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見学の予約を入れました。まだ1園も行っていません。それなのになぜチェック項目を先に作ったかというと、行ってから考えると確実に忘れるからです。仕事でも、要件を決めずにヒアリングに行くと雑談で終わる。保育園の見学も同じ構造だと思っています。1回30分から1時間、園の説明を聞いて施設を回って終わり。その場で思いついたことしか聞けない。だから紙に落としてから行くことにしました。この記事は、私が9月時点で組み立てた見学の準備の話です。
見学は情報収集ではなく比較だと気づいた
最初に作ったチェックリストは、項目が30個くらいありました。園の理念、保育方針、行事の内容、給食のこだわり。それらしいことを並べたんですが、妻に見せたら「これ、全部の園で同じ答えが返ってくるやつでは」と言われて、たしかにと思いました。
調べていて分かったのは、見学の目的は園の良し悪しを判定することではなく、複数の園を同じ物差しで並べることだという点です。どの園も基本的にはちゃんとやっている。違うのは、うちの生活に合うかどうか。そう考え直したら、聞くべきことがかなり絞れました。
具体的には、答えが数字や事実で返ってくる項目に寄せました。抽象的な方針を聞いても、聞いた側の印象でしか比較できない。「園庭がありますか」は事実で、「のびのび育てていますか」は印象です。前者は表にできて、後者はできない。
立地と動線で見るもの
ここが一番、後から効いてくる気がしています。園の中身より、毎日通える場所かどうか。
私が見ようと決めたのは、自宅からの実際の所要時間、駐輪場の有無と台数、朝の送りの導線、雨の日にどうなるかの4点です。特に駐輪場。自転車での送迎を前提にしているのに、園に停める場所がなければ話が変わります。台数に対して園児数が多い園だと、朝の時間帯は入れないという話も見かけました。
所要時間は、地図アプリの表示ではなく実際に行って測るつもりです。うちの候補は自転車で10分以内が7園ですが、そのうち2園は途中に急な坂がある。子どもを乗せた電動アシストなら登れるとしても、毎日それを往復するかどうかは別の問題です。見学の行き帰りをそのまま計測に使えるので、これは実地で確認できるところ。
あと、駅との位置関係。うちは在宅勤務が中心なので優先度を下げましたが、妻は毎日出社です。園が駅と反対方向にあると、妻の朝が丸ごと不利になる。夫婦で通勤形態が違う場合、どちらの動線に合わせるかを先に決めておかないと、見学の感想がずれます。
建物と設備で、自分の目で見ると決めたこと
説明では分からず、行けば分かるものだけをリストにしました。0歳児・1歳児の部屋の広さと日当たり、床の状態、ベビーカーや荷物の置き場所、トイレとおむつ替えの場所、園庭の有無と広さ、そして建物が何階建てでどこに乳児クラスがあるか。
最後の項目は自分でも意外でした。ビルの中に入っている園だと、乳児クラスが2階や3階にあることがある。避難のときにどうするかを説明できる園かどうかは、見学の場で確認できる数少ない安全面の項目だと思っています。避難訓練の頻度も聞くつもりです。
もうひとつ、においと音を確認しろという話をいくつかの記事で見かけました。私は正直、その基準がまだ分かりません。行ってみないと比較のしようがない。1園目は基準を作るための園だと割り切って、2園目以降と比べる前提でいます。
運用ルールは、質問しないと分からない
ここが一番、家計と手間に直結します。園ごとに驚くほど違うらしいので、聞く項目を固定しました。
- おむつは持参か、園で用意(サブスク)か。使用済みを持ち帰るか
- お昼寝布団は持参か、園のものか。持参ならサイズ指定はあるか、毎週持ち帰るか
- 手作りが必要な袋物はあるか、サイズ指定はどうか
- 連絡帳は紙かアプリか。欠席連絡の手段は何か
- 慣らし保育の期間の目安と、その間の預かり時間
- 開所時間、延長保育の有無と料金、当日の延長申し込みが可能か
- 月額の実費(給食費、教材費、行事費など)の内訳
おむつと布団は、そのまま買い物の内容が変わります。布団が持参でサイズ指定ありなら7,000円前後の出費が確定するし、園で用意してくれるなら不要。うちはまだどの園になるか分からないので、入園グッズは一切買わずに待つと決めました。
慣らし保育の期間は、妻の復職日に直結します。調べた範囲では1週間から2週間程度と書かれていることが多かったですが、園と子どもの様子によるとも書かれていました。実際にどうなるかは通ってみないと分からない部分です。それでも「園としての目安」は見学で聞けるはずなので、そこは押さえるつもりです。
メモを取る道具を先に買った
見学中に立ったままメモを取ることになります。スマホで打つのは失礼に見えそうだし、片手でノートを持つのも安定しない。そこでA4のクリップボードを買いました。二つ折りのPUレザータイプで、1,850円ほど。
選んだ理由は、閉じられることです。開いた状態のクリップボードだと、書いた内容が周りから見える。園の名前を並べた比較表を持ち歩くわけなので、そこは隠せるほうがいい。二つ折りなら内側に紙を挟んだまま閉じられます。中にペンを差すループとポケットが付いていて、印刷したチェックシートと、もらったパンフレットを一緒に持ち帰れる。
不満もあります。まず重い。実測で400gほどありました。A4のバインダーとしては普通の重さですが、抱っこ紐で子どもを連れて行くことを考えると、正直もう少し軽いほうがいい。コクヨあたりが出している樹脂製のクリップホルダーなら200g台のものもあるので、軽さを取るならそちらだと思います。私は見た目と、そのまま打ち合わせにも使える点を優先しました。
もうひとつ、開封直後は合成皮革のにおいがそこそこありました。3日ほど部屋に出しておいたら気にならなくなりましたが、届いてすぐ持ち出すのは避けたほうがいいです。
チェックシートそのものは、A4に1園1枚で印刷しました。上半分が事実を書く欄、下半分が自由記述。事実欄は見学中に埋めて、感想は帰りの自転車を止めてすぐ書く。時間が経つと園の印象が混ざるらしいので、そこは当日中にやると決めています。
聞かないと決めたこと
逆に、リストから外した項目もあります。行事の写真販売の値段とか、保護者会の負担とか。気にはなるんですが、初回の見学で聞くと園を値踏みしている感じになりそうで、優先度を下げました。入園が決まった後の説明会でも聞けるはずです。
もうひとつ外したのは、他園との比較を園に尋ねることです。「近くの◯◯園との違いは何ですか」というやつ。答えにくい質問を投げても、得られる情報の質は上がらない気がしました。比較はこちらの仕事です。
行く前に書いておくことにした理由
この記事を見学前に書いているのは、後から書くと結果に引っ張られるからです。入れた園を良く書き、入れなかった園を悪く書く。人間はそうなります。だから、何を見るつもりだったかを先に残しておきたかった。
実際に回ったら、このリストの半分は使えないと分かる可能性もあります。園によって見学のスタイルが違うでしょうし、そもそも質問の時間が取れない園もあるかもしれません。それも含めて、動いてみないと分からない。ここに書いたのは、あくまで9月時点で私が調べて組み立てた準備の中身です。園の運用も自治体の制度も地域差が大きいので、項目は自分の家の条件に合わせて足し引きしてください。
この記事は保育園の準備の個別記事です。申し込みまでに調べたこと全体は保育園の準備を始めた|0歳児クラスの数え方を間違えたで整理しています。

