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シャツの襟は、普通に洗濯機に入れるだけでは薄く跡が残ります。うちで白いシャツを3枚だめにして、ようやく手順を決めました。結論としては、洗濯機に入れる前の1分で、ほぼ結果が決まります。在宅勤務が中心とはいえ週に2回は外で打ち合わせがあるので、シャツは週4〜5枚出る。子どもが生まれてからは洗濯の回数自体が週11回に増えたので、この1分を短くすることが目的になりました。半年やって固まったやり方を書いておきます。
3枚だめにしてから手順を決めた
だめにしたシャツは、いずれも白い綿のものです。買ってから1年くらいで、襟の内側が全体的に黄色っぽくなりました。汚れているのが分かってから慌てて処理しても、もう戻りません。
調べてみると、襟や袖口に付くのは主に皮脂とほこりで、放っておくと繊維の奥に残って落ちにくくなると説明されていることが多いです。うちの3枚も、たぶんそのパターンでした。1回1回は目立たないので、気づいたときには手遅れになる。
もうひとつ失敗したのが、汚れが目立ってから強い方法を試したことです。塩素系の漂白剤を薄めて部分的に使ったら、その部分だけ白さが変わって、境目が線になりました。白いシャツだったので色落ちの心配はしていなかったんですが、生地の風合いが変わることまでは考えていませんでした。
そこから方針を変えて、「汚れてから落とす」ではなく「毎回1分だけかける」に切り替えています。
いまやっている手順
脱いだシャツをかごに入れる前に、洗面台で処理します。時間にして1枚あたり40秒くらい。
まず、襟の内側を軽く濡らします。全体をびしょびしょにする必要はなくて、汚れが乗っている帯状の部分だけ。次に、部分洗い用の洗剤を襟に沿って線を引くように出します。うちは詰め替え用を買って、注ぎ口の細いボトルに移して使っています。
クリーニング店が使うものに近いという触れ込みの、浸透力を売りにしたタイプです。詰め替え用で1,000円ほど。同じ棚には、重曹の入った石けん系の泡スプレーもありました。泡で出るタイプは狙った場所に留まりやすく、液体は繊維に染み込みやすい、と紹介されていることが多いです。うちは襟の帯状の範囲に線で乗せたかったので液体を選びました。
洗剤を乗せたら、指の腹で軽く広げます。ここでブラシを使うかどうかは分かれるところで、うちは使っていません。歯ブラシでこすった時期があったんですが、白いシャツの襟の折り返し部分が3枚とも毛羽立ちました。生地が薄い場所なので、こする力より、置いておく時間のほうが効くという判断です。
そのまま5分ほど置いて、洗濯機に入れます。置く時間は製品の説明にある範囲を守るようにしていて、長ければいいというものではないようです。うちは脱いだあとに風呂に入るので、風呂から出るころにちょうど5分以上経っている。この流れに組み込めたのが、続いている一番の理由だと思います。
袖口は襟と別扱いにしている
袖口は、襟と汚れ方が違いました。襟が皮脂中心なのに対して、袖口は外から付くものが混ざります。机に触れたときの汚れ、子どもの食べこぼし、抱っこしたときのミルク。
なので、袖口は乾いた汚れが見えてから対応することが多いです。目に見えるものが付いているときは、水で流してから洗剤を乗せる。何も見えないときは、襟だけ処理して袖はそのままにしています。全部やろうとすると1枚あたりの時間が倍になって、続きませんでした。
子どもの服については、また別です。スタイに付くミルクや離乳食の跡は、乾く前に水で流すのが一番効きました。時間が経ったものは、後述する粉末の酸素系漂白剤でつけ置きしています。ただし、素材によっては使えないものがあるので、洗濯表示は毎回見ています。
洗濯機側でやっていること
部分洗いだけで完結しているわけではなくて、洗濯機の設定も少し変えました。
