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LED電球のパッケージには、だいたい「約40,000時間」と書いてあります。1日8時間使って13年以上。買ったときは、じゃあ次に替えるのは40代半ばだな、くらいに思っていました。実際には、うちで最初に死んだLED電球は2年8ヶ月でした。しかも、じわじわ暗くなったのではなく、ある日いきなり点かなくなった。
この記事は、その顛末と、そのあと家中の電球を管理するようになった話です。数字は自宅で記録している範囲のもので、一般論として正しいかどうかは保証できません。
最初に死んだのは洗面所だった
2023年の暮れに買ったLED電球が、2026年の夏に点かなくなりました。洗面所の器具です。スイッチを入れると一瞬だけ光って、消える。何度かやると、そのうち一瞬も光らなくなりました。
「40,000時間」を信じていたので、最初は器具側かスイッチ側を疑いました。別の電球に差し替えたら普通に点いたので、電球の問題だと確定。念のため、外した電球を廊下の器具に挿してみましたが、やはり点きません。
調べてみると、LED電球が寿命を迎える原因は、発光素子より先に電源回路(ドライバ)が壊れることが多いと説明されることが多いようです。LED電球の中には、交流を直流に変換する小さな回路が入っています。この回路にはコンデンサなどの部品が使われていて、熱に弱い。素子そのものは長寿命でも、回路が先に音を上げる、と。
言われてみれば、いきなり点かなくなる壊れ方は「じわじわ暗くなる」という説明と矛盾します。パッケージの40,000時間というのは、たしか光束が初期の70%に落ちるまでの時間として定義されているはずで、故障しないという意味ではない。ここを完全に誤読していました。
洗面所だけ早く死んだ理由に心当たりがある
家の中で、なぜ洗面所だけが先に壊れたのか。心当たりが2つあります。
ひとつは密閉器具だったこと。うちの洗面所の照明は、乳白色のカバーで完全に覆われたタイプです。熱がこもります。LED電球には「密閉器具対応」と書かれたものとそうでないものがあって、私が入れていたのは、パッケージを見返したら対応の記載がないものでした。安さで選んだ結果です。
もうひとつが点灯・消灯の回数。洗面所は入るたびに点けて、出るときに消す。うちは在宅勤務なので、平日でも1日に20回以上は点滅しています。累積の点灯時間は短いのに、オンオフの回数だけは家で一番多い場所です。電源回路の負担という意味では、この回数が効いている可能性はあると思っています。ただ、これは私の推測で、切り分けの実験をしたわけではありません。
そのあと家中の電球を記録するようにした
壊れて困ったのは、替えの電球の仕様が分からなかったことです。口金がE26かE17か。何W形相当か。電球色か昼白色か。全部、外して現物を見るまで分かりませんでした。
それ以来、スマホのメモに一覧を作っています。場所、口金、W形相当、色、購入年月、密閉器具かどうか。今のところ8箇所ぶん。これを作ってから、買い出しで迷うことがなくなりました。地味ですが、一番効いた対策がこれです。
ついでに分かったのが、家の中で電球の仕様がバラバラだったことです。E26が5箇所、E17が3箇所。色も電球色と昼白色が混在していて、廊下と洗面所が隣り合っているのに色が違う。入居時のものと、あとから買い足したものが混ざった結果でした。
買い替えで選んだのは、4個まとめて同じもの
洗面所の代わりに買ったのが、E26の60W形相当のLED電球です。アイリスオーヤマの4個セットで、約1,580円でした。1個あたり395円という計算になります。
1個だけ買わなかった理由は、記録を作ったときに気づいた色のバラバラさです。E26の5箇所のうち、電球色が3つ、昼白色が2つ。廊下から洗面所に入ると色が変わる、という状態を1年以上放置していました。1個ずつ買い足す限り、この不揃いは直りません。まとめて同じ型を入れて、家の中の色を1回で揃えるほうが早いと判断しました。
