靴の防水|急な雨に備える

※ この記事にはプロモーションが含まれています。

防水スプレーは効きます。ただし、効く時間は思っていたよりずっと短い。1回かけて1シーズンもつと思っていたのが完全な勘違いで、実際は雨に2〜3回当たったら塗り直しくらいの感覚でした。420mlの缶を1本使い切って分かったことを書きます。

きっかけは、通勤の靴を1足濡らしたことです。出社日の朝、予報が曇りだったのに駅で本降りになって、革のスニーカーが完全に水を吸いました。乾くまで2日かかって、その間に内側にシミが残った。以来、雨の日は別の靴に履き替えるようになったんですが、そもそも濡れにくくしておけばいいのでは、と思って買いました。

買ったのは420mlの多用途タイプ

選んだのは、LOCTITEの超強力防水スプレー多用途というもの。420mlで1,730円ほどでした。

LOCTITE 超強力防水スプレー多用途 420ml傘・カッパ・靴・革靴・バッグ・手袋に!スエードもムートンもOK!水・油をガッチリはじいて

LOCTITE 超強力防水スプレー多用途 420ml傘・カッパ・靴・革靴・バッグ・手袋に!スエードもムートンもOK!水・油をガッチリはじいて

Amazonで見る楽天市場で見る

多用途と書いてあるとおり、靴だけでなく傘、カッパ、バッグ、手袋にも使えるタイプです。スエードやムートンにも対応しているとされています。私が選んだ理由は単純で、靴専用のものだと使い切る前に劣化しそうだったから。うちは靴の数がそこまで多くないので、420mlを靴だけで消費するのは難しい。傘とリュックにも使える前提で選びました。

Amazon側だとColumbusあたりが定番として出てきます。値段も似たようなもので、靴だけに使うならそちらでもいいと思います。私は最初、300ml以下の小さい缶にしようとしていました。使い切れるか不安だったので。ただ、後述するとおり塗り直しの頻度が高いので、結果的には大きい缶で正解でした。

かけた直後の効果は、はっきり分かる

効果の確認は、ベランダで水をかけてやりました。処理した靴と、していない靴を並べて、コップの水を少量ずつ落とす。

処理した側は、水が丸い粒になって表面を転がりました。傾けると落ちる。5分置いても、生地の色が変わりません。処理していない側は、落とした瞬間に色が濃くなって、そのまま吸い込まれていきます。この差は素人が見ても一目で分かるレベルでした。

実際の雨でも同じで、小雨の中を15分歩いた日、処理した合成皮革のスニーカーは表面に水滴が乗っているだけの状態で帰宅しています。以前なら爪先が濃く変色していたところ。

キャンバス地のスニーカーでも試しました。こちらは布なので、革ほどきれいに弾きません。それでも、水を落としてから吸い込むまでの時間が明らかに長くなります。数秒で吸っていたものが、30秒くらい表面に留まる。傘をさしていれば十分な差です。

ただし、持続時間が短い

ここが一番の誤算でした。

かけた直後は上に書いたとおりよく弾くんですが、雨に当たった回数を重ねるごとに、明らかに落ちていきます。私の場合、小雨の日を3回くらい通過したあたりで、水滴の転がり方が鈍くなりました。回数で言えば3〜4回、期間にすると1ヶ月から1ヶ月半といったところです。

それと、歩くことによる摩擦でも落ちます。爪先とかかとの、地面や靴同士が擦れる部分は、他の部分より先に効果がなくなりました。晴れの日ばかり履いていても、2ヶ月経つと最初ほど弾きません。

なので、いまは月に1回、月初にまとめてかけ直す運用にしています。ベランダで、その月に履く予定の靴を3足並べて一気に処理する。1回あたり3〜4分で終わります。420mlの缶は、この頻度で使って4ヶ月くらいで空になりました。

使ってみて分かった、面倒なところ

実際に使い続けると、性能とは別のところで手間が出てきます。

まず、屋外でしか使えない。これは説明書きにもあるとおりですが、想像以上に制約になります。溶剤の匂いがかなり強く、玄関で使ったら家中が数時間臭いました。それ以来ベランダ専用です。子どもがいるので、ベランダの窓を閉め切ってからかけて、しばらく戻らないようにしています。

次に、乾燥時間。表面が乾くまで10〜20分、しっかり定着させるなら数時間から一晩と説明されていることが多い。つまり「明日の朝雨だからいまかける」では間に合わないことがあります。私は一度、夜にかけて翌朝履いて出て、雨で普通に濡れました。慌ててかけるものではないと理解しています。

