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部屋干しの場所が足りなくなって、天井付けの物干しを本気で検討しました。結論から書くと、うちは自立式にしました。理由は性能ではなく、賃貸だからです。2LDKの賃貸マンションで、天井に穴を開けるのは現実的ではなかった。ただ、調べていくうちに、賃貸でなかったとしても自立式を選んだかもしれないと思う点がいくつか出てきました。子どもが生まれて洗濯が週11回になった家で、半年使った記録として書いておきます。
ベランダ幅1.5mでは、そもそも足りない
うちのベランダは幅が1.5mしかありません。物干し竿は1本。ここに大人2人分のシャツを干すと、それだけで埋まります。
子どもが生まれてからは、洗濯機を回す回数が週5回から週11回になりました。しかも、肌着とスタイは乾燥機にかけたくないので洗いだけで取り出します。乾燥機を持っているのに、干す量はむしろ増えた。これが誤算でした。ドラム式の乾燥があるから干す場所は要らないだろう、と思っていたんですよね。
実際の量で言うと、1回の洗濯で子どものものが15枚前後。肌着、スタイ、ガーゼ、靴下。小さいものが大量に出ます。大人の洗濯物と違って、1枚あたりの面積は小さいのに枚数が多いので、必要になるのは「広い面」ではなく「たくさんの吊り下げ点」でした。
天井付けを調べて分かったこと
天井付けの物干しは、大きく分けて2種類が紹介されていることが多いです。使うときだけ竿を下ろす昇降式と、フックだけを天井に埋め込んで竿を渡すシンプルなタイプ。
どちらも、天井の下地に固定するのが前提になります。石膏ボードだけでは持たないので、下地の位置を探して、そこにビスを打つ。賃貸だと、まず原状回復の話になります。管理会社に確認せずにやるものではありません。
持ち家の知人に聞いた範囲では、設置してよかったという声が多かったです。使わないときに視界から消えるのが最大の利点らしい。うちのように自立式を部屋の真ん中に置くと、干していない日でも存在感があります。ここは天井付けの明確な勝ちだと思います。
一方で気になったのが、位置を後から変えられないことです。天井に固定してしまうと、家具の配置換えができなくなる。子どもが動き始めたらリビングのレイアウトを変えることになるはずで、その時点で干す場所が固定されているのは、うちだと不便になりそうでした。
あとは耐荷重です。製品によって8kgから15kgくらいまで幅があると紹介されています。うちの1回分の洗濯物は、濡れた状態でおよそ5〜6kg。数字上は足りるものが多いものの、シーツやバスタオルをまとめて干す日を考えると、余裕を見て選ぶ必要があります。
折りたたみの自立式を選んだ
買ったのは、折りたたみができる自立式の室内物干しです。使わないときは畳んで、洗濯機の横の隙間に立てて収納しています。
3,700円前後。同じメーカーには、部屋の柱と柱の間に突っ張って使う伸縮タイプもあります。うちは最初にそちらを検討したんですが、リビングに突っ張れる位置がなくて断念しました。壁から壁までの距離が測れるなら、そちらのほうが場所を取りません。
使ってみて一番助かったのが、高さを変えられることです。低い位置に設定すると、子どもの小さい洗濯物を干すときに腕を上げなくて済む。抱っこでどこか痛めている日は、この差が大きいです。逆に、シーツを干すときは高くして床から離す。1日の中で2回設定を変えることもあります。
畳んだときの厚みは10cm弱で、洗濯機と壁の隙間にちょうど入りました。ここは買う前に測っておいてよかった点です。組み立ては袋から出して脚を開くだけで、5分もかかっていません。工具も使いませんでした。
半年使って不満だったところ
いいことばかりではありません。まず、干したまま移動できないと思っていたほうがいいです。うちのものはキャスターがないタイプなので、洗濯物をかけた状態で持ち上げると、バランスを崩して倒れかけました。1回やってやめました。
次に、風の当たり方です。自立式は部屋の中央に置くことになりがちで、エアコンや扇風機の風が届く位置に置けるかどうかで乾く速さが変わります。うちは最初、部屋の隅に置いていて、内側の洗濯物が半日経っても乾いていませんでした。サーキュレーターを下から当てる位置に移してから、体感で3割ほど短くなっています。
それと、生活動線を横切ります。リビングの一角に立てると、通り道が狭くなる。来客の予定がある日は、干し始める時刻を逆算して、その前に取り込めるようにしています。天井付けなら、この問題は起きません。ここは素直に負けています。
もうひとつ、安定性の話。うちの製品は脚がX字に開くタイプで、片側にだけ重いものを集中させると傾きます。バスタオル2枚を端に寄せて干したら、片脚が浮きました。重いものは中央、軽いものを外側という順番にしてからは起きていません。
置き場所を変えたら乾く時間が変わった
自立式の良し悪しは、製品そのものより置き場所で決まる部分が大きかったです。うちで試した3ヶ所の結果を書いておきます。
- リビングの隅(壁2面に接する位置):内側が半日たっても乾かない
- リビング中央:全体は乾くが、通り道を塞ぐ
- エアコンの真下から少し外した位置:いまここ。夜11時に干して朝7時にはほぼ乾く
3番目に落ち着いた理由は、サーキュレーターを床から斜めに当てられるからです。風を下から入れて、洗濯物の間を抜けさせる。上から当てるより、この向きのほうが早く乾きました。時間を正確に測ったわけではないものの、以前は朝の時点で袖口が湿っていたのが、いまはそれがありません。
干し方も変えました。長いものを外側、短いものを内側にして、下側に空気が抜ける三角の空間を作る。よく紹介されているやり方ですが、実際に並べ替えてみると違いが分かります。うちは子どものスタイのような小さいものが大量に出るので、それを内側に集めると乾きが遅い。逆に、小さいものは外側の風が当たる位置に回すようにしました。
結局どちらを選ぶかの基準
迷っている人向けに、うちの判断基準を書いておきます。
賃貸なら、まず自立式か突っ張り式です。天井に穴を開ける工事は、退去時の費用が読めません。持ち家で、干す場所を今後10年変えないと決められるなら、天井付けの利点が出ます。使わないときに見えないというのは、狭い部屋では効きます。
費用の差もそれなりにあります。自立式は3,000円から5,000円くらいで買えて、失敗しても捨てられる金額です。天井付けは製品代に加えて、自分で施工しないなら工事費がかかる。合わなかったときに戻せるかどうかで見ると、最初の1台としては自立式のほうが安全でした。
それと、干す量が変動するかどうか。うちは子どもが大きくなれば洗濯物の内容も量も変わります。いまは小さいものが大量ですが、数年後は違うはず。位置も高さも変えられるものにしておいたほうが、対応の幅は広いと考えました。
逆に、量が安定していて、干す場所も決まっているなら、固定してしまったほうが日々の手間は減ります。毎回出して畳むという工程が、自立式には必ずついてくるからです。
最後に
半年使って、自立式にしたこと自体に後悔はありません。ただ、リビングに物干しが立っている光景に慣れるまでは、1ヶ月くらいかかりました。部屋が狭く見えるのは事実です。
もし次に引っ越して持ち家になるなら、天井付けを検討すると思います。そのときも、いまの自立式は残すつもりです。梅雨時に洗濯を2回回す日は、干す場所がひとつでは足りませんでした。どちらか一方に決める話ではなく、足りないぶんを足す話なのかもしれません。
この記事は洗濯道具の個別レビューです。3人分になって何を変えたかは洗濯の道具を入れ替えた|3人分になって変えたことにまとめています。

