リビングの明るさ|子どもが遊ぶ床を基準にする

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リビングの明るさを考えるとき、私はずっとダイニングテーブルの上を基準にしていました。テーブルが十分明るければ足りている、と。ところが子どもが生まれて、生活の重心が床に移ってから、その基準が合っていないことに気づきました。大人が明るいと感じている高さと、子どもがいる高さは、70cmずれている。

都内近郊の2LDK賃貸で、リビングダイニングが約12畳。妻と生後5ヶ月の子どもと3人です。賃貸なので配線工事はできず、引掛シーリングに付くものを付け替えるだけ。その範囲で、床を基準に照明を見直した記録です。

テーブルの上と床で、数字がここまで違った

照度計のアプリで、同じ時間帯・同じ照明の設定で何ヶ所か測ってみました。アプリなので絶対値は当てになりませんが、同じ条件での比較なら傾向は見えます。

まずダイニングテーブルの天板。ここは天井のシーリングライトのほぼ真下なので、いちばん高い数値が出ます。次にその真下の床。テーブルの天板に遮られるので、当然ですが大きく落ちる。そしてプレイマットを敷いているリビング側の床。ここが一番低かった。

プレイマットの位置は、天井の光源から水平方向に2mほど離れています。光は距離が離れるほど弱くなるので、これも当然といえば当然。ただ、数字にして初めて「そんなに違うのか」と思いました。私がテーブルで新聞を読める明るさと、子どもが寝転がっている場所の明るさは、別物だったんです。

影を作っていたのは、照明ではなく家具だった

床が暗い理由をもう少し追いかけると、原因の多くは家具でした。

ソファの前の床は、ソファの背もたれが光を遮っています。ダイニングテーブルの下はテーブルそのもの。ローテーブルの脇も同じで、天井の1点から光が来ている以上、床に近いほど、家具の影の面積が増えます。

子どもがおもちゃを転がすと、だいたい家具の陰に入っていく。ボールがソファの下に入って、暗くて見えず、スマホのライトで探すというのを何度もやりました。落ちている小さいパーツを見落とすのも、この暗さのせいだと思っています。誤飲が怖い時期なので、ここは実用上けっこう切実でした。

もうひとつ、自分の影が邪魔になる場面があります。床にしゃがんでおむつを替えるとき、光源は自分の背中側にあるので、作業している範囲がちょうど自分の影に入る。夜中だと余計に暗い。うちはおむつ替えの場所を、天井の光源に対して斜めになる向きに変えました。マットの向きを90度回しただけですが、影の落ちる方向が変わって手元が見えるようになっています。照明を替える前に、物の向きを変えるだけで解決することもある。

天井のライトは、むしろ安いものに替えた

床を明るくしたいなら天井を強くすればいい、と最初は考えました。14畳用や18畳用の製品を調べて、1万円台のものをカートに入れたところまでいっています。

やめた理由は2つあります。ひとつは、天井を強くしても家具の影は消えないこと。光源が1点にある限り、影の位置は変わらず濃くなるだけです。もうひとつは、仰向けで寝ている子どもが天井の光源を正面から見る位置にいること。強い光源をまっすぐ見上げる形になるのは、単純に落ち着かないだろうと思いました。

結果として、天井は調光調色ができる薄型のシーリングライトにしています。楽天のセールで2,182円だった丸型のもので、リモコンで明るさと色温度を切り替えられて、常夜灯とタイマーが付いているタイプです。6畳から12畳まで同じシリーズで畳数が選べるようになっていて、うちはリビングダイニングが約12畳なので12畳のものにしました。

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選んだ決め手は、カバーが乳白色で、光源の粒が直接見えないことでした。最近はクリアフレームのおしゃれな製品も多くて、Amazonだとアイリスオーヤマの14畳用・薄型のものが人気です。デザインは正直そちらのほうが良い。ただ、透明な部分から光の粒が見える構造は、寝転がって見上げる時間が長い家では避けたほうがいいと判断しました。

不満も書いておくと、まずリモコンの反応が斜めからだと鈍いこと。ソファの端からだと1回で反応しないことが週に何度かあります。それと調光の段階が細かいわりに、暗いほうの3段階はどれも似ていて違いが分かりにくい。数字上の段階数と、実際に使い分けられる段階数は違うんだな、というのが使ってみた感想です。タイマーも付いていますが、うちは寝る時間が子どもの機嫌で毎日ずれるので、一度設定して使うのをやめました。

あと取り付けのとき、カバーをはめるのに10分かかりました。回して爪を引っ掛ける形式で、脚立の上で頭上に力を入れる作業になります。1人でやらないほうがいいです。

床を明るくしたのは、天井ではなく低い位置の明かりだった

実際に床の数値を上げたのは、フロアランプ2台とテープライトでした。

フロアランプはソファの横と、プレイマットの隅に近い壁際。高さ150cmくらいのもので、上に向けて壁と天井に反射させています。直接照らすのではなく反射させると、影が薄くなる。これが効きました。ソファの前の床の数値が、体感でも分かるくらい上がっています。

テープライトはテレビ台の下と、本棚の下段に貼りました。1mで1,800円ほどのもので、コンセントに挿すタイプ。狙いは雰囲気ではなく、床すれすれの高さから光を出して、家具の陰を埋めることです。おもちゃがソファの下に転がっても、以前より見つけやすくなりました。

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ただ、テープライトは子どもが触れる高さに貼ると剥がされます。うちはまだハイハイをしていないので大丈夫ですが、動き出したら位置を上げるつもりです。両面テープの粘着は強いので、賃貸の壁に直貼りせず、マスキングテープを下に噛ませるのを勧めます。私は一度、剥がすときに壁紙を5cmほど持っていきました。

まぶしさは、明るさとは別に管理している

床を明るくするのと同時に、上を見上げたときのまぶしさは減らしたいと考えました。この2つは両立します。光源を増やして1つあたりを弱くすればいい。

いまのうちのリビングは、天井を100%にすることがほとんどありません。夕方から夜のはじめは天井を60%くらいにして、フロアランプ2台とテープライトを足す。合計の消費電力はむしろ減っていますが、床の明るさは上がっています。

この配分に落ち着くまでに、一度やりすぎた時期もありました。フロアランプを買った直後、うれしくなって天井を消し、床置きの明かりだけで過ごしてみたんです。雰囲気は良かった。ただ2日でやめました。理由は、おもちゃの片付けができないから。床全体をざっと見渡して落ちているものを拾う、という作業には、上からの光がやっぱり要る。雰囲気重視の配置は、子どもが起きている時間帯には向いていませんでした。いまは、寝かしつけが終わった21時以降だけその状態にしています。

照明と目の疲れや眠りの関係については、明るさや色温度が影響するとされる説明をよく見かけます。ただ、乳児について自分で確かめられることではないので、そこは断定しません。うちがこの形にしているのは、大人が見ていて落ち着くからという以上の理由はないです。

いま人に聞かれたら

まず床で測ってみることを勧めます。スマホのアプリでいいので、大人が普段見ている高さと、子どもが遊んでいる場所の両方。数字が半分以下になっていたら、天井を買い替えるより先に、低い位置に明かりを足したほうが安く済みます。

うちがリビングにかけた費用は、シーリングライト2,182円、フロアランプ2台で1万円弱、テープライト2本で3,600円。合計1万6,000円くらいです。最初にカートに入れていた18畳用のシーリングライト1台と、そう変わらない金額でした。

この記事は照明の個別記事です。家の明かりを1年でどう変えたかは家の照明を1年かけて変えた|明るさより配置で振り返っています。

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