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名前つけの道具は、シールとスタンプのどちらかを選ぶものだと思っていました。実際に両方買ってみると、そもそも競合していない。貼る場所と押す場所がきれいに分かれていて、片方だけだと必ず穴が空きます。うちはまだ保育園に通っていません。生後6ヶ月で、来年4月の入園に向けて準備している段階です。それでも名前つけの道具は先に買いました。園が決まる前でも使えて、家の中で練習できるからです。買って2ヶ月ほど使った、その範囲の話を書きます。
先に結論|貼れない場所があるからスタンプが要る
シールは、平らで硬い面に強い。コップ、スプーン、哺乳瓶、プラスチックの弁当箱。ここはシールが圧倒的に速いです。剥離紙から剥がして押さえるだけなので、1枚2秒で終わる。
問題は布です。肌着、タオル、靴下、おむつ。シールを貼っても洗濯で剥がれるし、そもそも伸びる生地には密着しない。アイロン接着タイプのシールもありますが、1枚ずつアイロンを当てる時間がばかにならない。枚数が多い布物は、押すほうが速いというのが2ヶ月使った実感です。
逆に、スタンプが弱いのは硬くてつるつるした面です。コップに押しても、乾く前に触れば滲むし、洗えば落ちる可能性がある。専用のインクを使えば油性面にも押せると書かれた製品はありますが、確実性という意味ではシールに分があると思っています。
お名前スタンプを買った
買ったのはオーダーメイドのお名前スタンプのセットで、2,980円ほどでした。注文時に名前を指定すると、その名前が彫られたゴム印が複数サイズ届く形式です。うちのセットはひらがな、漢字、ローマ字が入っていて、大きいものから極小まで10本以上ありました。おむつ用の大きいサイズと、肌着のタグに入る小さいサイズが両方あるのが選んだ理由です。
使ってみて良かったのは、失敗しても押し直せることです。シールは剥がすと粘着が残るので、貼り直しが面倒。スタンプは、布なら多少ずれても実害がありません。あと、単純に手書きより速い。名前を書くこと自体は10秒で終わるとしても、それが50枚あると10分近くかかる。スタンプなら3分弱です。
不満もあります。まず、押した直後は乾いていないので触れません。布用インクは完全に乾くまで少し時間がかかりました。うちは押した後、床に並べて15分ほど放置しています。10枚まとめて押すときは、置く場所を先に確保しておかないと詰まる。
もうひとつ、セットのケースがそれなりに場所を取ります。スタンプ本体が10本以上、インクパッド、補充インク、ピンセット。専用ケースに収まってはいますが、文庫本より一回り大きい箱が1つ増える感覚です。使う頻度を考えると引き出しの一等地は取れないので、うちはリビングの収納の2段目に置いています。
最初にやった失敗
買ってすぐ、肌着に押して洗濯機に放り込みました。結果、薄くなりました。
後から説明書を読み直したら、布に押した後はアイロンをかけて定着させる手順が書いてありました。うちのセットは「アイロン不要」と書かれたインクも入っていたので、そちらだと思い込んでいたんです。実際には、インクの種類によってアイロンが要るものと要らないものがある。ここは製品によって違うので、届いたら必ず自分のセットの説明を読んでください。私は肌着3枚を薄くしました。
もうひとつの失敗は、押す力です。最初、スタンプらしくしっかり押し込んだら、輪郭が潰れて名前が読めなくなりました。特に小さいサイズのスタンプは、文字と文字の間が狭いので、押し込むとインクが広がって埋まる。垂直に置いて、体重をかけずに数秒当てるくらいでちょうどよかったです。
あと、布の下が柔らかいと押しが甘くなります。私はカッターマットの上に布を広げて押しています。テーブルの上に直接だと、生地が沈んで端がかすれる。
シール側は何を買ったか
シールは防水・耐水タイプを1,250円ほどで買いました。アイロン不要で、食洗機とレンジに対応をうたっているものです。
コップ、離乳食のスプーン、マグ、歯ブラシ。このあたりは全部シールです。特に食洗機に入れるものは、剥がれないかが心配でしたが、2ヶ月使って完全に剥がれたものはありません。ただ、何度も高温で洗ったマグは、シールの角がわずかに浮いてきました。貼るときに角までしっかり押さえるのと、洗剤が当たりやすい縁の近くを避けるのが効きそうです。
買ったセットへの不満は、サイズの構成です。小学校の算数セット向けをうたっている商品なので、極小サイズが大量に入っていて、大きめのシールが少ない。乳児用の持ち物は、コップや靴の中敷きのように面積のあるものが多いので、大きいサイズが多いセットのほうが向いていました。買う前にサイズごとの枚数の内訳を見ておけばよかったです。
実際の使い分け
今の運用はこうなっています。硬い物とプラスチックはシール。布とおむつはスタンプ。木のおもちゃなど中間のものは、目立つ場所ならシール、隠れる場所ならスタンプ。
金額で言うと、シールが1,250円、スタンプが2,980円で、合わせて4,230円。名前つけだけに4,000円超えは高い気もしますが、手書きにかかる時間を考えると悪くない投資だと思っています。特にスタンプはオーダーメイドなので、名前が変わらない限り数年使えるはずです。
調べていて知ったのは、おむつに1枚ずつ記名を求める園があるということ。1日6枚として1ヶ月で180枚。これを手書きするのは現実的ではないので、その園に決まったらスタンプが必須になります。逆に、おむつを園で用意してくれる園なら、スタンプの出番はぐっと減る。園の運用によって、必要な道具が変わるのがややこしいところです。
どちらか片方だけ買うなら
予算の都合で1つに絞るなら、私はスタンプを選びます。理由は、布に名前を付ける手段が他にないからです。硬い物への記名は、最悪、油性ペンで書けば済む。多少見た目が悪くても実用にはなります。布に油性ペンで書くと滲むし、洗うと薄くなる。ここを埋められるのがスタンプしかない。
ただし、これは布物が多い園に入る前提の話です。おむつも布団カバーも園で用意してくれる園なら、シール1つで足りる可能性がある。私はまだ園が決まっていないので、両方あるほうが安全だと判断して両方買いました。
もうひとつ考え方として、シールは消耗品でスタンプは道具です。シールは使えばなくなるので、追加注文が要る。スタンプはインクを補充すれば続く。長く使うなら、スタンプのほうが単価は下がっていくはずです。
買うタイミングについて
入園グッズの多くは園が決まってからでないと買えませんが、名前つけの道具は例外だと思っています。名前だけが入っていて園名やクラス名が入らないものを選べば、どの園になっても無駄にならない。それに、家の中で先に使っておくと、押し方のコツや足りないサイズが分かります。
私は肌着3枚を薄くする失敗を、入園前に済ませられました。2月や3月に大量の名前つけをする段階で初めて触っていたら、あの失敗はもっと痛かったはずです。練習台として自宅の物を使えるうちに買っておく、というのが今のところの結論になります。
もちろん、園の指定で記名の位置や方法が決まっている場合もあるようです。そこは入園が決まってから確認するしかない。ここに書いたのは、まだ通っていない家庭が9月の時点でできる準備の範囲の話です。
この記事は保育園の準備の個別記事です。申し込みまでに調べたこと全体は保育園の準備を始めた|0歳児クラスの数え方を間違えたで整理しています。

