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この半年で風呂場から捨てたものを数えたら5つありました。買ったときの合計金額は7,800円ほど。全部、自分で「これは便利そうだ」と思って買ったものです。
捨てた理由には共通点がありました。掃除の手間を減らすつもりで買って、掃除の対象を1つ増やしただけだったこと。うちは1216サイズのユニットバスで、賃貸なので壁に穴も開けられません。その条件で何が生き残ったかも含めて、正直に書きます。
失敗1:吸盤タイプのシャンプーラック
最初に買ったのが吸盤で壁に付けるラックでした。1,500円くらい。シャンプー、コンディショナー、ボディソープの3本を載せるつもりで買いました。
1週間は保ちました。2週目に、深夜2時ごろ落ちました。3本のボトルごと浴槽のフタの上に落ちて、かなりの音が響いて、寝ていた子どもが起きた。妻が寝かしつけ直すのに40分かかっています。この一件が、うちの風呂グッズ選びの基準を決めました。
吸盤が落ちた原因は、たぶん壁の表面です。うちのユニットバスの壁パネルは、よく見ると細かい凹凸のあるマットな仕上げで、吸盤が完全には密着しません。加えて風呂場は温度が上下するので、内部の空気が膨張して少しずつ緩む。理屈は後から調べて納得しました。買う前に調べるべきでした。
失敗2:突っ張りタイプの浴室ラック
次に買ったのが突っ張り棒式のラックです。床と天井の間に突っ張って棚を作るタイプで、高さ190cmから250cmくらいまで対応するもの。2,800円ほどでした。吸盤で懲りたので、物理的に落ちない方式を選んだつもりでした。
これは3ヶ月使いました。落ちなかったのは良かったんですが、別の問題がありました。床に接地する脚のまわりが、掃除しにくい。脚の下に水が溜まって、その周囲だけ床の状態が他と違ってくる。動かして洗うには突っ張りを緩める必要があって、そのたびに高さを調整し直すことになります。
もうひとつ、浴槽のフチに近い位置に立てたので、子どもを風呂に入れるときに私の肘が当たりました。生後6ヶ月をベビーバスから卒業させて、大人の浴槽で抱いて入れるようになったタイミングで、狭さが一気に問題になった。1216のユニットバスに床置きの支柱を1本足すのは、大人1人と子ども1人には多すぎたという話です。
失敗3と4:バスチェアと風呂用おもちゃラック
3つめは風呂イスです。もともと座面の低いイスを使っていたところに、高さ30cmの少し高いものを買い足しました。1,200円くらい。座り心地は良かったんですが、2つ置くと洗い場が埋まりました。今は元の1脚だけに戻しています。
4つめが、おもちゃを入れるメッシュのラックです。900円。子どもが6ヶ月になっておもちゃを風呂に持ち込むようになったので買ったんですが、メッシュの網目に水が残って、乾ききらない。中に入れたおもちゃも乾かない。結局、おもちゃは風呂から出して脱衣所のカゴに移す運用にして、ラックは捨てました。
ここで学んだのは、風呂の中で乾かそうとしないことです。浴室は湿度が高いので、風呂場に置いた時点で乾く速度は落ちます。乾かしたいものは外に出す。当たり前のことなんですが、収納グッズを見ていると「水切れがいい」という言葉に引っ張られてしまうんですよね。
失敗5:防カビの煙タイプを買っただけで満足した件
5つめはモノというより、考え方の失敗です。防カビをうたう煙タイプの製品を買って、2ヶ月に1回使えば掃除しなくていい、と勝手に思っていました。
実際には、そんなことはありません。使っても掃除は要ります。うちは1回目を使ったあと、天井や壁を拭く頻度を月2回から月1回に減らしたら、3ヶ月目に目地の状態が明らかに悪くなりました。製品が悪かったという話ではなく、私が「これを使えば掃除が不要になる」と読み替えていたのが間違いでした。
今は元の頻度に戻して、床と壁を週1回、天井を月2回拭いています。煙タイプも継続して使っていますが、掃除を減らす前提では考えていません。この手のものは、手間をゼロにする道具ではなく、手間の効き方を変えるものくらいに捉えたほうがいいと思っています。
残ったのは、マグネットで壁に付けるラック1つ
5つ捨てて、代わりに残ったのが幅27cmのマグネット式バスルームラックです。約2,530円。壁に磁石で付けるタイプで、ボトルを載せる棚とフックが4つ付いています。
選んだ理由は消去法でした。吸盤は落ちる。突っ張りは床を塞ぐ。穴は開けられない。残るのはマグネットしかない。前提として、事前に冷蔵庫のマグネットを風呂の壁に当てて、付くことを確認しています。ユニットバスの壁は鋼板が入っていることが多いようですが、全部ではないので、ここは確認必須です。
4ヶ月使って、落ちたことは一度もありません。シャンプー、コンディショナー、ボディソープの3本を載せて、フックには子どもの体を洗うガーゼと、湯温計を掛けています。床に何も置かなくなったので、洗い場を流すのが一気に楽になりました。
不満もあります。まずラック自体の裏側は汚れます。マグネットが接している面と壁の間はほとんど隙間がないので、水が入って残る。月に1回は外して洗っています。浮かせる収納にしたからといって掃除が消えるわけではない、というのはさっきの防カビの話と同じです。
もうひとつ、載せられる重さに限界があります。詰め替え用の大きなボトルを直接置くと、重量で少しずつずり下がることがありました。今は500mlくらいの小さめのボトルに詰め替えて使っています。重いものを載せたい人には向きません。
それと幅27cmは、1216のユニットバスだと壁の使える面積のわりに大きめです。シャワーフックや鏡との位置関係で、付けられる場所がかなり限られました。うちは3回付け替えて今の位置に落ち着いています。マグネットなので付け替えが自由なのは、この点では助かりました。
捨てるときにも手間がかかった
ついでに書いておくと、風呂グッズは捨てるのが面倒です。突っ張りラックは支柱が長くて、うちの自治体では粗大ごみ扱いになる長さでした。金属とプラスチックが混在しているので分解も必要で、結局ドライバーで20分ほどかけてバラしています。
吸盤ラックとメッシュのラックはプラスチックごみで出せましたが、風呂イスは30cm角を超えるので、これも粗大ごみです。処理券を買いに行って、収集日に出す。この一連で半日ぶんくらいの手間がかかりました。
だから今は、買う前に捨てるときのことを一度考えるようにしています。分解できるか、指定の袋に入るか。これを考えると、そもそも大きいものを買う気が減るという副次的な効果もありました。
7,800円を捨てて分かったこと
5つの失敗を並べると、判断基準は3つに集約されます。床に足が付くものは買わない。落ちる可能性があるものは買わない。風呂の中で乾かす前提のものは買わない。この3つを最初から持っていれば、7,800円は使わずに済みました。
ただ、突っ張りラックについては、家によっては正解だと思っています。うちが合わなかったのは、1216という狭さと、大人が子どもを抱いて入るという事情があったから。もっと広い浴室で、大人だけで使うなら、収納量では突っ張り式が一番です。失敗したのは商品ではなく、選び方だったというのが正直なところ。
今、風呂場にあるのはマグネットラック1つと風呂イス1脚、それに掃除道具だけです。物が減ったので、風呂上がりに洗い場を流す作業が2分から40秒になりました。買い足して便利になった実感より、捨てて楽になった実感のほうが大きかったのは、我ながら少し情けないです。
この記事は風呂・洗面まわりの個別レビューです。何から入れ替えたかの全体は風呂と洗面まわりを入れ替えた|毎日触るものから変えるにまとめています。