密閉器具対応の表記があることも条件でした。今回死んだ電球はそこを見ずに安さで選んだので、同じ失敗を繰り返さないために、パッケージの記載を確認してから買っています。
不満もあります。まずセットなので色を混ぜられないこと。4個とも同じ色温度です。うちは昼白色にしましたが、洗面所に入れたときに思ったより青く見えて、ここだけ電球色にすればよかったと少し後悔しています。色を後から変えられる調光調色タイプなら起きなかった失敗で、そこは単機能を選んだ代償です。
それから、E17の3箇所には使えません。当たり前の話なんですが、口金の違う場所が家にある以上、この4個で家中が揃うわけではない。結局、E17は別に買うことになります。「まとめ買いで統一」と言いながら、統一できたのは5箇所のうち4箇所でした。
あと、4個のうち2個はまだ箱に入ったままです。まとめ買いは単価が下がる代わりに、使うまでのあいだ場所を食う。玄関収納の棚を1段分、電球のために空けています。
保証が付いていることに、壊れてから気づいた
壊れた電球を捨てたあとで気づいたんですが、LED電球にはメーカー保証が設定されているものがあります。大手メーカーの製品だと、パッケージや取扱説明書に保証期間の記載があることが多い。期間は製品によって違います。
私が壊した電球は、そもそも保証の記載を確認していませんでしたし、レシートも残っていませんでした。仮に保証が生きていたとしても、購入日を証明する手段がない。2年8ヶ月前のレシートを取っておく人はあまりいないと思いますが、注文履歴なら残ります。今はネットで買った分については、注文履歴で購入日を追えるようにしています。
ただ、400円の電球のために手続きをする気になるかというと、正直微妙です。シーリングライト本体のような高いものなら別ですが、電球単体だと「買い直したほうが早い」で終わってしまう。そういう意味では、保証の有無より、密閉器具対応かどうかを見て選ぶほうが実質的だと思っています。
器具のほうが先に寿命を迎えることもある
もうひとつ、調べていて頭に入れておくべきだと思ったのが、器具側の寿命です。照明器具そのものにも設計上の耐用年数が設定されていて、8年から10年程度を目安として案内しているメーカーが多いようでした。電球を替え続けても、器具のソケットや配線が古くなれば別の問題が出てきます。
うちは賃貸なので、器具は貸主の設備です。点かなくなったら管理会社に連絡する、という整理にしています。実際に連絡したことはまだありませんが、入居時の書類にもその旨が書いてありました。自分で交換する範囲と、大家さん側の範囲を切り分けておくのは、賃貸だとけっこう大事だと思います。
結局、何年もつと思っておけばいいのか
うちの実績を並べます。洗面所の1個が2年8ヶ月で故障。玄関のE17が、これは2020年に入れたもので、今も点いています。6年目。リビングのシーリングライトは一体型なので電球交換の対象外です。
サンプルが少なすぎて平均を出す意味はありませんが、「10年もつ」を前提に家計を組むのはやめました。感覚としては、密閉器具や湿気の多い場所は3年前後で1個くらい死ぬこともある、くらいに構えておくのがちょうどいい。
実務的な対策としては、E26は4個セットの余り2個をそのまま予備にしています。同じ型が手元にあるので、次に死んだ場所も色を悩まずに差し替えられる。E17のほうは箇所が3つしかないので、こちらは1個だけ買い置きして、使ったら買い足す形にしました。停電のときに使えるわけではないので、防災の備蓄とは別の話です。
最後に
LED電球は切れないもの、という思い込みが一番のコストでした。切れます。しかも予告なく切れます。寿命の40,000時間という数字は、明るさが落ちるまでの目安であって、故障しない保証ではない。ここを理解しておくだけで、いきなり真っ暗になったときの慌て方がだいぶ変わります。
あと、外した電球はすぐ捨てないこと。私は捨ててしまって、買いに行く前に仕様を確認できませんでした。写真を1枚撮ってから捨てる。これだけで十分です。
この記事は照明の個別記事です。家の明かりを1年でどう変えたかは家の照明を1年かけて変えた|明るさより配置で振り返っています。

