風呂椅子と湯おけ|子どもと入るなら高さが要る

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子どもを風呂に入れるようになって、真っ先に効いた道具が風呂椅子でした。正確には、椅子の高さです。座面が20cmから32cmに変わっただけで、腰の負担がはっきり減りました。道具の中では一番地味なのに、一番効果が分かりやすかった。

うちは私と妻で交代して子どもを入れています。生後5ヶ月で、まだ自分で座れないので、膝の上に寝かせて洗う。この姿勢が、低い椅子だと作れないんですよね。ここの話を具体的に書きます。

低い椅子だと何が起きるか

座面が20cm前後の椅子に座ると、膝が腰より高い位置にきます。三角座りに近い形。この状態で膝の上に子どもを寝かせようとすると、子どもが滑り落ちる方向に傾く。だから支えるために体を丸めることになります。

これを10分やると、腰にきます。私は元々デスクワークで腰が弱いほうなんですが、入浴後に腰を伸ばすのが習慣になっていました。1日1回、毎日。積み重なると普通に痛い。

座面が32cmになると、膝が水平に近くなります。腿の上が平らな面になるので、子どもを寝かせても転がらない。体を丸める必要がないので、背中がまっすぐのまま洗える。この差です。理屈は単純なんですが、実際に座り比べるまで分かっていませんでした。

参考までに、一般的なダイニングチェアの座面が40cm前後、ソファが35〜40cmくらい。32cmはそれよりやや低いくらいで、要するに「普通の椅子に近い高さ」です。逆に言うと、20cmの風呂椅子がかなり特殊に低い。

最初は2,200円のセットで試した

いきなり高いものを買うのが嫌だったので、最初は椅子と洗面器と手桶がまとまって2,200円くらいのセットで試しました。高さが選べるシリーズだったので、30cmを選択。

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これで方向性が正しいことは確認できました。高さが効く、というのが体で分かった。ただ3ヶ月ほど使って、いくつか不満が出てきました。

ひとつは、座ったときにわずかにたわむこと。壊れはしないんですが、プラスチックが薄いので、体重をかけると軋む感じがある。子どもを抱えた状態で乗るので、この頼りなさが気になりました。

もうひとつが、脚の接地部分に水が溜まること。床と接する面が平らなので、そこに水が残って乾かない。裏返して置くようにしていましたが、毎回やるのは続きませんでした。

買い替えたのはマグネット式のもの

次に買ったのが、座面高32cmでマグネットが付いているタイプです。桶とセットで5,500円くらい。同じ椅子で倍以上の値段になるので、正直かなり迷いました。

《 山崎実業 洗いやすいマグネット風呂イス タワー SH32 桶セット or 単品 》 tower 座面高さ32cm マグネットバスチェア

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決め手は、マグネットで壁に貼れることでした。うちのユニットバスは壁にマグネットが付く素材だったので、使い終わったら壁に貼っておける。床から浮くので、脚まわりに水が溜まる問題がそのままなくなります。乾き方が全然違う。

床から離れるので、掃除もしやすくなりました。風呂の床を流すときに、椅子をどかす動作が要らない。貼ったままシャワーで流せる。この動作が1つ減ったのが、思っていたより効いています。

座面の造りもしっかりしています。実測で3.1kg。安いセットの椅子が1kgちょっとだったので、3倍近い。座ったときの軋みは一切ありません。大人が体重をかけても、たわむ感じがない。この安心感は毎日座るものとしては大きいです。

それと、パーツが分解できる構造になっているのが地味に効きます。座面と脚が外れるので、接合部の内側まで洗える。組み立てるときに一体になっている椅子だと、この隙間が一生洗えないんですよね。分解して洗って、また組むまでで2分くらい。うちは月に1回やっています。

不満と、注意すべき点

まず値段です。椅子と桶で5,500円というのは、風呂椅子としては高い部類だと思います。2,200円のセットでも子どもを洗うことはできていたので、そこから3,300円を追加で払う価値があったかというと、私は「あった」と思っていますが、万人にとってそうだとは言えません。

次に、マグネットが付くかどうかは家によります。うちはたまたま付きました。浴室の壁が樹脂パネルだったり、タイルだったりすると付きません。買う前に、冷蔵庫のマグネットを浴室の壁に当てて確認してください。私は買う前に確認しましたが、これをやらずに届いてから気づくと、ただの重い椅子になります。

あと、貼る位置を決めるのに少し試行錯誤しました。低い位置に貼ると子どもが触れる。高い位置だと取るときに水が腕を伝う。うちは床から70cmくらいの高さに落ち着きましたが、この位置決めで1週間くらい動かしていました。

桶についても書いておくと、こちらはマグネットが付くタイプと付かないタイプがあります。うちのセットは桶も壁に貼れるもので、これは想像以上に便利でした。桶を床に置かないと、その下に水が溜まらない。ただ、桶の縁に水が残っている状態で貼ると、貼った瞬間に水が垂れます。一度振ってから貼る、という動作が要ります。

それと、これは書いておくべきなんですが、マグネットで壁に貼っても掃除は必要です。乾きやすくなるのと、汚れないのは別の話なので。うちは週に1回、椅子と桶をスポンジで洗っています。道具を替えて減ったのは掃除の回数ではなくて、掃除の「やりにくさ」のほうでした。

妻と交代で使うので、共用できるかも見た

これは買う前に見落としていた観点なんですが、うちは私と妻が交代で子どもを入れています。身長差が15cmくらいある。同じ椅子を2人で使うので、どちらか片方に最適化するわけにいきません。

32cmという高さは、その意味でちょうどよかったです。私が座って膝が水平、妻が座ると膝がわずかに上がる程度。どちらも前かがみにはならない。もし40cm近い高さを選んでいたら、妻のほうは足が浮いて安定しなかったはずです。

逆に、身長差がもっと大きい家庭や、洗う担当が1人に固定されている家庭なら、その人に合わせて高さを選べばいいと思います。うちは交代制だったので、中間を取る判断になりました。買う前に、実際に洗う人全員が座り比べられるといいんですが、風呂椅子はそれができない商品なんですよね。ダイニングの椅子に座って、膝の角度で当たりをつけるくらいしかできませんでした。

それと、大人だけで使うぶんには32cmはやや高いと感じることもあります。体を洗うときに足が伸ばしにくい。この点は、子どもを洗うための高さを優先した結果の副作用です。子どもが自分で座って洗えるようになったら、また低いものに戻すかもしれません。

湯おけの深さで失敗した話

桶については、最初に選び方を間違えています。買っていたのは直径25cmくらいの浅いもので、子どものかけ湯に使うと1回ぶんが足りない。片手で子どもを支えたまま、もう片方の手で汲み直すことになる。

これが毎回2〜3回発生していました。深さのあるものに替えたら、1回で足りるようになった。単純な話なんですが、汲み直しの動作がなくなるだけで入浴の流れが途切れなくなります。

目安としては、うちが今使っているものが容量2リットルちょっと。片手で持てる重さの上限が、水を入れた状態で2kg前後だと思うので、これくらいが限界かなという感じです。大きすぎると、片手で持てなくなって本末転倒になります。

風呂椅子まわりで替えるものを1つだけ選ぶなら、私は迷わず高さを挙げます。素材でも色でもブランドでもなく、座面が何センチか。うちは20cmから32cmに上げて、腰を伸ばす習慣がなくなりました。まずは安いもので高さだけ変えてみるのが、失敗しない試し方だと思います。

この記事は風呂・洗面まわりの個別レビューです。何から入れ替えたかの全体は風呂と洗面まわりを入れ替えた|毎日触るものから変えるにまとめています。

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