈る側になった|半年で分かったことで振り返っています。

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