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洗面台のコップに歯ブラシを3本立てたら、底に水が溜まって、1週間でコップの内側がぬるっとしました。これが我が家の歯ブラシ問題の始まりです。3本というのは私と妻、それに子ども用のシリコンの小さいやつ。子どもはまだ生後5ヶ月で下の歯が2本見えてきたところなので、実質は歯ブラシというより口に入れる練習の道具です。
結論から書くと、最終的に山崎実業のtowerシリーズ、マグネットバスルーム歯ブラシホルダー5連に落ち着きました。約1,210円。ただしこれ、買った当初は付ける場所を間違えて一度失敗しています。その経緯も含めて書きます。
コップ収納をやめた3つの理由
まず、なぜコップをやめたか。ひとつめは水です。歯ブラシを立てると毛先から水が伝って、コップの底に溜まります。うちは朝と夜の2回なので、乾ききる前に次が入る。底に溜まった水を毎回捨てて拭く、というのが地味に面倒でした。ぬめりの話をどこまで書くか迷いますが、要するに洗う頻度が増えるという手間の問題です。
ふたつめは、電動歯ブラシを導入したこと。本体が太くて重いので、コップに立てると重心が高くなって倒れます。実際に洗面ボウルに転がして、朝からため息をついた日が何度かありました。
3つめが子どもの分です。3本目が増えた時点で、コップの中で毛先同士が触れるようになりました。大人2本ならぎりぎり離せたんですが、3本は無理。本数が1本増えただけで成立しなくなるのが、コップという入れ物の限界でした。
浮かせる収納の選択肢を並べてみた
候補は3つありました。吸盤タイプ、粘着テープで壁に貼るタイプ、マグネットタイプです。
吸盤は過去に何度も落としています。うちの洗面所の壁は表面がわずかに凹凸のあるパネルで、吸盤が数日で落ちる。以前使っていたシャンプーラックの吸盤が真夜中に落ちて、風呂場に大きい音が響いて子どもが起きたことがありました。あれ以来、吸盤は候補から外しています。
粘着テープは保持力は強いんですが、賃貸なので剥がすときが怖い。壁紙ごと持っていかれる話はよく見ます。うちは壁に穴を開けられないし、跡も残したくないという条件だったので、これも見送りました。
残ったのがマグネットです。ユニットバスの壁は鋼板が入っていて磁石が付くことが多い、という情報を見て、実際に冷蔵庫のマグネットを持っていって試しました。結果、風呂の壁にはしっかり付いて、洗面所の壁には全く付かなかった。ここが最初の誤算で、私はてっきり洗面台の横に付けるつもりで買っていたんです。
実際に買って、付け直したところ
買ったのは5連タイプで、幅は実測で25cm弱、歯ブラシが5本立てられます。3人分なので2本余りますが、後述する理由でこの余りが結果的に良かった。
洗面所に付かないと分かったので、風呂場の入口すぐの壁面に移しました。ユニットバスは1216サイズの標準的なやつです。ドアを開けて右手の壁、床から140cmくらいの高さ。ここなら私も妻も手が届いて、子どもの手は当然届きません。
結果的に、風呂に付けたほうが良かった点があります。歯みがきを風呂場でやるようになったことです。もともと妻がそうしていて、私は洗面台派だったんですが、ホルダーが風呂にあるので自然と移りました。湯船に浸かりながら磨けるので、電動歯ブラシの2分待ちが苦にならない。これは完全に想定外の副産物です。
1ヶ月使って分かった、良いところと不満
良いところは3つ。まず毛先が浮くので、他人の歯ブラシと接触しません。差し込む部分に歯ブラシの柄を通す形なので、隣と5cmくらい間隔が空きます。3本並べても余裕がある。
次に、位置が自由に変えられること。マグネットなので、気に入らなければ剥がして数センチずらせます。粘着や吸盤だとこの気軽さがありません。私は最初に付けた高さが低すぎて、2日目に10cm上げました。
3つめは、カミソリも挿せることです。商品説明にもカミソリ対応と書いてあって、実際に私のT字カミソリのグリップがちょうど収まりました。5連のうち3本が歯ブラシ、1本がカミソリ、1本が空き。この空きに、子どもの口を拭くシリコンのやつを一時的に置いています。
不満もあります。まず電動歯ブラシ本体は挿さりません。柄が太すぎて入らない。これは商品の問題ではなく私の確認不足で、電動用は別途スタンドを買い足しました。5連あるのに実際に歯ブラシとして使えているのは、妻の手磨き用と子ども用の2本だけです。
次に、マグネットの跡がうっすら残ること。1ヶ月経って一度外してみたら、磁石の当たっていた部分だけ壁の色が違いました。拭いたら消えたので跡というより汚れの差ですが、長期間同じ場所に付けっぱなしにすると気になるかもしれません。
あとは価格。1,210円は歯ブラシ立てとしては安くない。100円ショップにも似た形のものはあります。私が払っているのは、落ちないことと、剥がしても壁が無事なことに対してです。落ちて子どもが起きるコストを一度経験しているので、そこは納得しています。
掃除の手間は減ったのか
正直に書くと、掃除がゼロになるわけではありません。ホルダー自体に水滴は付きますし、下側には少しずつ汚れが溜まります。私は週末に、風呂掃除のついでにホルダーを外して、シャワーで流してタオルで拭くという運用にしています。所要は1分かかりません。
コップ時代は、毎日底の水を捨てて、週に一度は中を洗っていました。それが週1回のシャワーがけだけになったので、手間の総量としては減っています。ただ「置くだけで汚れない」ということではないです。浮かせる収納の記事だと、その辺りが省略されていることがあるので、ここははっきり書いておきます。乾きやすい形にしても、掃除は要ります。
ついでに変えた、洗面台まわりの2つ
歯ブラシを風呂に移したことで、洗面台の上が空きました。それまではコップと歯みがき粉と、私のヘアワックスと、妻の化粧水が並んでいて、鏡を拭くたびに全部どかしていたんです。歯ブラシ3本とコップがなくなっただけで、拭く動作が1回で終わるようになりました。
もうひとつ、歯みがき粉のチューブも風呂側に移すか迷ったんですが、これは洗面台に残しました。理由は単純で、風呂場だとチューブの外側が濡れて、置いた面に輪じみができるからです。今は洗面台の小さいトレイに立てて、風呂で磨く日は持って入る運用にしています。全部を浮かせようとすると、かえって動線が増えるというのが、この1ヶ月で分かったことです。
3人目、4人目が増えたときの話
5連を選んだのは、将来子どもが自分で磨くようになったときに枠が足りるからです。今は3本ですが、子ども用が本物の歯ブラシに変わって、仕上げ磨き用がもう1本増えると4本。それでもまだ1本空きます。
逆に言うと、大人2人だけの家なら2連や3連で足ります。幅25cmは、狭いユニットバスの壁だとそれなりに存在感がある。うちは付ける場所に余裕があったので5連にしましたが、シャワーフックの近くしか磁石が付かないような間取りだと、幅が邪魔になる可能性はあります。
買う前にやるべきことは、たぶん1つだけです。冷蔵庫のマグネットを持って、付けたい壁に当ててみる。私はこれを買った後にやって、置き場所を全部組み直すことになりました。5分で済む確認を後回しにすると、こうなります。
この記事は風呂・洗面まわりの個別レビューです。何から入れ替えたかの全体は風呂と洗面まわりを入れ替えた|毎日触るものから変えるにまとめています。

