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電動アシスト自転車、要るのか。0歳児クラスの申し込みを準備しながら、これを何日か調べていました。うちの子は生後6ヶ月で、まだ園も決まっていません。2027年4月入園を目指して書類を出すところです。だから買っていないし、乗ってもいない。あくまで調べた結果と、私なりの判断基準の話として書きます。
調べた結論から言うと、要るかどうかは「園までの距離」ではなく「坂と、その距離を毎日2往復できるか」で決まる。距離だけで判断すると外すと思いました。
価格帯を先に把握しておく
まず金額の感覚から。子ども乗せ対応の電動アシスト自転車は、メーカーの公式サイトを見た範囲で本体15万円台から20万円台が中心でした。ここに後ろ乗せの座席が別売りなら1万円台、前乗せ一体型ならもとから込み。ヘルメット、レインカバー、防犯登録、保険を足すと、実際に走り出すまでの総額は20万円前後と見ておくのが安全そうです。
この金額を見て最初に思ったのは、家電と同じ感覚では買えないなということでした。私は普段ガジェットを買うときに耐用年数で割って考えるんですが、自転車の場合はバッテリーの寿命という別の軸が入ります。調べてみると、リチウムイオンバッテリーは充放電の回数で劣化していくもので、数年で容量が落ちてくる。交換用バッテリーは3万円台から4万円台という価格を複数の販売店のページで見ました。
つまり本体20万円に加えて、数年後に数万円の追加が発生する前提で見るべき買い物です。6年乗るとして年間3万円台。月に直すと3,000円弱。これをタクシー代や時間の節約と比べてどう見るか、という話になります。
距離より、坂で決まると思った理由
次に、うちの条件を書きます。第一希望にする予定の園までは徒歩12分、直線ではないので実測1kmくらい。この距離だけ見れば「歩けるじゃないか」となります。実際、晴れの日は歩くつもりです。
問題は帰りです。園から自宅までの間に、高低差でいうと10mちょっとの上りがあります。歩きなら大したことはない。ただ、そこに子どもと荷物を乗せた自転車で入ると話が変わるはずです。子ども15kg、自転車本体が20kgを超えるものもあり、荷物を足すと合計40kg近くを押し上げることになる。
調べていて何度も出てきたのが、電動アシストが効くのは坂と発進のときという説明でした。平坦な道を淡々と走る分には普通の自転車でも足ります。アシストの価値が出るのは、坂と、信号で止まってから漕ぎ出す瞬間。子どもを乗せた自転車の漕ぎ出しは、想像以上に重いという話をあちこちで読みました。
だから判断基準はこうしました。園までのルートに、押して歩きたくなる坂があるか。信号や交差点で止まる回数が多いか。この2つがなければ、10万円以上の差額を払ってアシストを買う理由は薄い。平坦で信号の少ない1kmなら、普通の子乗せ自転車で十分という結論になるはずです。
バッテリー容量の数字をどう読むか
スペックの話も少し。バッテリー容量はアンペアアワーで表記されていて、12.0Ah前後のものと16.0Ah前後のものが主流のようでした。数字が大きいほど1回の充電で走れる距離が長い。
ただ、カタログの走行距離はアシストモードによって大きく変わります。強いモードで走ればその分減る。メーカーのサイトでも、標準モードと強モードで数十kmの差がある表記になっていました。片道1kmの送迎なら、1日4kmしか走らない計算なので、容量の小さいバッテリーでも週単位で持つはずです。
そう考えると、うちの用途では大容量モデルにお金を出す意味はあまりない。差額は1万円から2万円ほどでした。むしろ充電の頻度を気にしなくていい安心感を買うかどうか、という話になります。私は週末にまとめて充電する運用が回せる自信がないので、余裕を持たせたい派ではあるんですが、そこは実際の距離が決まってから考えます。
もう一点、重量。子ども乗せモデルは本体が重く、20kgから30kg台という表記を見ました。これはアシストが切れたときに押して帰れるかどうかに直結します。バッテリー切れの状態で子どもを乗せた30kgの自転車を押す場面は、想像したくない。だから充電を切らさない運用が前提になるという意味でも、容量の話は無視できません。
置き場所を確認しないまま買うのが一番危ない