ひとつは、シャツをネットに入れるかどうかです。以前は型崩れを気にして全部ネットに入れていたんですが、襟の汚れが気になる日はネットなしで洗うようにしました。細かいメッシュのネットは中のものを守るぶん、水と洗剤の通りが悪くなります。部分洗いをした場所を、洗濯機側でもう一度洗いたいときは、ネットが邪魔になる。
もうひとつが洗剤の量です。多く入れれば落ちるだろうと思って、自動投入の設定を一段上げていた時期がありました。結果としては、すすぎ残りが気になっただけで、襟の見た目は変わりませんでした。いまは標準より一段低い設定に戻しています。落とす仕事は洗濯機の前の40秒でやる、という切り分けにしたほうが、うちでは分かりやすかったです。
詰め込みすぎにも気をつけるようになりました。ドラム式は洗濯物が中で動くことで洗うので、8割を超えて詰めると動く余地がなくなります。子どもの服が増えて量が多い日は、2回に分けるほうが結果がよかった。回数は増えますが、洗い直すよりは早いです。
やってみて効かなかったこと
いくつか試して、うちでは続かなかったものもあります。
固形石けんで襟をこする方法は、落ち方としては悪くありませんでした。ただ、石けんを持って、濡らして、こすって、石けんを戻すという工程が多い。洗面台に石けん置き場を作る必要もあって、うちの狭い洗面台では場所を取りすぎました。2週間でやめています。
お湯を使う方法も試しました。皮脂は温度が高いほうが動きやすいというのは理屈として分かるんですが、シャツを1枚洗うために洗面台にお湯を張る手間が釣り合いません。うちは、洗濯機側で温水コースを使うほうに寄せました。夏場は40度、冬場は水温が低いので同じ40度でも仕上がりが違う気がします。ここは正確に比べられていないので、印象の話です。
それと、まとめて週末に処理するというやり方。効率がよさそうに見えて、失敗しました。1週間分の襟をまとめて処理しようとすると、シャツ5枚で5分では終わらない。しかも、その間かごの中で汚れが乾いています。1枚40秒を毎日やるほうが、合計の時間も結果も良かったです。
頻度と、諦めるライン
いまの運用は単純です。外に出た日に着たシャツだけ、脱いだときに処理する。家にいた日のシャツはそのまま洗濯機に入れます。
在宅勤務なので、週5枚のうち処理するのは2〜3枚。1週間で2分かかっていない計算になります。全部やるルールにしていたころは面倒でやめてしまったので、対象を絞ったのが続いた理由でした。
保管も少し変えました。以前はクリーニングのビニールを着せたままクローゼットに入れていたんですが、袋の中は湿気が抜けません。着ていない期間に襟が変色する原因になると紹介されているのを見て、いまは持ち帰ったその日に外しています。ハンガーも薄型に揃えたので、シャツ同士の間隔が詰まりすぎないようにできました。
それでも、完全には防げません。半年経つと、白いシャツの襟はうっすら色が変わります。うちは、そうなったシャツは部屋着に降ろすことにしました。3枚だめにしたときは「元に戻す」ことを目標にしていましたが、いまは「進行を遅らせる」くらいの目標に変えています。そのほうが、判断で悩まなくて済みます。
最後に
襟汚れは、落とす技術の話というより、いつやるかを決める話でした。脱いだ直後の40秒を風呂に入る前の流れに組み込めたことが、うちでは全部だったと思います。
使っている道具は、部分洗い用の洗剤が1本だけ。詰め替えで1,000円ほどで、3ヶ月くらいもっています。月に350円弱。シャツ1枚が5,000円だとすると、1年で1枚を延命できれば元は取れる計算です。実際にどれくらい延びているかは測れていませんが、少なくとも3枚まとめてだめにするようなことは、この半年ありません。
この記事は洗濯道具の個別レビューです。3人分になって何を変えたかは洗濯の道具を入れ替えた|3人分になって変えたことにまとめています。

