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洗濯槽の掃除の頻度は、メーカーの取扱説明書だと「1〜2ヶ月に1回」と書かれていることが多いです。うちは長いこと年1回でした。理由は、汚れているという実感がなかったから。それが子どもが生まれて部屋干しが増え、洗濯回数が週11回になったあたりで、乾いた洗濯物からうっすら気になるにおいがするようになりました。以来、月1回に切り替えて半年ほど続けています。この記事は、その頻度に落ち着くまでに試した手順と、実際にかかった時間・費用の記録です。ドラム式洗濯乾燥機での話になります。
年1回でよかったのは、洗濯が週5回だったから
結論から書くと、頻度は「洗濯機を何回回すか」と「乾燥まで使うか」でだいぶ変わります。
大人2人だけのころ、うちは週5回でした。しかも半分は乾燥までかけていたので、庫内が高温になって水分が飛ぶ時間が定期的にあった。これで年1回でも特に困らなかったんだと思います。
子どもが生まれてからは事情が変わりました。肌着とスタイは乾燥機にかけたくないので、洗いだけで取り出して部屋干しに回します。つまり、洗濯機のドアを閉めた状態で、湿った庫内が放置される回数が増えた。夜に回して朝取り出すパターンだと、8時間くらい湿ったままです。この状態が週に何度も続くと、さすがに何か起きるだろうと考えて頻度を上げました。
ドラム式は縦型に比べて使う水の量が少ない機種が多く、そのぶん洗浄剤を使ったときの水位も低めになります。取扱説明書に「槽洗浄コース」があるならそれを使うのが早いです。うちの機種は約11時間かかるコースと、約3時間の短いコースの2つがありました。
1回分ずつ小分けになっているタイプにした理由
洗濯槽の洗浄剤は、大きく分けて塩素系と酸素系(過炭酸ナトリウム系)があります。うちは粉末の酸素系を1回分ずつ小分けにしたものを使っています。
選んだ理由は単純で、大袋を買うと計量が面倒だからです。以前は業務用の大袋を持っていたんですが、毎回スプーンで量るのが億劫になって、結局回数が減りました。1包200gで「これ1袋を入れるだけ」という形になっていると、考える工程がありません。頻度を守るには、手順を短くするのが一番効きました。
3個セットで2,500円ほどなので、1回あたり840円前後。月1回なら年間で1万円を超える計算になります。正直、安くはありません。塩素系の液体タイプなら1本あたりの単価はもっと下がるので、コストだけで見れば負けています。
それでもこちらを続けているのは、においが残らないからです。塩素系を使った翌日、槽内に独特のにおいが残っていて、子どもの肌着を入れるのが気になった時期がありました。これは個人の感覚の問題で、性能の優劣ではありません。ただ、うちの生活では判断材料になりました。
注意点として、酸素系は水温が低いと発泡が弱くなります。冬場の水道水は10度前後まで下がるので、そのまま回してもあまり泡が立ちません。40度前後のお湯を張れる機種ならそちらを使う。うちのドラム式は槽洗浄コースで温水が使えるので、その設定にしています。使えない機種の場合、風呂の残り湯を入れる方法が紹介されていることもありますが、取扱説明書で残り湯の使用可否を確認してからのほうが安全です。
実際の手順と、待ち時間の使い方
やっていることは大したことがありません。洗濯物を全部出して、糸くずフィルターと排水フィルターを外して洗い、洗浄剤を1包そのまま投入して、槽洗浄コースを回す。それだけです。
ポイントがあるとすれば、フィルター類を先に洗うことです。ここが詰まっていると、洗浄中に出てきたものの行き先がなくなります。うちは最初これを逆にやって、槽洗浄が終わったあとに排水フィルターを開けたら、黒い細かいものがびっしり溜まっていました。使い古しの歯ブラシで落として、5分ほどかかっています。
