折りたたみ傘|壊れない条件を探した

※ この記事にはプロモーションが含まれています。

折りたたみ傘を3年で4本壊しました。1本目は骨が折れ、2本目は関節が抜け、3本目は生地と骨のつなぎ目が裂け、4本目は風で反転したまま戻らなくなった。壊れた場所を並べてみると、壊れる箇所はだいたい決まっていることが分かります。

4本目を捨てた時点で、軽さと携帯性を優先するのをやめました。今使っているのは親骨60cmの大きめの晴雨兼用で、3,890円。重さは実測で約280gあります。以前使っていた軽量モデルの2倍近い。それでも1年半、まだ壊れていません。

壊れた4本の、壊れた場所

順に書きます。1本目は駅で買った1,000円くらいのもの。強風の日に骨が1本、根本から折れました。素材は細いスチールで、曲がったあと戻らなくなり、そのまま生地を突き破りました。

2本目は5段折りの超軽量タイプ。150gを切っていて、カバンに入れても存在を忘れる薄さでした。半年で畳んだときの関節が抜けた。5段折りということは、1本の骨に関節が4つあるということで、そのうち1つが緩んだだけで畳めなくなります。

3本目は生地の縫い付け部分。骨の先端と生地を留めている部分が裂けました。強風で引っ張られた結果です。生地は無事なのに使い物にならない。ここは修理も難しい箇所でした。

4本目は耐風構造を謳っていたモデルで、確かに反転しても壊れませんでした。ただ、反転から戻すときに骨の中間ジョイントに無理な力がかかったらしく、3回目の反転で戻らなくなった。反転してよい設計と、反転しても劣化しない設計は別だということです。

骨の本数と段数で、だいたい決まる

4本壊してから調べ直したところ、折りたたみ傘の耐久性で見るべき点は絞られると分かりました。一般的に言われているのは次のような内容です。

まず段数。3段折りより4段、5段と細かくなるほど関節が増え、そのぶん弱くなります。私の2本目がまさにこれでした。携帯性は上がりますが、可動部が増えるということは故障点が増えるということです。今の傘は3段折りです。

次に骨の本数。6本骨より8本骨のほうが1本あたりにかかる力が分散します。生地の張りも均等になるので、風を受けたときに片側だけが持っていかれにくい。ただし本数が増えると重くなります。私の今の傘は8本骨で、これが280gの理由のひとつです。

それから骨の素材。スチールは安いですが曲がると戻りません。グラスファイバーやカーボンは、しなって元に戻る性質があるとされています。1本目が折れたのは細いスチールだったからで、今のものは受骨にグラスファイバーが使われています。強風の日に大きくしなりますが、風が止むと戻る。この挙動を最初に見たときは少し不安になりましたが、折れないための構造だと理解しました。

今使っている60cmのもの

買い替えのとき、もうひとつ条件を足しました。大きいことです。子どもをベビーカーに乗せて歩くようになって、自分だけが濡れない傘では意味がなくなりました。

親骨60cmというのは折りたたみ傘としては大きい部類で、開くと直径100cmを超えます。一般的な折りたたみが親骨55cm前後なので、5cmの差ですが、開いたときの面積で言うと2割ほど広い。ベビーカーの幌に少しかぶせながら歩けるのは、この大きさのおかげです。

晴雨兼用にしたのも意図があります。夏の日中に子どもと外を歩く機会が増えて、雨が降っていなくても差す日が出てきました。私が買ったものは遮光率100%、UVカット率100%という表記で、生地の裏に遮熱コーティングがされています。実際に差すと、直射日光の下に立ったときの首まわりの感じは明らかに違いました。温度を測ったわけではないので、数字での比較はできません。

日傘 折りたたみ メンズ 遮熱 晴雨兼用 大きい 60cm 遮光率100% UVカット率100% 紫外線対策 熱中症対策 通勤 通学 スポー

日傘 折りたたみ メンズ 遮熱 晴雨兼用 大きい 60cm 遮光率100% UVカット率100% 紫外線対策 熱中症対策 通勤 通学 スポー

Amazonで見る楽天市場で見る

重さ280gという代償

良いことばかりではありません。まず重い。カバンの総重量を1.3kgまで削った身としては、280gは無視できない数字です。以前の150gの傘と比べると、リュックが明らかに重くなりました。

