照明のリモコン|スイッチまで歩かない

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寝室の照明のスイッチが、ドアのすぐ横にあります。ベッドからは3歩。たった3歩なんですが、この3歩が本当に面倒で、去年の冬に後付けリモコンを買いました。結果から言うと、買ってよかったものの、最初に買った1台は使えませんでした。その失敗も含めて書きます。

きっかけは子どもです。2026年の春に第一子が生まれて、寝室で寝かしつけをするようになりました。腕の中で寝たところで電気を消したい。でも動くと起きる。この状況で「あと3歩」がとんでもなく遠くなるんですよね。妻に頼むにも、その妻が隣の部屋にいたら意味がない。

最初に買ったものが使えなかった

最初、何も考えずに「照明 リモコン 後付け」で出てきた安いものを買いました。1,600円くらいだったと思います。届いて箱を開けて、説明書を読んで、そこで気づきました。これは照明器具の電源線に割り込ませて配線するタイプでした。

器具側の電線を切って、リモコン受信ユニットの端子につなぐ。天井裏の配線に触る前提の作りです。この手の作業は電気工事士の資格が要る範囲とされていますし、そもそも賃貸で天井の配線に手を入れるという発想がない。開封済みだったので返品も難しく、そのまま引き出しの中です。1,600円の授業料でした。

調べ直して分かったんですが、後付けリモコンには大きく3タイプあります。引掛シーリングに挟むアダプタ型コンセントの手前に入れるプラグ型、そして私が買ってしまった配線に割り込ませる埋込型です。賃貸で工事なしに使えるのは、前の2つだけ。ここを最初に見分けられなかったのが失敗でした。

2台目は引掛シーリングに挟むタイプ

買い直したのが、引掛シーリングと照明器具の間に挟むアダプタ型です。天井の引掛シーリングから今の器具を外して、アダプタを付けて、その下に器具を戻す。それだけ。工具は要りません。

取り付けは実測で4分でした。脚立に上がって、器具を反時計回りに回して外して、アダプタをカチッと入れて、器具を戻す。難しいところはなかったです。ただ、脚立は必須でした。うちの寝室の天井高は約2m40cmで、私の身長は173cm。手を伸ばしても届きますが、器具を支えながら回すのは無理でした。

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リモコンは単4電池2本。ペアリングのような設定は不要で、電池を入れたら最初から効きました。ボタンはオン、オフ、常夜灯、それと明るさの切り替え。うちの寝室のシーリングライトは調光機能がある機種なので、明るさも変えられます。

1年近く使って、不満に思っていること

いいことばかり書いても仕方ないので、気になっている点を書きます。

まず壁スイッチとの二重管理です。当たり前なんですが、壁のスイッチを切ると、リモコンは効きません。電源そのものが来ていないので。妻が寝室を出るときに壁スイッチで消してしまうと、翌朝リモコンを押しても反応しない。「壊れた」と思って壁まで歩いていく、というのを最初の1ヶ月で3回やりました。今は「壁スイッチは常時オンにしておく」という運用に統一しています。この合意が家庭内で取れないと、リモコン化は成立しません。

次に反応の距離と向き。うちのはベッドから天井まで斜めに約2m50cmですが、布団の中から手だけ出して押すと、たまに反応しません。角度の問題だと思います。腕を上げて天井のほうに向ければ確実。ただ、その動作をすると子どもが起きることがあるので、そこは本末転倒感があります。

3つめがリモコンの置き場所です。これが一番の問題でした。真っ暗な寝室でリモコンを探すのは、壁スイッチまで歩くより面倒です。うちは枕元の棚に、両面テープでリモコンホルダーを貼って固定しました。手探りで同じ場所にある状態にしないと、意味が半減します。

あと、アダプタを挟むぶん器具の位置が数センチ下がります。うちの寝室は天井が高めなので問題なかったですが、もともと天井が低い部屋や、ドアの開閉と干渉しそうな位置にある照明だと、事前に確認したほうがいいと思います。