もうひとつ、うちで失敗したのが投入場所です。1回目のとき、洗剤の自動投入タンクに粉末を入れそうになりました。ドラム式の自動投入は液体専用のことが多く、粉末を入れると詰まります。洗浄剤は槽の中に直接入れる。説明書には書いてあるんですが、いつもの手つきでタンクの蓋を開けかけていて、妻に止められました。
時間は、11時間コースを夜11時に開始して、翌朝10時に終わる形にしています。実作業は前後合わせて15分くらい。乾燥まで使う機種なら、終わったあとに槽乾燥を30分ほど回しておくと、扉を開けっぱなしにしておく時間が減ります。
ドアパッキンの内側は、洗浄剤では届きません。ドラム式のゴムパッキンの折り返し部分には水と糸くずが溜まりやすいので、ここは布で拭き取っています。この作業を月1回のタイミングでまとめてやるようにしてから、取り出した洗濯物に糸くずがつくことが減りました。
1回目と2回目で、出てくるものが全然違った
頻度を月1回に変えて、いちばん驚いたのは1回目と2回目の差でした。
1回目は、排水フィルターに黒い細かいものが明らかに出ました。年1回運用の1年分がまとめて出てきた形です。ところが翌月の2回目は、ほとんど何も出てこない。3回目以降も同じで、フィルターを開けても糸くずが少し溜まっている程度でした。
これで分かったのは、月1回にした本当の効果は「毎回たくさん取れること」ではなく、「取れるものが溜まる前に流れること」だということです。目に見える成果が出ないので、続けているとやっている意味を疑いたくなる瞬間があります。うちはカレンダーに毎月1日の通知を入れて、判断を挟まないようにしました。
ちなみに、におい対策として毎回やっているのは掃除ではなく、扉を開けておくことのほうです。洗濯が終わったら扉を少し開けたままにして、庫内を乾かす。これを習慣にしてから、洗浄剤を回す間隔をもう少し空けても平気になった実感があります。とはいえ、小さい子どもがいる家では扉の開けっぱなしが危ないこともあるので、うちは日中だけにしています。
洗浄剤とは別に、月1回のタイミングでやっているのが洗剤の入れすぎの見直しです。洗剤が多いと、すすぎで落ちきらなかったぶんが槽の裏に回ります。自動投入の設定を「標準」から一段下げてみたところ、洗い上がりで困ることはありませんでした。うちの洗濯機は水量が少ないので、パッケージの目安どおりだと多かったんだと思います。これは掃除ではないですが、掃除の間隔に効いた変更でした。
頻度をどう決めるか
迷ったときに私が使っている目安は、洗濯機を回す回数です。
- 週5回以下で、半分以上を乾燥までかける → 2〜3ヶ月に1回
- 週7回以上、または洗いだけで取り出すことが多い → 月1回
- 洗ったものににおいが残ると感じたら、間隔に関係なく1回
これは取扱説明書の「1〜2ヶ月に1回」を基準に、うちの使い方で調整したものです。機種や水質でも変わるので、まずは説明書の指定を確認してください。指定より頻繁にやること自体は問題になりにくいですが、洗浄剤の種類を混ぜて使うのは避けたほうがいい。塩素系と酸素系を続けて入れるようなやり方は、製品の注意書きで禁じられていることがあります。
最後に
洗濯槽の掃除は、成果が見えにくいわりに時間がかかる家事です。11時間コースを回している間、洗濯機は使えません。だからこそ、いつやるかを固定してしまったほうがラクでした。うちは毎月1日の夜と決めて、それ以外の日は考えないことにしています。
費用は月に800円ほど。これを高いと見るか安いと見るかは家庭によると思います。私の場合、部屋干しの洗濯物を取り込むときに一瞬ためらう回数が減ったので、続けています。半年やってみて、頻度そのものより「決めた日に必ずやる」ほうが効いたというのが、いまのところの実感です。
この記事は洗濯道具の個別レビューです。3人分になって何を変えたかは洗濯の道具を入れ替えた|3人分になって変えたことにまとめています。