それと長い。畳んだ状態で約29cmあります。5段折りのものは20cmを切っていたので、9cmの差。私は12Lのリュックを使っているんですが、この傘を縦に入れると内側の仕切りに斜めに入れることになります。小さめのバッグには入りません。

それから、手元が太めです。しっかりした持ち手が付いている分、畳んだときの束が細くなりません。傘だけを見れば持ちやすさに直結するので良い点なんですが、リュックのサイドポケットには収まりませんでした。サイドに挿す運用を想定している人は、実測の直径を見ておいたほうがいいと思います。

もうひとつ、畳むのに時間がかかる。8本骨で生地が大きいので、きれいに畳もうとすると30秒くらいかかります。雨の中、片手でベビーカーを押しながらでは無理です。私は電車に乗る前に濡れたまま雑に巻いて、傘カバーに突っ込んでいます。専用の吸水カバーを別途500円ほどで買い足しました。

あと、遮熱コーティングは擦れに弱いらしく、乱暴に畳み続けると劣化するという話を目にします。1年半使った今のところ剥がれは見えませんが、雑に扱っている自覚はあるので、そのうち出るかもしれません。

壊れにくさで見るポイント

4本壊して1本残った経験から、私が次に買うときも見るであろう項目を書いておきます。3段折りであること、骨が8本あること、受骨がグラスファイバーであること。この3つだけです。

逆に、「耐風」という言葉は決め手にしませんでした。4本目がそれで壊れたからです。反転して戻る構造は、あくまで一度の突風で全損しないための保険であって、繰り返しに耐える保証ではないと考えています。風の強い日は差さない、というのがいちばん確実な対策でした。

もうひとつ、自動開閉かどうかも見ました。結論としては手動を選びました。自動開閉はバネと機構が入るぶん重くなりますし、故障点も増えます。片手で開けられるのは魅力的で、実際ベビーカーを押しながらだと手動は少し面倒です。ただ、私が壊した4本のうち2本は可動部の故障だったので、機構は少ないほうがいいという判断が勝ちました。ここは使う場面によって答えが変わるところだと思います。

それと、修理できるかどうかも今は少し気にしています。骨が1本折れただけで買い替えるのはもったいない。ただ、折りたたみ傘の修理は長傘より難しく、部品も手に入りにくいのが実際のところです。だから最初から壊れにくいものを買う、という方向に落ち着きました。

持ち歩くかどうかも含めて考える

最後にひとつ、身も蓋もない話をします。重い傘に替えてから、毎日は持ち歩かなくなりました。前日の夜に降水確率を見て、40%を超えていたら入れる。それ以下なら置いていきます。

結果として、傘を持ち歩く日数は月に10日ほどから4〜5日に減りました。280gを毎日運ぶのは無理でも、週1〜2回なら気になりません。軽い傘を毎日持つのと、重い傘を必要な日だけ持つのでは、後者のほうが合計の負担は軽いという計算になります。

置き傘を増やしたのも同じ理屈です。長傘を1本、オフィスのロッカーに入れっぱなしにしました。週1〜2回しか出社しないので稼働率は低いですが、そこに1本あると分かっているだけで、持ち出す判断が楽になります。折りたたみ傘は「どこにも傘が無い場所で降られたとき」の道具だと考えると、常に持つ必要はないんですよね。

もちろん予報を外して濡れた日もあります。年に2回くらい。そのときはコンビニで買うか、駅で雨宿りしています。折りたたみ傘を4本壊した3年間より、今の運用のほうが出費も手間も少ないので、私はこれでいいと思っています。

この記事は持ち物の個別レビューです。カバンの中身をどう減らしたかはカバンの中身を減らした|1年で持ち歩かなくなったものにまとめています。

タイトルとURLをコピーしました