電池のもちと、2台目を足したときの誤作動

電池は単4が2本。去年の11月に取り付けて、まだ一度も交換していません。1日に平均して6回くらい押している計算なので、リモコンの電池としては普通のもちだと思います。ただ、寒い時期に反応が鈍った日が何度かあって、あれが電池のせいなのか気温のせいなのかは分かっていません。

もうひとつ、これは実際に起きた困りごとです。リビングにも同じ方式のアダプタを追加したら、寝室のリモコンでリビングの照明が反応するようになりました。赤外線が壁を回り込むわけではないので、廊下のドアが開いているときだけ起きる現象です。頻度としては週に1回あるかないかですが、寝る前にリビングが点いていることに気づかず朝を迎えたことが2回あります。

製品によってはチャンネル切り替えができるものもあるようですが、うちのものにはその機能がありません。同じ家に複数台入れるつもりなら、チャンネル設定の有無を先に見ておくべきでした。今はドアを閉めるという運用でしのいでいます。

買う前に確認したほうがいいこと

失敗を踏まえて、確認すべきだと思った点を並べます。

  • 天井の取り付け口が引掛シーリング(角形・丸形)かどうか。直付けの器具だとアダプタ型は使えません
  • 製品が「工事不要」と明記されているか。書かれていないものは配線工事型の可能性があります
  • 対応する消費電力の上限。うちのアダプタは白熱灯換算で表記があり、シーリングライトのW数を確認しました
  • 今の照明にすでにリモコンがあるかどうか。ある場合はそちらを使ったほうが早いです

3つめの消費電力は見落としがちです。私は器具の側面に貼ってあるラベルで定格を確認しました。今どきのLEDシーリングライトなら余裕で収まる範囲でしたが、古い蛍光灯タイプだと数字が大きくなるはずです。

ペンダントライト用という選択肢もある

調べる過程で見つけたんですが、ダイニングの吊り下げ照明に特化したリモコンも売られています。オーム電機のものが有名なようで、こちらも引掛シーリングに挟む方式。工事不要をうたっています。

うちのダイニングはペンダントライトですが、そちらにはまだ入れていません。ダイニングは食事のときに点けて、離れるときに消す。その動線上に必ずスイッチがあるので、リモコン化の必要性が薄いんですよね。リモコンが効くのは「スイッチから遠い場所に長時間いる部屋」だけだと、使ってみて分かりました。寝室とリビングのソファ周りが典型です。

照明を暗くする話について

夜は明るさを落としたほうがいい、という話をよく見かけます。リモコンで段階的に暗くできるようになってから、うちも夜は一段落とすようにはなりました。

ただ、それで寝つきが良くなったとは書けません。そういう説明を見かけることが多い、という程度の話で、私の家で何かが測定できたわけではないので。単純に、暗いほうが子どもがぐずりにくい気がするくらいの実感です。気がする、以上のことは分かりません。

むしろ実用的に効いたのは、常夜灯をワンボタンで呼び出せることでした。夜中のおむつ替えのときに、全灯を点けずに常夜灯だけ点ける。壁スイッチだと引き紐や連打で切り替える必要があって、その操作音で子どもが起きることがありました。リモコンなら無音で切り替わります。これは明確に助かっています。

最後に

3,000円ちょっとで、寝室の面倒がひとつ消えました。費用対効果としては悪くないと思います。ただ、最初の1台を無駄にした原因は、製品の種類を理解せずに値段で選んだことでした。工事不要かどうかは、商品ページのタイトルではなく、説明書きと取り付け図を見て判断したほうがいいです。取り付け図に電線の絵が出てきたら、それは自分では触らないほうがいい製品です。

この記事は照明の個別記事です。家の明かりを1年でどう変えたかは家の照明を1年かけて変えた|明るさより配置で振り返っています。

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