それから、風の日は無理です。ベランダで風があると、スプレーが自分に返ってきます。1回それをやって、Tシャツに斑点が残りました。洗っても完全には落ちていません。

最後に距離。20cm前後離してかけるよう書かれていますが、近すぎるとムラになります。私は最初、近くから濃くかけたほうが効くだろうと思って、爪先だけ白っぽい跡を残しました。黒い革だと目立ちます。薄く2回に分けるほうが、結果的にきれいでした。

かける相手と、かける前の下準備

成分の系統で選び方が変わるらしい

買ったあとに知った話ですが、防水スプレーには大きく2つの系統があると説明されていることが多いようです。フッ素系と、シリコン系。

フッ素系は繊維の1本1本を覆う形で、通気性を保ったまま水を弾くとされています。革や布、多くの素材に使えるものが多い。私が買った多用途タイプはこちらです。シリコン系は表面に膜を作るので撥水力は強いものの、通気性が落ちやすく、革には向かないと書かれているものがありました。

ここは専門的な話なので断定は避けますが、「多用途」と書かれているものはだいたいフッ素系だと考えてよさそうでした。1本でいろいろな素材にかけたいなら、そこを確認して買うと外しにくい。逆に、傘やレインウェアだけに使うなら、シリコン系のほうが安いことがあります。

いずれにしても、素材ごとの適合は缶の裏に書いてあります。私は買ったあとに読みました。順番が逆です。

素材によって、向き不向きがある

手持ちの靴で試した範囲での感触を書いておきます。

  • 合成皮革のスニーカー … 一番よく弾く。効果も分かりやすい
  • キャンバス地 … 弾くが、革ほどではない。塗り直しの頻度は高め
  • 革の紐靴 … 弾くが、光沢がわずかに変わった気がする

革靴については少し注意していて、色が濃い革に使ったとき、乾いたあとの艶が微妙に落ちたように見えました。気のせいかもしれない程度の差ですが、大事な靴なら目立たないところで試してからのほうがいいと思います。説明書きにも、まず目立たない部分で確認するようにと書かれています。

スエードにも対応と書かれていますが、うちにスエードの靴がないので試していません。ここは分かりません。

かける前に汚れを落とす

効果を長持ちさせるコツとして、あちこちで書かれていたのが「かける前に汚れを落とす」ことでした。

最初のうち、私はこれを飛ばしていました。ベランダに靴を持っていって、そのままかける。すると、爪先についていた砂ぼこりの上から膜ができる形になって、歩いているうちに砂と一緒に剥がれます。汚れの上に塗っても、汚れごと落ちるだけということです。

いまは、乾いたブラシで軽く払ってからかけています。所要時間は1足30秒程度。この30秒を足しただけで、塗り直しの間隔が体感で1〜2週間伸びました。数字で測ったわけではないので確かなことは言えませんが、明らかに違います。

それと、湿った靴にかけるのは良くないようです。雨の翌日、まだ中が乾ききっていない靴にかけたことがあって、そのときは水滴の乗り方が明らかに悪かった。完全に乾かしてからかける、というのは守ったほうがいいと思います。

靴以外にかけたほうが、効果が長持ちした

意外だったのが、靴以外の使い道です。

通勤リュックの底面にかけたところ、こちらは効果が長く続いています。理由は明快で、リュックの底は靴ほど擦れないから。3ヶ月経ってもまだ水を弾いています。摩擦の少ない場所ほど長持ちするという、当たり前の話でした。

子どものベビーカーのシート部分にも使いました。麦茶をこぼしたときに、以前は染み込んで拭き跡が残っていたのが、表面で止まるようになった。ここは想定していなかった用途ですが、いま一番助かっています。ただ、直接肌が触れる部分なので、しっかり乾かしてから使うようにしています。

1本使い切って思うこと

1,730円で4ヶ月。月400円ちょっとです。靴を1足濡らして買い替えることを考えれば安いですが、「かければ雨の日も平気」という道具ではありません。あくまで、濡れ始めるまでの時間を稼ぐもの。本降りの日に30分歩けば、処理してあっても普通に染みます。

私の使い方としては、雨の日に履く靴を別に用意したうえで、それ以外の靴に保険としてかけておく形に落ち着きました。予報を外した日のためのものです。実際、この半年で「予報が外れて雨に降られた」日が4回あって、そのうち3回は靴が無事でした。残りの1回は本降りだったので、これは仕方ない。

次に買うときも同じ多用途タイプにすると思います。靴だけに使うより、傘やカバンにも回したほうが缶を使い切りやすい。効果が落ちる前に使い切ることが、この手の製品では一番大事な気がしています。

この記事は持ち物の個別レビューです。カバンの中身をどう減らしたかはカバンの中身を減らした|1年で持ち歩かなくなったものにまとめています。

タイトルとURLをコピーしました