ここが私の中で最大の懸念です。うちはマンションの賃貸で、駐輪場は2段式のラック。上段に持ち上げるタイプです。子ども乗せ電動アシストは車体が長く、重い。この形状がラックに収まるのかどうか、そもそも上段には上げられないんじゃないか。
調べてみると、この手の自転車は全長が180cm前後あるものが多いようでした。加えて、駐輪場の規約で「電動アシスト不可」「サイズ制限あり」としているところもあると読みました。20万円の買い物をして置き場所がない、というのは笑えないので、管理会社に確認するのが先だと考えています。
月極の駐輪場を別に借りるとなれば、月2,000円から3,000円が上乗せされます。6年で20万円近い追加コスト。ここまで含めて計算すると、タクシーや徒歩と比べたときの結論が変わってきます。
先に買うとしたら、天候まわりの装備だと思っている
自転車本体はまだ買えない。園までの距離が確定していないからです。ただ、いずれ自転車を買うことになった場合、セットで必要になるものは先に調べておきました。
ヘルメットは必須です。乗車用ヘルメットの着用については努力義務の話が制度として整理されていますが、子どもを乗せるなら義務かどうかに関係なく被せます。そしてもう一つが天候対策で、後ろ乗せの座席に取り付けるカバー類。候補に見ているのは、日除けのルーフとレインカバーが一体になっているタイプで、12,860円ほどです。ビッケやギュット、ヤマハのパスやOGKの座席に対応すると書かれていました。
雨だけでなく日差しも同じ装備で防げる、というのが候補に残した理由でした。調べていて意外だったのが、送迎で困るのは雨より夏の直射日光だという声の多さです。後ろの座席は屋根がないので、子どもは10分でも直射を浴び続けることになる。年間の使用日数で見ると、雨の日より晴れの日のほうが多いわけで、そう考えると1万円台の見え方が少し変わります。
とはいえ、単体で見れば1万円超の布とビニールの幕です。そこは正直、買うときに一度手が止まると思います。透明部分は数年で曇るという消耗品的な話も読みました。夏場に前面を閉め切ると中が蒸れるという指摘も複数あって、そうなると結局は開けて走ることになる。雨と暑さの両方を同時に解決する装備ではなさそうだ、というのが今の理解です。
加えて、常時装着型のカバーは骨組みが車体から張り出します。ただでさえ全長のある子乗せ自転車がさらにかさばるので、前述の駐輪場の問題を悪化させる可能性がある。自転車とカバーは、置き場所の確認をセットでやらないと意味がないということです。
いまの判断
結論としては保留です。買わない、ではなく、決められない。園が決まっていない以上、距離も坂も確定しません。距離が2kmを超えるようなら、雨の日も含めて徒歩は無理なので買います。1km前後で坂がなければ、まずは普通の自転車か、徒歩で押し切ります。
いま決めているのは、結果が出てから買っても間に合うということだけです。入園が決まるのは年明けで、4月まで2ヶ月ある。人気モデルの納期がどうなるかという不安はありますが、少なくとも0歳児クラスの最初の数ヶ月は座席の適用年齢的に乗せられない可能性が高い。焦って先に買うと、使わない自転車を半年置いておくことになります。
代替案も一応並べておきます。園までの距離が中途半端な場合、電動アシストを買わずに済ませる手はいくつかありました。雨の日だけタクシーを使う、というのがひとつ。1回1,000円として月に5回で5,000円、年6万円。3年でようやく本体価格に届く計算です。シェアサイクルを使う手もありますが、子ども乗せ座席の付いた車体はほぼ見当たらなかったので、これは現実的ではない。あとは、妻と私で送りと迎えを分けて、それぞれの通勤ルートに組み込むという分担の話になります。
この最後の案が、たぶん一番効きます。乗り物の問題に見えて、実際は誰がどの時間に動けるかの問題だからです。私は在宅勤務が中心なので、朝の送りは私、迎えは妻というのが基本形になりそう。そう置いたときに、私の側にだけ移動手段が必要なのか、2人分要るのか。ここが決まらないと台数すら決まりません。
調べていて自分でも意外だったのは、電動アシストの是非より駐輪場の制約のほうが先に効いてくると分かった点でした。スペック表を眺めている時間より、管理会社に電話する5分のほうが判断に効く。そこは早めに済ませておきます。
この記事は保育園の準備の個別記事です。申し込みまでに調べたこと全体は保育園の準備を始めた|0歳児クラスの数え方を間違えたで整理しています。

